高泌乳牛の分娩直後における窒素・ミネラル出納

タイトル 高泌乳牛の分娩直後における窒素・ミネラル出納
担当機関 北海道農業試験場
研究課題名
研究期間 1998~2000
研究担当者 久米新一
大下友子
野中和久
発行年度 2000
要約 高泌乳牛は分娩直後に乳量が30kg/日以上に達するため、分娩後1週間における体重の減少が非常に著しい。また、乳中への窒素・ミネラル分泌量の増加により、窒素、カルシウム、リン、カリウム出納が負になることを明らかにした。
背景・ねらい 高泌乳牛では分娩直後から泌乳最盛期にかけて乳量の増加が顕著なものの、乾物摂取量の増加が追いつかないためこの時期に体重が急減する。しかし、高泌乳牛の分娩直後における窒素・ミネラル出納についてはほとんど調べられていない。そこで、高泌乳牛の分娩前後に出納試験を実施し、分娩直後における窒素・ミネラル出納を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 高泌乳牛4頭をアルファルファサイレージとグラスサイレージを主体に給与(分娩後の粗飼料と濃厚飼料の給与比率は1:1で、粗飼料はそれぞれアルファルファサイレージとオーチャードグラスサイレージを利用)すると、乳量はどちらも分娩4日後に30kg/日を超えているのに対して、乾物摂取量は分娩直前にやや減少し、分娩4日後でも14kg/日と少量である(図1)。
  2. 高泌乳牛では分娩直後の乳量の急激な増加に対して、乾物摂取量の増加が遅いため、分娩後2~4日目における体重減少が非常に著しい(表1)。
  3. 乳牛の分娩前の窒素・ミネラル出納は正であるが、分娩後には乳中へのそれらの分泌量が増加するため、乳牛の窒素、カルシウム、リン、カリウム出納はアルファルファサイレージ、グラスサイレージ給与のどちらも負になることを数値で示した(表1)。
成果の活用面・留意点
  1. 高泌乳牛の栄養管理に関する基礎データとして活用できる。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010002389
カテゴリ アルファルファ 乳牛

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