タイトル | 三瓶山地域における短草型草地の特性と放牧による植生管理 |
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担当機関 | 中国農業試験場 |
研究課題名 | |
研究期間 | 1996~1999 |
研究担当者 |
井出保行 高橋佳孝 内藤和明 萩野耕司 齋藤誠司 |
発行年度 | 1996 |
要約 | 三瓶山地域の草地で調査を行なった結果、放牧条件下の短草型草地は、不食地と被食地の間で種組成や群落構造が異なるために、刈取条件下の短草型草地に比べて種多様性が高かった。多様性の保全を目標にする場合、比較的ゆるやかな放牧による植生管理が有効である。 |
背景・ねらい | 放牧は、半自然草地を維持するのに必要な撹乱要因の1つであるが、植生管理手法としての評価は十分になされているとはいいがたい。そこで、島根県三瓶山地域のシバまたはトダシバ優占の短草型草地を対象に、放牧地の植生の特徴を種組成や群落構造の面から明らかにし、放牧管理の有効性を検討する。 |
成果の内容・特徴 | 島根県三瓶山地域の、1ha当たり1頭程度の和牛放牧が行なわれている草地(放牧区、シバ優占)、レクリェーション利用のために年4~5回の頻繁な刈取り(多回刈区、シバ優占)または年1~2回の刈取り(少回刈区、トダシバ優占)が加えられている草地において(表1)、植生高の異なる群落ごとに植物社会学的な調査を行ない、種組成や群落構造を比較した。
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成果の活用面・留意点 |
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URL | http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010000428 |
カテゴリ | くり 植生管理 |
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