雌花花成促進剤の利用によるかぼちゃの多収栽培技術

タイトル 雌花花成促進剤の利用によるかぼちゃの多収栽培技術
担当機関 北海道立花
研究課題名
研究期間 1998~1998
研究担当者
発行年度 1998
要約 エテホン液剤の子蔓4葉期処理で15~20節を雌性化することができる。摘花で1子蔓当たり充実した2花を残すことにより実止まりがよくなり、増収する。着果数の増加により果実の内部品質がやや低下するが、果実間の品質の変動は減少する。一斉収穫による大幅な省力・軽作業化が可能である。
背景・ねらい 株当り収穫果数の増加ならびに一果重および品質の斉一化による多収栽培技術を確立するとともに一斉収穫を可能にする。
成果の内容・特徴
  1. エテホン液剤の子蔓4葉期処理により15~20節を安定的に雌性化できる(図1)。
  2. エテホン液剤処理で連続着生した雌花のうち1子蔓当り充実した2花を残して摘花することにより、収穫果数および収量が増加する(表1)。
  3. 孫蔓の整枝法としては、葉1枚を残して摘心するのが適当である。
  4. エテホン液剤処理を行った株では、雄花が正常に開花しない。また、処理後の生育初期に蔓の伸長抑制がみられる
  5. 生育が不良となる条件では、着果数が増加しても一果重が減少し、増収に結びつかないことがある。
  6. 株当りの着果数を増すことで、果実の内部品質はやや低下するが、果実間の品質の変動は減少する(図2)。
  7. エテホン液剤処理を行うことにより着果節位が揃い、一斉収穫による大幅な省力・軽作業化が可能である(表2)。
  8. エテホン液剤を利用したかぼちゃ栽培は、経営的にも改善効果が高い。
成果の活用面・留意点
  1. 露地早熟(移植)作型における着果数の増加安定による多収、省力栽培技術として有効である。
  2. かぼちゃに対するエテホン液剤の使用については現在未登録であり、登録申請に向け作業中である。
  3. エテホン液剤処理を行った株では雄花が正常に開花しないため、授粉用に無処理の株を用意する(授粉用株の混植率については昭和62年指導参考事項を参照)。
  4. 生育期間中の草勢の確保に努める。
[平成10年度北海道農業試験会議成績会議における課題名および区分]
課題名:雌花花成促進剤の利用によるかぼちゃの多収栽培技術(指導参考)
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010002116
カテゴリ かぼちゃ 経営管理 栽培技術 多収栽培技術

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