イネいもち病菌における非病原性遺伝子Avr-Hattan3連鎖地図

タイトル イネいもち病菌における非病原性遺伝子Avr-Hattan3連鎖地図
担当機関 (独)農業・生物系特定産業技術研究機構 中央農業総合研究センター
研究課題名
研究期間 2002~2004
研究担当者 安田伸子
宮坂 篤
今﨑伊織
小泉信三
川上 顕
野口(辻本)雅子
発行年度 2005
要約  イネ品種「八反3号」の真性抵抗性遺伝子PiHattan3 に対するいもち病菌の非病原性遺伝子Avr-Hattan3 と連鎖する14個の分子マーカーを見出した。これらのうち6個は密接(0-2.2cM)に連鎖する。
キーワード イネ、いもち病菌、非病原性遺伝子、真性抵抗性遺伝子、分子マーカー
背景・ねらい  いもち病菌は、イネ品種の真性抵抗性遺伝子に対する非病原性遺伝子を変異させ、病原性を獲得する。非病原性遺伝子の機能は不明であるが、日本産いもち病菌のほとんどは真性抵抗性遺伝子PiHattan3 をもつイネ品種「八反3号」に感染できるため、日本産いもち病菌では、Avr-Hattan3変異が菌の病原力や増殖能に影響していないと考えられる。
 そこで、非病原性遺伝子の機能と病原性獲得との関係解明による品種抵抗性の安定利用に資するため、Avr-Hattan3 を有する中国産菌株およびその交配後代株を用いて遺伝子単離に向けた分子連鎖地図を作成する。
成果の内容・特徴 1.
イネ品種「八反3号」の真性抵抗性遺伝子PiHattan3 に対するいもち病菌の非病原性遺伝子Avr-Hattan3 は分子マーカー14個とLOD値(対数尤度比、MAPMAKER2.0)3.0以上で連鎖する(図1)。
2.
これらのうち6個の分子マーカーはAvr-Hattan3 と密接(0-2.2cM)に連鎖している(図1、下線)。
成果の活用面・留意点 1.
密接に連鎖した分子マーカーは、イネいもち病菌の非病原性遺伝子Avr-Hattan3 近傍の物理地図の作成、非病原性遺伝子の単離に利用できる。
2.
イネいもち病菌では、分子連鎖地図上の1cMは平均すると約50kbである。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010001651
カテゴリ いもち病 抵抗性 抵抗性遺伝子 品種

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