CO2 施用高床式栽培NFTによるイチゴ栽培の軽作業化

タイトル CO2 施用高床式栽培NFTによるイチゴ栽培の軽作業化
担当機関 山口県農業試験場
研究課題名
研究期間 1995~1996
研究担当者 日高輝雄
片川 聖
発行年度 1996
要約 イチゴ‘とよのか’のCO2施用下において、高床式栽培(NFT)の導入より作業姿勢が改善され、つぎに栽植密度を株間23cmに、摘葉作業間隔を6週間に、頂果房及び第1次腋果房を1/4~1/3程度摘果することにより栽培管理と収穫作業の軽作業化が図られる。
背景・ねらい  寡日照地帯のイチゴの収量・品質を向上させるにはCO2施用技術が、収穫などの作業姿勢の改善を図るには高床式栽培の導入が有効である。そこでCO2施用高床式栽培において、より軽作業化を図るために栽植密度、摘葉間隔、摘果程度を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 高床式栽培(NFT:薄膜養液栽培法)にすることで作業姿勢が改善され、摘葉等の作業能率が向上し、収穫時の労働負担も軽減する(表1、図1)。
  2. 栽植密度は疎植にするほど取り扱う株数が少なく、作業性も良いことから各種作業の軽減に有効で、大果率と収量性を考慮すると株間23cm(ベンチ間を125cmとすると6950株/10aに相当)が優れる(表2)。
  3. 摘葉作業の省力化には11月から4月までの摘葉間隔は6週間を目安に行う。この間の摘葉実施回数は4回で済み、生育・収量も優れる傾向にある(表3)。
  4. 摘果は頂果房及び第1次腋果房の着果数の1/4~1/3(収穫対象果実は12果~15果前後)を基準とする(表3)。摘果により大果の割合が高まり、総収量を落とさずに毎月安定した収量が得られるようになり、収穫作業の改善が図られる。なお、摘果は立ち姿勢でできるため労働強度は軽く、また作業時間は頂果房と腋果房で約60時間/10aである。
成果の活用面・留意点
  1. 本成果は冬期寡日照地域における‘とよのか’のCO2施用・高床式(NFT)・電照栽培の結果である。
  2. CO2は11月中下旬から3月末まで、750ppm程度で、日中施用(8時~16時)を 行う。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010000349
カテゴリ いちご 栽培技術 省力化 CO2施用 養液栽培

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