要約 資源と漁業の状況を個体レベルで再現する家系シミュレーター「TEKKAMAKI (Tuna Evolution Keeping Kinships And MAKIng future)」を開発した。開発されたシミュレーターは...
要約 御前崎沿岸域において直接測流観測を行った。2016年11月は,岸側に河川由来の低塩分水が分布し沖合水との間に塩分フロントが形成され、その付近を中心に強い西向流がみら...
要約 水産庁から公表される「常磐・三陸沖カツオ長期来遊動向予測」のうちカツオ主分布域の予測について、これまでのカツオ分布動態と表層水温との関係性から導いた新たな分布...
要約 ナミガイPanopea japonica(市場名:白ミル)をAlexandrium tamarenseが出現した海域で入手し、個体別、部位別の麻痺性貝毒成分蓄積をHPLC分析により調...
要約 横浜港内では、夏期に貧酸素水塊が観測されている。一部の海域では、周囲から独立して貧酸素化することがあり、その場で貧酸素水塊が発生していると考えられた。港内の貧...
メタボリックシンドロームモデルマウスにおける板アラメ摂取の糖代謝機能改善効果
要約 日本海沿岸に広く生育するツルアラメ(Ecklonia stolomifera Okamura)の加工品である板アラメをメタボリックシンドロームモデルマウスに投与し、板アラメの摂取がその病態...
要約 本県沿岸域の一本釣り漁業におけるマサバの漁況予測手法の確立に向けて、マサバの来遊量に影響をおよぼすと思われる海況因子を用いた重回帰分析を行った。東京湾・相模湾周辺の塩分と水温が一本釣り漁船のマ...
神奈川県海域で漁獲されたカタボシイワシの出現状況(初記録を含む)
要約 マイワシ仔魚と外見が酷似するカタボシイワシについて現況を調査した結果、卵を除く仔魚、幼魚および成魚の漁獲を確認した。仔魚および幼魚については、本県からの初めての記録である。今後は、成長に伴う各...
要約 放流魚の親魚としての再生産能力を検証するため飼育試験を実施した。雌親魚を共通として、雄親魚を放流魚あるいは天然魚で交配して得たふ化仔魚を同一水槽に収容して飼育した。その結果、天然魚(雌)×...
要約 アカマンボウ Lampris guttatus は遠洋延縄漁業で混獲されるが、主漁獲対象魚のマグロ類に較べ価格は安く知名度が低い。バレニンはイミダゾールジペプチドの一種で抗疲労性があることが知られ...
要約 カキ(マガキ)の味はその産地の環境や養殖方法によって異なり、その特徴が商品価値に大きく影響する。一方、カキの美味しさは、官能評価に頼られている。宮城県の高品質カキの商品価値を高め、市場での差別...
ホタテガイにおける下痢性貝毒の局在と個体差、ホヤの下痢性貝毒蓄積
要約 青森県陸奥湾産のホタテガイに含まれる下痢性貝毒の局在と個体差を調査し、殆どの毒が中腸腺に蓄積していた。再標本化解析により、サンプリングには10個体程度からが望ましい事が明らかになった。ホヤでも、...
要約 フラン脂肪酸は強い抗炎症・抗酸化能を有し、種々の水産生物に微量(通常、総脂肪酸中1%以下)存在する希少脂肪酸である。GC-FIDやGC/MSによるフラン脂肪酸の分析には煩雑な精製操作や長い分析時間が必要で...
要約 東京湾のマナマコ漁業について、標本船や水揚げ量の調査から資源の利用状況を調査し、今後の資源管理手法について検討した。 背景・ねらい シャコ、マコガレイ等の不漁により東京湾の小型底びき網漁業は厳し...
天皇海山海域における冷水性サンゴ類の脆弱生態系(VME)指標種としての有効性の検証
要約 天皇海山における開洋丸海底環境調査と底魚漁業科学オブザーバー調査から得られた底生動物の分類群組成、出現頻度、重量組成、共出現傾向を解析した結果、天皇海山海域はイシサンゴ類とヤギ類が底生生物群集...
水産物持続可能性評価プロジェクトにおける海洋環境・生態系影響評価手法の開発
要約 国産水産物を持続的に利用するためのガイドとなる評価リストを公表する水産機構のプロジェクト「SH“U”N」において、漁業が海洋環境と生態系に及ぼす影響を、同時漁獲種、捕食被食関係を通じた間...
要約 過去20年以上にわたって推定された資源量データを用い、想定した再生産関係(HS型等)をもとに、MSYを得られる資源量を推定し、現在の資源量と比較することで日本の水産資源がどのような状況にあるかを調べた...
要約 水中生物音を用いた生物地図の作成を試みた。共同研究チームの音響計測ネットワークと解析技術により、種別の音声の同定・抽出・可視化を行い、限られた範囲であるが資源分布の動画地図を得た。 背景・ねら...
要約 2015年8-9月のしらす漁が、これまでの最低水準だった2004年を更に下回る過去最低となった。プランクトン量及びカタクチイワシ卵量から不漁要因を検証した結果、黒潮が大きく蛇行したことが大きな要因と考え...
要約 伊豆諸島近海等におけるキンメダイの資源状態を把握するため、三崎水産物地方卸売市場における水揚量、立縄釣りCPUE、漁獲物の体長組成等の経年変化について調査した。水揚量及びCPUEは1990年代前半をピーク...