アルファルファ単播草地を利用した高品質飼料生産

タイトル アルファルファ単播草地を利用した高品質飼料生産
担当機関 家畜管理研究室
研究課題名
研究期間 1998~2002
研究担当者 鵜川洋樹
押尾秀一
鎌田八郎
久米新一
山田豊
糸川信弘
松村哲夫
新良力也
相原克磨
池田哲也
中村正斗
天野哲郎
野中和久
発行年度 2002
要約 アルファルファを草丈80cmを目安に収穫することにより、利用4年目まで粗蛋白質含量18%以上の高品質なサイレージが安定して生産できる。また、経営計画モデルによると、アルファルファサイレージの給与量が粗飼料中の40~50%のとき、粗蛋白質自給率が最高で、乳飼比が最低となる。
キーワード アルファルファ、サイレージ、給与、経営計画モデル、技術評価・情報畜産草地部・上席研究官、家畜管理研究室、家畜生理繁殖研究室、飼料評価研究室
背景・ねらい 高泌乳牛向け粗飼料としてアルファルファ(AL)乾草の輸入量が増加している。そこで、ALの栽培面積を増やし、飼料自給率の向上を図るため、高栄養AL収穫を目的とした単播草地の栽培・収穫体系を開発するとともに、ALサイレージ給与の経営評価を行う。
成果の内容・特徴
  1. ALの草丈80cmを目安にAL単播草地を刈取ることにより、粗蛋白質(CP)含量18%以上の高品質なALサイレージが生産できる(表1)。このための刈取りは、9月中旬までに3回(1番草を着蕾後期、2、3番草は前回の刈取りから40~45日後)刈取る体系となる。この収穫体系により、利用4年目まで年間800kg/10a以上の乾物収量が安定して得られる(図1)。
  2. この収穫体系に準じてALを収穫した十勝中部の3戸の酪農家における乾物収量は、いずれも800kg/10a以上である(図1)。また、AL単播草地導入により、泌乳成績は向上する(図2)。
  3. 経営計画モデル(面積30ha、経産牛50頭)を用いたシミュレーションの結果、搾乳牛に与える粗飼料中の単播 ALサイレージの給与割合を高め個体乳量が増加すると農業所得は増加するが、飼料自給率の向上を図るためには、CP自給率が最高で乳飼比が最低となる 40~50%(DM)が、最適な給与割合である(図3)。
  4. 慣行の収穫作業によっても、上記のような高品質ALサイレージの調製が可能であるが、調製作業中の品質低下につながる葉部脱落が少なく、乾燥速度が早いフォレージマットメーカ(マットメーカ)を調製作業に組み込むことにより、ALサイレージの品質向上が期待できる(図4)。なお、マットメーカを軸とした収穫作業工程は、刈取り→摩砕(マットメーカ)→集草→梱包→ベール搬出→密封→収納となる。
成果の活用面・留意点
  1. 畑地型酪農地帯において、高品質なALサイレージを収穫するための栽培・収穫方法として利用でき、農家がAL単播草地を導入する際の判断材料として活用できる。
  2. この成果は、北海道十勝中部で得られたものである。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010003442
カテゴリ アルファルファ 乾燥 経営管理 乳牛 繁殖性改善

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