防蛾用黄色蛍光灯が主要花きの生育、開花、切り花品質に及ぼす影響

タイトル 防蛾用黄色蛍光灯が主要花きの生育、開花、切り花品質に及ぼす影響
担当機関 兵庫県立淡路農業技術センター
研究課題名
研究期間 1997~1997
研究担当者 宇田 明
山中正仁
八瀬順也
発行年度 1997
要約 防蛾用黄色蛍光灯を栽培ほ場で終夜点灯すると、光強度により、キクでは開花遅延や未着蕾、カーネーションでは到花日数短縮、バラでは切り花長伸長が認められた。
背景・ねらい  近年、多犯性害虫であるタバコガ類やヨトウムシ類に対して黄色蛍光灯の終夜点灯で忌避・活動抑制による防除効果が認められ、カーネーションなどでは大きな成果が得られている。しかし、黄色蛍光灯の終夜点灯が花きの生育や開花、切り花品質に及ぼす影響は不明である。そこで、黄色蛍光灯を栽培期間中、17時から翌朝7時まで連続点灯し、PPFD(光合成有効光量子密度)と生育、開花および切り花品質の関係を調査し、キク、カーネーション、バラについて,黄色蛍光灯照射の影響を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. キクではPPFDが0.05μmol(㎡/s当たり)以上で開花が遅延し、0.6μmolで開花遅延と未着蕾、1.2μmolですべてが未着蕾となる(表1)。
  2. カーネーションでは摘心から開花までの到花日数が0.08μmol以上で短縮し、着花節位が低下する(図2)。
  3. バラでは萌芽基部から花頂部までのシュート長がPPFDが高いほど長くなる傾向が認められるが、0.1μmol以上ではやや開花が遅延する(図3)。

成果の活用面・留意点
  1. キクでは夏ギクや夏秋ギクなどの日長の影響が小さい品種への利用が考えられる。
  2. カーネーションでは問題点が認められず、普及が可能である。
  3. バラでは、害虫防除と切り花品質の向上のために利用できる。

URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010000631
カテゴリ カーネーション 害虫 きく ばら 品種 防除

この記事は