高粉質カボチャの省力栽培法と非破壊手法による品質評価

タイトル 高粉質カボチャの省力栽培法と非破壊手法による品質評価
担当機関 道立花
研究課題名
研究期間 2002~2004
研究担当者 長尾明宣
杉山裕
発行年度 2004
要約 高粉質カボチャ「こふき」「虹ロマン」によるセル苗定植栽培によって、省力・低コスト化・一斉収穫が可能である。加えて近赤外分光法による非破壊手法を用いて、乾物率から果実品質を評価することができる。
キーワード カボチャ、セル苗定植、省力化、近赤外分光法、乾物率、品質評価
成果の活用面・留意点
  1. セル苗定植は慣行のポリポット苗定植に比べて、鉢上げ・苗ずらしの省略、灌水時間の短縮が可能である。また、育苗面積を縮減し、培養土をポット苗の1/10以下に節約できる。播種から定植までの作業時間は、慣行の約1/3で、経費はほぼ半分程度になる(表1)。また、果実が低節位に着生して、着果日が集中するため、果実熟度の揃いが良くなり、一斉収穫にも適する(図1)。
  2. セル苗定植栽培はポリポット苗定植栽培に比べて、着果性、収量性、乾物率ではやや劣るが、肥大性には優れる傾向がある。品種特性からみると「こふき」「虹ロマン」はいずれの栽培においても、標準の「えびす」と比べて同等以上の収量性がある。全ての供試品種において、収穫時の乾物率は「えびす」より高い(表2)。
  3. 近赤外吸収スペクトル吸光度値の2次微分値を説明変数とし(フルーツセレクタK-BA100型;クボタ社製)、果実の乾物率を目的変数として重回帰分析を行い、重相関係数は0.94以上、検量線評価時の標準誤差(SEP)1.4%と高い精度の検量線を得た。澱粉と糖についてはこれより低い精度の検量線を得た(表3)。
  4. カボチャの収穫適期の目安を乾物率25%以上、出荷時の品質基準を22%以上とすると、本器機を用いた場合SEP1.4%を加味して、それぞれの目標値は乾物率約26.5%以上、約23.5%以上と考えられる。

  1. セル苗定植は省力・低コスト栽培に活用する。
  2. 品質評価に供試した品種は「えびす」と「こふき」である。
平成16年度北海道農業試験会議(成績会議)における課題名および区分
「高粉質かぼちゃの省力栽培法と非破壊手法による品質評価」(普及)
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010003638
カテゴリ 育苗 かぼちゃ 栽培技術 出荷調整 省力化 低コスト 低コスト栽培 播種 品種

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