ハウス栽培におけるニラの窒素施肥法改善

タイトル ハウス栽培におけるニラの窒素施肥法改善
担当機関 道南農試
研究課題名
研究期間 2000~2004
研究担当者 阿部珠代
坂口雅巳
中住晴彦
日笠裕治
発行年度 2005
要約 ハウス栽培におけるニラの生産性と品質を向上させるための窒素施肥法(kg/10a)は、定植年は基肥10、分施8+8、収穫年は基肥8、分施6+6+6とする。
キーワード ニラ、ハウス栽培、窒素施肥、養分吸収特性
背景・ねらい
ニラのハウス栽培においては、新しい品種や栽植様式に対応した施肥管理が求められている。そこで周年的な養分吸収特性を明らかにし、栽植年次ごとの窒素施肥量および施肥方法を明らかにする。

成果の内容・特徴 1.現地ほ場の実態調査では定植年の窒素基肥量が多く、土壌熱水抽出性窒素や土壌有効態リン酸含量が高い傾向にある。
2.窒素含有量は定植年は定植25日後まで少なく、それ以降は9月中旬まで急激に増加する。収穫年は収穫の後、9月中旬まで窒素含有量が増加する。9月中旬以降休眠までは各年とも地上部の窒素含有量は停滞する(図1)。
3.目標収量は従来は毎年5.0t/10aだったが、生育特性と現地実態から収穫初年目には他の収穫年と比べて低収のため4.0t/10aとし、2年目以降は6.0t/10aとする。
4.定植年の窒素施肥は基肥を10kg/10a程度とし、分施を定植25日後と50日後に8kg/10aずつおこなうことで、翌春(収穫1年目)の収量レベルも維持される (表1)。
5.収穫年の窒素基肥を8kg/10aとすることで目標収量に達する(表2)。分施については6kg/10aずつを収穫終了時と7月、8月の3回にわけて施用することが窒素吸収量と目標収量からみて適当である(表3)。
6.以上から、ハウス栽培におけるニラの窒素吸収特性に基づく窒素施肥法を定植年は26(10+8+8)kg/10aの早期分施型、収穫年も26(8+6+6+6)kg/10aとする(表4)。

成果の活用面・留意点
1.ハウス促成および半促成作型に適用する。
2.北海道施肥ガイドの区分で土壌窒素肥沃度水準Ⅱ(標準)における試験である。
3.土壌窒素肥沃度の分析法は露地野菜畑と同様に熱水抽出性窒素とする。
平成17年度における北海道農業試験会議(成績会議)における課題名及び区分
「ハウス栽培におけるにらの窒素施肥法改善」(普及推進)
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010003843
カテゴリ 栽培技術 施肥 にら 品種

この記事は