丹波黒大豆莢乾燥のためのエダマメ用莢取機の改良とその利用

タイトル 丹波黒大豆莢乾燥のためのエダマメ用莢取機の改良とその利用
担当機関 京都府農業総合研究所
研究課題名
研究期間 1997~1997
研究担当者 岩本孝幸
桜井敏雄
松尾嘉重
発行年度 1997
要約 丹波黒大豆の莢乾燥を効率的に行うために、エダマメ用莢取機を丹波黒大豆の草型に適応するように改良し、その結果、莢取り作業精度が向上した。また、黒大豆エダマメ用の莢取機としても能率よく、軽作業化が図れる。
背景・ねらい  京都府の特産物である丹波黒大豆は晩熟で乾燥も気象条件が悪い中で長時間を要し、12月中旬までの年内早期出荷に間に合わないことがある。その対応策として莢乾燥システムが有望と考えられるため、エダマメ用の莢取機を植物体の大きい丹波黒大豆用に改良して莢乾燥の効率化を図るとともに、黒大豆エダマメ用としての汎用性を検討する。
成果の内容・特徴
  1. 枝豆ピッカ-(HYM-600)改良点
    1)供給口ホッパ-の拡大による株入れの容易化
    2)安全カバ-の取付けによる挟持ベルトへの手指の挟込まれの防止
    3)選別部の取外しにより騒音・振動の軽減
    4)コンベアの取付けによる莢の取出し
    5)第2コンベアのラグ取付けによる脱粒の回収
    6)株元スレッシング部カバ-の取付けによる莢の飛散防止(図1)。
  2. 成熟期(11月24日)2週間前の莢取りでは未成熟で水分が高い( 62.2%)ため損傷粒が多い(22.7% 裂皮粒・割れ粒) (表1)。
  3. 成熟期ごろからの莢取りでは脱粒が多くなりブロアで機外に飛散するが、第2コンベアにラグを付けることで回収できる(表1)。
  4. 株をそのまま供給すると作業時間は短いがもぎ残し、株・枝抜けが多くなる。下部の枝を2~3本はずしながら供給すればロスが少なくなる(表1)。
  5. 黒大豆エダマメではスレッシング板の隙間を4~5mmに調整することにより、もぎ残し・損傷莢も少なく、併用できる(表2)。

成果の活用面・留意点
  1. 莢取り適期は成熟期前5日頃から成熟期後10日までである。
  2. 莢乾燥は常温定湿乾燥により乾減率約0.2%/hr でしわ粒を出さないよう注意する。
  3. 莢取機は集団での共同利用を前提とする。

URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010000576
カテゴリ えだまめ 乾燥 出荷調整 しわ粒 大豆

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