ブドウ(安芸クィーン)の着色向上に対する果房遮光と反射マルチの効果

タイトル ブドウ(安芸クィーン)の着色向上に対する果房遮光と反射マルチの効果
担当機関 岡山県立農業試験場
研究課題名
研究期間 1997~1997
研究担当者 村谷恵子
依田征四
小野俊朗
発行年度 1998
要約 ブドウ「安芸クィーン」の着色向上には、果粒軟化前(満開30~37日後)から2~3週間の黒色遮光袋による果房の遮光と、収穫前2~3週間の反射マルチ処理が効果的である。
背景・ねらい  ブドウ「安芸クィーン」は赤色大粒系ブドウとして期待されている。しかし、岡山県南部の果実生育期に高温である地区での簡易被覆栽培や無核栽培では着色不良となり、普及上の隘路となっている。そこで、果房の遮光あるいは反射マルチによって光条件を変え、着色向上の可能性を検討する。
成果の内容・特徴
  1. 満開30日後、37日後、45日後から2週間の果房の遮光(通常の白色果実袋と表白色・内黒色の果実袋を二重にかける)を行い、2週間後に除袋して白色果実袋のみとすると、遮光時期が遅いほど着色の開始が遅れ、除袋後に着色が進んだ(図1)。
  2. 2~3週間遮光して着色始期に除袋する(満開30日後から3週間・満開37日後から2週間遮光)と、着色促進効果が高く、満開45日後から3週間(除袋時期が着色始期から約2週間後)遮光すると、着色不良となる(表1)。
  3. 反射マルチ処理は、幅1.8mの反射資材を主枝直下の地上面に、主枝に平行に敷いて行った。反射マルチは処理時のみ着色が促進された(図1)。
  4. 収穫前2~3週間処理によって、果粒重は変わらず、着色が促進され、果房の遮光と反射マルチを併用処理すると、マルチ単独処理よりやや着色良好であった(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 果房の遮光に用いた袋はナシの黒白袋をブドウ用に作りかえたものである。
  2. 果房を遮光すると果粒が小さくなることがある。
  3. 反射マルチ処理によって果房の下面の着色が最も促進されるため、収穫は果房全体の着色を確認して行う。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010000696
カテゴリ 着色促進 光条件 ぶどう

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