食用ユリえそ病の伝染経路

タイトル 食用ユリえそ病の伝染経路
担当機関 北海道立中央農業試験場
研究課題名
研究期間 1999~1999
研究担当者 向原元美
発行年度 1999
要約 食用ユリえそ病は、チューリップモザイクウイルス(TBV)とユリXウイルス(LVX)が重複感染して発病する。TBVはアブラムシによって媒介されるが、LVXは虫媒伝染せず、摘蕾・りん片繁殖・植付などの作業の際に接触伝染する。
背景・ねらい 食用ユリえそ病は、チューリップモザイクウイルス(TBV)とユリXウイルス(LVX)との重複感染によって激しいえそ症状を呈するウイルス病で、北海道における食用ゆり栽培で大きな問題となっている。本病の対策確立のために、これら病原ウイルスの伝染経路を解明する。
成果の内容・特徴
  1. TBVはアブラムシによって高率に伝搬されるが、LVXは虫媒伝染しない(表1、2)。
  2. LVXは、摘蕾・りん片繁殖・植付などの作業の際に接触伝染する(表3)。
  3. LVXが、接触伝染した後、無被覆栽培でTBVがアブラムシによって媒介され、LVXとTBVが重複感染して、えそ病は発病する。
  4. ウイルスフリーの種球の使用のみで、LVXの感染が防止され、重複感染によるえそ病の発生を完全に防ぐことができる。ただし、ウイルス感染個体との接触を防ぐために栽培を完全に隔離する必要がある。
  5. 種球のウイルスフリー確認は、茎頂培養個体の鉢上げ前の検定では検出率が低いので、採種栽培における萌芽2~6週間後に中~下位葉をエライザ検定して行う。
成果の活用面・留意点
  1. 食用ゆり栽培におけるウイルス病の対策に活用できる。
  2. ウイルスフリー球生産に活用できる。

平成11年度北海道農業試験会議成績会議における課題名及び区分
課題名:食用ゆりのえそ病の伝染経路の解明とその対策(指導参考)
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010002296
カテゴリ チューリップ 繁殖性改善 ゆり

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