アズキ茎疫病菌のレースの地理的分布と茎疫病の防除対策

タイトル アズキ茎疫病菌のレースの地理的分布と茎疫病の防除対策
担当機関 上川農試
研究課題名
研究期間 2001~2003
研究担当者 近藤則夫(北大)
小倉玲奈
藤田正平
発行年度 2003
要約 アズキ茎疫病菌レースの地理的分布を明らかにする。本病の薬剤による防除は、 開花期間前半(8月上旬)までの発病を抑えるための予防的な茎葉散布が重要である。ま た、培土処理は、排水の悪い圃場で有効である。
キーワード アズキ、茎疫病、レース
背景・ねらい アズキ茎疫病菌レース1、3に抵抗性の「しゅまり」を侵すレース4の北海道内での地 理的分布を調査するとともに、新たな抵抗性品種育成のため遺伝資源の探索を行う。また、 本病に有効な薬剤を検討するとともに、耕種的防除法としての培土の効果を再検証する。
成果の内容・特徴 1.道内7支庁の調査から、収集菌株の26%がレース4であり、その頻度に地域間差が 認められるものの、すべての支庁で確認される(図1)。 2.十勝農試の保有するアズキ遺伝資源の中から、17 点のアズキ茎疫病菌レ-ス4抵抗 性を有する遺伝資源が見出され、これらの組合せの後代系統から、同レースに抵抗性をも つ「十育 150 号」が育成される。 3.道内から収集したアズキ茎疫病菌株の中から、「十育 150 号」およびその抵抗性母本 を侵す菌系が確認され、さらに新しいレ-スの存在が示唆される。 4.開花期間後半(8月中旬)以降の感染、発病ではそれ以前のものよりも比較的被害が 少なくなることから、茎葉散布の防除を考えるうえで、8月上旬までの発病を抑えるよう な茎葉散布が適当である。ただし、発病してからの散布では防除効果が著しく劣る。本病 に対して、オキサジキシル・銅水和剤、マンゼブ水和剤が有効である。 5.培土処理は、大雨による小豆株元の湛水状態が回避されるため被害軽減となる。 6.アズキ茎疫病の防除対策メニューを表1に示す。
成果の活用面・留意点 1.本成果は転換畑を中心とするアズキ茎疫病が発生しやすい圃場で活用する。 2.透排水性の改善、連作回避および適正な輪作を守ることは防除の基本である。
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URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010000102
カテゴリ あずき 遺伝資源 抵抗性 抵抗性品種 排水性 防除 薬剤 輪作

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