コーン澱粉系生分解性マルチの利用特性

タイトル コーン澱粉系生分解性マルチの利用特性
担当機関 道立中央農試
研究課題名
研究期間 2002~2003
研究担当者 中本 洋
発行年度 2003
要約 コーン澱粉系生分解性マルチは地温上昇、保水性、強度などの基本性能が農ポリマル チに近く、すき込み後4ヶ月で崩壊が始まり、後作物や土壌微生物への影響もない。そのため、 本生分解性マルチは農ポリマルチに代替利用できる。
キーワード 生分解性マルチ、農ポリマルチ、地温、保水性、コーン澱粉
背景・ねらい 現在、廃プラスチックの適正処理と排出量の削減が求められており、代替資材の普及促進が必 要となっている。そこで、本道の冷涼な気象条件におけるコーン澱粉系生分解性マルチの利用特 性および利用上の留意点を明らかにする。
成果の内容・特徴 1.コーン澱粉系生分解性マルチは、透明、黒、白のいずれのタイプも無マルチに比べ地温が高
まり、同色の農ポリマルチに近い地温上昇効果がある(図1)。また、透湿性があり、土壌表 面近くでやや乾く(表2)。原料樹脂の特性から本生分解性マルチは伸びが小さく、展張後に 横方向へやや収縮する。
2.標準タイプのコーン澱粉系生分解性マルチは、土壌埋設3ヶ月後まで形状を保持し、4ヶ月後 には崩壊が始まる。また、後作物の生育、土壌微生物に対する本生分解性マルチすき込みの 影響はみられない(表1)。
3.コーン澱粉系生分解性マルチは、ばれいしょのマルチを使用する機械栽培体系に適応し、栽 培期間中に破断・飛散することなく、生育、収量およびライマン価は農ポリマルチと同等と なる(表3)。本生分解性マルチを使用することによりマルチの除去および処理経費が上要と なるが、資材経費が高いことからばれいしょ栽培ではマルチに係わる試算経費は農ポリマル チに比べて 1.2~1.6 倊高い(表4)。
成果の活用面・留意点
1.コーン澱粉系生分解性マルチは、透明、黒、白のいずれのタイプも無マルチに比べ地温が高
まり、同色の農ポリマルチに近い地温上昇効果がある(図1)。また、透湿性があり、土壌表 面近くでやや乾く(表2)。原料樹脂の特性から本生分解性マルチは伸びが小さく、展張後に 横方向へやや収縮する。
2.標準タイプのコーン澱粉系生分解性マルチは、土壌埋設3ヶ月後まで形状を保持し、4ヶ月後 には崩壊が始まる。また、後作物の生育、土壌微生物に対する本生分解性マルチすき込みの 影響はみられない(表1)。
3.コーン澱粉系生分解性マルチは、ばれいしょのマルチを使用する機械栽培体系に適応し、栽 培期間中に破断・飛散することなく、生育、収量およびライマン価は農ポリマルチと同等と なる(表3)。本生分解性マルチを使用することによりマルチの除去および処理経費が上要と なるが、資材経費が高いことからばれいしょ栽培ではマルチに係わる試算経費は農ポリマル チに比べて 1.2~1.6 倊高い(表4)。
1.本マルチは圧着しやすいのでロールの扱いに注意する。 2.丁寧に砕土・整地を行い、土壌が十分に水分を保持しているときに横方向の張力を農ポリマ
ルチよりやや弱く設定してマルチを展張する。 3.使用後はアッパーカットロータリ等を使用し、マルチの飛散を防止するため、速やかに土中
にすき込む。 4.ばれいしよのように土の中から収穫物を掘上げる作物では、収穫作業で破断したマルチが土
壌表面にとどまり、収穫作業能率がやや劣る。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010000121
カテゴリ 栽培体系 ばれいしょ レイシ

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