ミズナ、ミブナの抽だい回避のための低温条件

タイトル ミズナ、ミブナの抽だい回避のための低温条件
担当機関 京都府農業総合研究所
研究課題名
研究期間 1997~1997
研究担当者 村松 功
発行年度 1997
要約 ミズナ、ミブナの周年栽培で問題となる早春期の抽だいは、栽培期間中に10℃以下の低温に遭遇する積算時間が、ミズナ「城南千筋水菜」では約960時間以下、ミブナ「京錦」では約1080時間以下であれば回避することが可能である。
背景・ねらい  ミズナ、ミブナの周年栽培では、12~2月に播種すると早春期に抽だいすることがあり、生産の妨げになっている。ツケナ類は種子感応型の春化により花芽分化するが、地域特産野菜であるミズナやミブナの抽だい条件について詳しくは分かっていない。そこで、抽だい回避技術を確立するため、抽だいに及ぼす低温条件を調査する。
成果の内容・特徴
  1. 冬~早春期の栽培で、実際に遭遇した低温の程度を算出すると、ミズナ「城南千筋水菜」では、10℃以下の気温に遭遇する積算時間が約960時間以上であると収穫適期までに抽だいし、約720~960時間では収穫適期以降に抽だいし、約720時間以下では抽だいしない。ミブナ「京錦」では、10℃以下に約1080時間以上遭遇すると収穫適期までに抽だいする(図1)。
  2. 5、10、15℃の一定気温条件下で10~40日間低温処理した苗について、15℃以上の適温下で栽培すると、収穫適期までに抽だいするのは「城南千筋水菜」の5℃・40日及び10℃・40日処理区のみで、他はどの試験区でも販売可能な品を収穫できる(表1)。
  3. 収穫適期以降には、15℃で10日間処理した区でも抽だいする株があるが、播種時から15℃より下らないように管理した区(無処理区)では抽だいしない(表1)。

成果の活用面・留意点
  1. 移植栽培における育苗管理、施設内の温度管理の指標となり、作期の拡大や施設の回転率の向上に活用することができる。
  2. 周年栽培では小束で出荷するので、収穫適期は草丈30~36㎝である。
  3. 収穫が長期にわたると抽だいが進むので、適期に達した後は早めに収穫を終える。

URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010000615
カテゴリ 育苗 温度管理 出荷調整 播種 みずな

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