夏秋切りスプレーカーネーションの2年据置き栽培

タイトル 夏秋切りスプレーカーネーションの2年据置き栽培
担当機関 岡山県農業総合センター
研究課題名
研究期間 1998~1999
研究担当者 森義雄
土居典秀
発行年度 1999
要約 夏秋切りスプレーカーネーションでは、同一株を2年間使用する2年据置き栽培が可能で、種苗費が低減でき、定植2年目には初年目に比べて良品収量が増加する。
背景・ねらい  夏秋切りスプレーカーネーションの種苗費低減を目的として、同一株を2年間使用し、冬季寡日照時には栽培を休止する2年据置き栽培を確立する。
成果の内容・特徴
  1. 定植初年目の栽培で品質の良い切り花を数多く得るには、a)2月下旬定植で、定植から最低10℃で管理、b)栽植密度は38株/ベッド㎡(幅80cmで通路50cmのベッドに株間20cmの「中2条抜き6株植え」)、c)仕立て法は1回半摘心仕立て、d)アルミ箔被覆反射板(以下、レフ板)を修正摘心時に株間に設置、を組合わせる(表1、図1、2)。
  2. 定植2年目の早期に良品を開花させるには、冬季の管理として、まず、12月末にレフ板を取り除き、定植2年目の栽培に合せて株を間引く。次に15cm程度の側枝(以下、冬芽)を2本残して他の側枝は床面から15cmの高さで台刈りし、1月以降は栽培温度を最低5℃で管理する。なお、12月末に揃った冬芽を得るには、10月中旬に30cm未満の未発蕾枝を全て切除し、新梢を発生させる。
  3. 定植2年目の栽培で品質の良い切り花を数多く得るには、a)2月20日から最低10℃で管理、b)栽植密度は25株/ベッド㎡(初年目に定植した株を間引いて「4株植え」)、c)仕立て法は冬芽仕立て栽培、d)レフ板は初年目と同様に設置、を組合わせる(表1、図1、2)。
  4. 上記の栽培方法で2年据置き栽培の経営試算(苗単価50円、切花単価40円)を行うと、慣行栽培に比べて2年間の農業所得が45%増加し、労働時間は7.3%減少する。
  5. 従来の夏秋切りに適した品種は概ね2年据置き栽培が可能で、特にダイアナピンク、グアルンスイエロー、ホワイトウイングス及びバーバラ系が適する。
成果の活用面・留意点
  1. 定植初年目に立枯病の発生によって株枯れしないように、防除対策を行う。
  2. 冬季の台刈り時にはなるべく緑葉を残す。また、冬季の潅水は控える。

URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010001052
カテゴリ カーネーション 経営管理 栽培技術 立枯病 ばら 品種 防除

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