プルーン、ブルーベリーの品種特性とプルーンの摘果効果

タイトル プルーン、ブルーベリーの品種特性とプルーンの摘果効果
担当機関 北海道立中央農業試験場
研究課題名
研究期間 2002~2004
研究担当者 村松裕司
稲川 裕
小嶋道之(帯広畜産大学)
発行年度 2004
要約 プルーン、ブルーベリー品種の収量、果実品質、機能性等を明らかにし、各品種のセールスポイント、問題点、利用場面を示した。プルーン3品種の果実品質に対する摘果効果を明らかにし、それぞれの適正な摘果程度を示した。
キーワード プルーン、ブルーベリー、品種特性、機能性、摘果効果
背景・ねらい 観光シーズンに収穫されるプルーンとブルーベリーは、果物としての嗜好品ということに加えて、機能性食品としても注目され、本道での栽培が増加している。しかし、プルーンとブルーベリーは新しい果樹のため、本道では生産上の問題が多い。そこで、緊急性の高い課題である(1)プルーン、ブルーベリーの品種特性(2)プルーンの摘果効果を中心に検討をおこない、本道におけるプルーンとブルーベリーの産地化を推進する。
成果の内容・特徴
  1. プルーンの品種特性
    (1)収穫期は8月上旬から10月の始めまで、品種により大きく異なる。「パープルアイ」は毎年安定して収量が多い。果実の大きさ、形、色は品種により大きく異なる。糖度は「サンプルーン」が高い。「アーリーリバー」と「サンタス」は未熟であると非常に酸味が強く、食べ頃の判断が難しい。雨よけ栽培は露地栽培よりも収穫期が遅れ、「パープルアイ」では雨よけ栽培の方が果実の酸度が低い(表1、一部データ省略)。
    (2)プルーンはブルーベリーとともにグレープフルーツ、りんご、西洋なしに比べて抗酸化活性が高い(表2)。プルーン品種の中では「チェーアン」が抗酸化活性が高い(表1)。
    (3)果実を浸水して、裂果程度を調査した結果、「チェーアン」「アーリーリバー」は裂果しにくい(データ省略)。
  2. ブルーベリーの品種特性
    (1)凍害や干ばつのため枯死樹が発生する品種が多く、「ハーバート」は全樹枯死した。凍害は「ブルークロップ」がもっとも多い(データ省略)。
    (2)樹冠の拡大が順調なのは「パトリオット」「バークレイ」「ノースランド」で収量もこれら3品種で多い(表3)。
    (3)果実の大きさは「ブルークロップ」「バークレイ」「スパータン」「ダロー」が2g前後で大きい。食味はそれほど大きな差はないが、「ノースブルー」「ブルーレイ」「ダロー」がやや不良である。日持ち性は、「スパータン」「ブルーヘブン」「ブルークロップ」がやや良い(表3、一部データ省略)。
    (4)アントシアニン量とポリフェノール量は「ノースランド」が多く、抗酸化活性も高い(表3、一部データ省略)。
  3. プルーンの摘果効果
    (1)無摘果は未熟果や病果が多発し、収穫歩留まりが著しく低い(データ省略)。
    (2)適正な摘果程度を明らかにするため3水準の摘果程度を検討したところ、弱摘果は食味不良な未熟果の発生が多くなり、「パープルアイ」では毎年糖度が低い。しかし、弱摘果は無摘果ほどの悪影響はない。中摘果と強摘果では果実品質にほとんど差がない。以上の結果から、収量等を考慮し、適正な摘果程度を示した(表4)。
成果の活用面・留意点 全道のプルーンとブルーベリーの品種導入と栽培において活用する
平成16年度北海道農業試験会議成績会議における課題名及び区分
プルーン、ブルーベリーの品種特性とプルーンの摘果効果(指導参考)
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010003621
カテゴリ 機能性 グレープフルーツ 機能性食品 西洋なし 凍害 品種 ブルーベリー プルーン 良食味 りんご

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