ブルーベリーの簡易さし木繁殖マニュアル

タイトル ブルーベリーの簡易さし木繁殖マニュアル
担当機関 北海道立中央農業試験場
研究課題名
研究期間 2001~2003
研究担当者 稲川裕
発行年度 2003
要約 本マニュアルに従い、さし木用土として鹿沼土、ピートモス、鹿沼土ピートモス等量混 合を用い、露地、ハウス何れにおいても、3 月下旬~ 6 月中旬までにさし木を行うことにより、 発根促進剤処理、さし穂基部の切り直し、遮光なしで、ほぼ 90%以上の発根率が得られる。
キーワード ブルーベリー、さし木、休眠枝ざし、鹿沼土、ピートモス
背景・ねらい ブルーベリーの繁殖法はさし木が一般的である。さし木には休眠枝ざしと緑枝ざしがあるが、 休眠枝ざしはさし木後の管理が容易な反面、緑枝ざしに比べ発根率が低く、緑枝ざしは発根率が 高い反面、ミスト潅水装置を必要とするなどさし木後の管理が難しいとされている。そこで、休 眠枝ざしの諸条件を検討し、簡易で発根率が高いブルーベリーのさし木繁殖マニュアルを作成す る。
成果の内容・特徴 1.さし木用土は鹿沼土で何れの品種でも発根率は90%以上となり、鹿沼土ピートモス等量混合、ピートモスも鹿沼土に比べ発根率がやや低くなる場合があるものの、概ね80%以上の発根率となり、これらの用土はブルーベリーの休眠枝ざしに適している(表1)。
2.ピートモスを用土に用いた場合、さし木床を直置きにすると発根率がやや低くなる場合があ るが、さし木床の下にパイプを敷いて地面から浮かせると用土が過湿にならず、発根率の低下を防ぐことができる(データ省略)。
3.潅水間隔が4日毎では用土が乾燥気味になり、根の発育が抑制されたことから、用土表面が乾き始めたのを目安に潅水するなどして、用土を適湿状態に維持することが必要である(表2)。
4.発芽始めに穂木を採取してすぐにさし木した場合、休眠期の採取と同様高い発根率が得られ、穂木採取後すぐさし木する場合は、発芽始めの穂木でも利用可能である(データ省略)。
5.4月3日~6月21日の何れのさし木時期でも高い発根率が得られ、さし木時期は従来法の3月下旬~4月上旬に加えて、更に6月中旬まで可能である(データ省略)。
6.さし木場所はハウス、露地ともに高い発根率が得られ、さし木は何れの場所でも可能である(データ省略)。
7.発根促進剤処理は、無処理でも高い発根率が得られ、特に必要ない(データ省略)。
8.さし穂の基部調整は、剪定ハサミで切断するだけでも高い発根率が得られ、ナイフで更に切り直す必要はない(データ省略)。
9.さし木後の遮光はしなくても高い発根率が得られ、特に必要ない(データ省略)。
10.本試験の結果を組み合わせた新方式は、従来法に比べ発根率は大幅に向上し、作業的には簡略化された(表3、表4)。
成果の活用面・留意点 1.ブルーベリーの苗木生産に活用する。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010000060
カテゴリ 乾燥 苗木生産 繁殖性改善 品種 ブルーベリー

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