カーネーションのエチレン感受性は開花後に低下する

タイトル カーネーションのエチレン感受性は開花後に低下する
担当機関 (独)農業・生物系特定産業技術研究機構 花き研究所
研究課題名
研究期間 2001~2004
研究担当者 柴田道夫
小野崎 隆
谷川奈津
八木雅史
発行年度 2004
要約 カーネーションのエチレン感受性は、開花後の花の齢の増加に従って低下する。花持ち性の優れる品種においては、花の加齢に伴い、エチレン感受性が急激に低下してエチレンに対する花弁の萎凋反応が認められなくなり、自己触媒的エチレン生成能力も失われる。
キーワード カーネーション、エチレン感受性、間欠画像撮影、萎凋
背景・ねらい
エチレン感受性はカーネーションの花持ち性を決定する重要な要素の一つである。カーネーションでは、蕾のステージから開花までの花の齢が増加するにつれてエチレン感受性が高まることが報告されているが、開花以降の成熟した花での感受性の変化については明らかでない。そこで、花き研究所で開発した間欠画像撮影によるエチレン感受性検定法を用いて、花の齢の増加に伴うエチレン感受性の変化を明らかにする。
成果の内容・特徴 1.
カーネーションのエチレン感受性は収穫直後が最も高く、その後、花の齢の増加に従って低下する(図1)。例えば、「ホワイトシム」では、収穫日の反応時間が6.9時間なのに対し、3日目には10.2時間に延長する(データ略)。
2.
開花した後、切らずにそのままの状態で植物体上に3、6日間保持した花においても、同様に花の齢の増加による感受性の低下がみられる(図2)。したがって、開花後の感受性の低下は収穫の切断刺激が原因ではなく、花の齢の増加が原因である。
3.
花持ちの優れる品種でも、花の加齢に伴いエチレン感受性が急激に低下する(図3)。「つくば1号」では12日目以降、「つくば2号」では18日目にはエチレン処理に対する花弁の萎凋反応が全く認められなくなる。また、自己触媒的エチレン生成に関しても、初期には生成能力があるが、花の加齢に従い認められなくなる(図4)。
4.
一般に、開花から老化までの花の齢が増加するにつれてエチレン感受性が高まることが、ペチュニア、ペラルゴニウム、トルコギキョウ、ハナスベリヒユ、トレニアなどの多くの花きで報告されているが、カーネーションにおいては花の齢の増加に従って感受性が低下する。
成果の活用面・留意点 1.
カーネーションの老化機構解明のための基礎的知見となる。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010002934
カテゴリ カーネーション トルコギキョウ トレニア なす 品種 ペチュニア ペラルゴニウム

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