水稲のYES!clean栽培高度化に向けた技術体系

タイトル 水稲のYES!clean栽培高度化に向けた技術体系
担当機関 上川農試・技術普及部・技術体系化チーム、中央農試・技術普及部・技術体系化チーム
研究課題名
研究期間 2004~2005
研究担当者 宮森康雄
水越 亨
柳原哲司
楠目俊三
小倉玲奈
丹野 久
安岡眞二
飯田修三
西海豊顕
田中文夫
橋本庸三
竹内 稔
濱村寿史
菅原 彰
発行年度 2005
要約 雑草発生予測法、2回代かき法、温湯種子消毒法、病虫害発生モニタリング法、水面施用剤の導入により農薬成分の延べ使用回数5回(慣行栽培の25%)以内、総窒素施肥量の30%を有機質肥料で代替する栽培が可能であることを実証し、YES!clean栽培の高度化に向けた農薬・有機質肥料利用技術体系を示した。
キーワード クリーン農業、YES!clean栽培、減農薬、減化学肥料、技術体系
背景・ねらい
従来のYES!clean栽培基準より農薬成分使用回数の削減をすすめ、総窒素施肥量の30%以上を有機質肥料で代替する栽培体系の現地実証を行い、より高度なYES!clean栽培の普及を図る。

成果の内容・特徴 1.除草剤2成分1発剤1回処理ないし1成分初期剤1回処理による雑草防除により、ノビエ、ホタルイ、一年生広葉雑草の発生が少ない圃場では、対照(3~4成分)と比較して雑草害が問題視されない程度まで雑草の発生を抑制することが可能である。2回代かき+1成分では、2年目で2成分とする必要があり、2回代かき+機械除草では残草対策が必要である。これらの成果などから除草防除対応フローを図1に示す。
2.いもち病に対しては、温湯種子消毒および発生モニタリング調査を活用することにより、殺菌剤成分回数を1回以下にすることが可能である。
3.2年間の当該試験圃場における害虫発生量の条件下では、イネドロオイ虫等の初期害虫に対しては発生モニタリング調査による防除要否判定の活用、カメムシ斑点米に対しては出穂7日後の水面施用剤1成分による防除体系で、慣行防除程度の害虫防除が可能である(図2)。
4.有機質肥料(魚粕など各種粕類及びそれらを原料とした肥料)の利用により、収量・品質を維持しつつ総窒素施肥量の30%程度まで代替可能である。
5.技術体系化による農薬・肥料合計資材費の変化は試験地により増減した。これは多様な技術体系の中から、現地実態に合わせて技術選択を行ったためである。
6.以上の結果に基づき、YES!clean栽培の高度化に向けた安定かつ継続可能な農薬・有機質肥料利用技術体系を表1に示す。

成果の活用面・留意点
1.雑草の発生予測は「水田雑草の発生予測法と予測に基づいた除草法」(平11指導参考事項)による。
2.YES!clean栽培農家を対象とする。

平成17年度北海道農業試験会議(成績会議)における課題名および区分
 水稲のYES!clean栽培高度化に向けた技術体系の実証(指導参考)
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010003722
カテゴリ いもち病 カメムシ 害虫 くり 栽培体系 雑草 種子消毒 除草 除草剤 水田 水稲 施肥 農薬 斑点米 防除 モニタリング

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