要約 水田農業の将来の担い手である80~100ha規模の経営が業務用多収品種と水稲乾田直播を組み合わせた大規模水田輪作を導入すると、60kg当たり米生産費は15ha以上層の平均に比べ1~4割低くなり、小麦-大豆2毛作...
FOEAS導入圃場で不耕起播種機を用いた低コストな水稲・小麦・大豆輪作体系
要約 FOEASを導入した大規模営農において、高能率な大型不耕起播種機の使用、事前の耕起・整地による水稲乾田直播、小麦の追肥重点施肥、大豆の不耕起播種等を用いた技術体系により、全算入生産費を慣行対比で稲...
不耕起水田輪作体系におけるリン酸、カリ減肥下での土壌養分動態と収量性
要約 水田輪作体系において,小麦の栽培時に播種前のリン酸施肥量とカリ追肥量を増やすことにより、大豆、水稲を無リン酸、無カリ栽培した場合でも、各作物とも大きな減収は認められず、土壌の可給態リン酸もほと...
不耕起播種機を用いて生産コストを40%削減する水稲-麦類-大豆水田輪作体系
要約 不耕起播種機を用いた経営規模60ha程度の大規模営農において、水稲乾田直播、麦類および大豆の組み合わせによる輪作体系では、気象条件による収量の変動はあるものの慣行体系に比べて労働時間を最大で70%短...
要約 中山間地域の集落営農法人において麦・大豆作は主力となる構成員の所得確保に寄与する。麦・大豆作の導入には低コスト化(10%程度)を可能とする新技術の採用を基礎的条件とし、併せて1.5~1.6倍の増収を実...
フクユタカの浅耕密播無中耕無培土栽培における適正播種時期・播種量
要約 ロール式播種機を使用して、麦跡の畝に条間30cmで大豆を浅耕密播(耕深5cm程度)することで、収量は慣行栽培と同等以上になる。浅耕密播栽培におけるフクユタカの播種適期は、7月中旬から8月上旬である。...
要約 全国の冬期湛水の実態を体系的に整理した。冬期湛水は、抑草効果や労力の軽減など営農上の利点にとどまらず、冬鳥や水田生物の保全など幅広い多面的機能の発揮をねらいとしており、用水の確保や作業効率の悪...
太陽熱利用土壌消毒と内生細菌の併用によるレタスビッグベイン病防除技術
要約 太陽熱利用土壌消毒処理時に石灰窒素100kg/10aまたは尿素系ポリマー200kg/10aを混和し、内生細菌HAI00377株混入培土で育苗したレタス苗を定植すると、レタスビッグベイン病の発病を抑え、被害を回避すること...
要約 爪により播種溝、亀裂、施肥溝を作成する、3条及び6条密植に対応した不耕起施肥播種作業を行うトラクター直装式作業機である。肥効調節型肥料を用いた不耕起密植無培土栽培により作業時間を慣行より0.75時...
ディスク駆動式汎用型不耕起播種機を用いた水稲の不耕起乾田直播栽培における耐倒伏性の向上
要約 作溝播種する水稲不耕起乾田直播栽培は、移植栽培に比べて耐倒伏性が向上し、倒伏し易いコシヒカリ、ハツシモを直播栽培へ導入できる。その一因は総根重や表層部の分布割合が増えること及び土壌硬度が高くな...
要約 不耕起移植を6年継続した水田では土壌有機物が表層に集積するため,窒素発現量は代かき状態にすると,深さ0~5cmで高まり,水稲の窒素吸収速度は幼穂形成期までの期間で代かき継続水田より高くなる。この結果,...
要約 不耕起移植栽培において、ペースト肥料の側条施肥+肥効調節型肥料の苗箱施肥の組み合わせが、慣行移植栽培の施肥法に最も近い窒素吸収経過を示し、収量も優った。 背景・ねらい 水稲栽培をとりまく情勢は省...
要約 不耕起移植水田作土の孔隙率や窒素肥沃度を調査した結果、継続年数に伴い土壌孔隙率や窒素肥沃度が増加する傾向が見られた。作土表層の変化が大きく、作土深層や次層の変化は小さかった。 背景・ねらい 水稲...
要約 水稲栽培における多労な育苗作業と代かき作業の省略による大幅な労働時間の短縮と機械費の節減を可能とする不耕起直播栽培技術を確立するため、浅耕機構を併用した水稲不耕起播種機を開発した。さらに、本機...