イチゴ苗表面の病害虫を防除できる蒸熱処理装置とその利用マニュアル
要約 水蒸気(蒸熱)によりイチゴ苗の表面に寄生した病害虫を防除するための装置であり、ポータブル型と大型の2種類のタイプがある。本装置により、イチゴ苗による施設内への防除困難な病害虫の持ち込みを防ぐこと...
要約 オオバ(青シソ)生産で大きな問題となるシソモザイク病と、その媒介虫シソサビダニに対して、これら病害虫の発生生態等に基づき、収益性を確保しつつ被害を大幅に抑制できる総合防除体系を解説するマニュアル...
ナスの促成・半促成栽培における飛ばないナミテントウの定着を促進する代替餌システム
要約 ナスの促成および半促成栽培において、アルテミアと天敵温存植物を組み合わせた代替餌システムを導入すると、代替餌システムを導入しない場合に比べて、飛ばないナミテントウの放飼頭数を半分以下に減らして...
要約 メロンの育苗期に、発病軽減能をもつ非病原性Fusarium oxysporum SL0037株、抵抗性誘導物質プロベナゾール、土壌pHを上昇させる転炉スラグを組み合わせて培養土に処理すると、メロンつる割病菌で汚...
要約 カンキツ新品種「あすき」は、糖度が極めて高く食味がよい晩生のミカンである。ナイフでカットした場合のドリップが少なく、カットフルーツでの利用にも適する。 キーワード カンキツ新品種、晩生、高糖度、...
要約 ジノテフランは、サトウキビ白葉病の主要媒介虫であるタイワンマダラヨコバイに対し高い殺虫効果を有するが、サトウキビ圃場でズイムシ防除用に放飼されている天敵昆虫への影響が少ない。本剤は健全種茎増殖...
水稲の無代かき栽培および疎植導入時の温室効果ガス排出量評価(LCA)
要約 水稲の慣行栽培技術と新規導入技術(無代かき・疎植)の環境影響評価(LCA)を行うと、秋田県の無代かき栽培では温室効果ガス排出量が主に田面からのメタン発生量の減少により約30%削減されるが、疎植の効果はわ...
タバコカスミカメのアザミウマ類に対する防除効果はバンカー植物で増強できる
要約 アザミウマ類などの捕食性天敵であるタバコカスミカメが増殖可能な植物をバンカー植物としてキュウリ施設内に植栽し天敵を予め維持することにより、アザミウマ類に対する防除効果を高めることができる。 キ...
人工光閉鎖型育苗と水耕栽培等によるトルコギキョウの年3作周年生産技術体系
要約 人工光閉鎖型育苗装置による大苗の計画生産と、NFT水耕栽培、病害対策、および複合環境制御システムを用いることで、1棟のハウスで年3作の栽培が可能である。ハウス3棟を用い、栽培期間を組み合わせることで...
水耕栽培トルコギキョウの根腐病に対する、化学合成農薬の初の適用拡大
要約 防除効果と薬効成分の残留調査結果を提示することにより、NFT式循環型水耕栽培におけるトルコギキョウの根腐病に対して、これまで登録の無かった化学...
関東地域のダイズ有機栽培には「フクユタカ」の7月上~中旬播種が適している
要約 関東地域におけるダイズ有機栽培には、中~晩生の品種が適している。「フクユタカ」は関東地域の一般的な標準播種期よりやや遅い7月上~中旬に播種することで、カメムシ等による吸汁害が軽減され、200kg/10a...
バンカー植物を用いた捕食性天敵タバコカスミカメ利用技術マニュアル
要約 バンカー植物としてスカエボラとバーベナを利用することで、捕食性天敵であるタバコカスミカメの密度を安定して維持することが可能になり、キュウリのアザミウマ類とトマトのコナジラミ類を低密度に抑制でき...
雇用型法人経営におけるGAP導入による経営改善効果とその要因
要約 雇用型法人経営においてGAP導入をより幅広い経営改善に結びつけるためには、管理項目の遵守のみに留まらず、それら管理項目をベースに役割分担や情報共有などをすすめ、従業員が農場運営に関与する仕組みを...
紫外線除去フィルムのトンネル被覆によるレタス菌核病の発生抑制
要約 春どり作型玉レタスのトンネル栽培では、紫外線除去機能を有するフィルムを被覆に用いることで、菌核病の発生を軽減することができる。紫外線除去による玉レタスの生育や品質の低下はほとんどない。 キーワ...
殺線虫剤削減にむけた砂質土壌におけるサツマイモネコブセンチュウ被害予測
要約 徳島県内砂質土壌のサツマイモ栽培圃場において、植付準備前圃場の土壌を対象として分子生物学的手法を用いることにより、サツマイモのネコブセンチュウ被害を予測できる。その結果、殺線虫剤処理の要否が判...
要約 従来の「カレンダー防除」に代わる土壌病害対策として、病害発生のしやすさの診断と評価および対策を支援するためのマニュアル、「土壌の病害の発生ポテンシャルの評価に基づく土壌病害管理(ヘソディム)」...
ダイコンとサツマイモの畦連続使用栽培ではサツマイモの線虫害が軽減される
要約 冬季ダイコン後のサツマイモ栽培では、植え付け時に新たに耕うん・畦立てを行わず、ダイコンの畦を連続使用することにより、ネコブセンチュウ害が軽減される。サツマイモ栽培前にも畦上層の線虫密度が低い状...
要約 土壌病害に対する微生物農薬として有望な細菌2菌株を、当研究所の作物生息微生物インベントリーから選抜しました。両細菌株をトマト苗の根部に処理することで、根腐萎凋病が抑制されること、植物体の病害抵...
要約 2012年12月31日で全廃となった土壌くん蒸用臭化メチル剤の代替技術として開発した国内8地域4品目対象の産地適合型マニュアルによる栽培は、同剤使用時の慣行栽培に対し何れも90%以上の収量を確保することが...
地域資源、畦連続使用栽培、緑肥間作を活用した南九州地域の有機畑輪作体系
要約 ダイコン作付前焼酎廃液濃縮液施用、ダイコン作付後無施肥サツマイモ畦連続使用栽培、畦間エンバク間作の組み合わせによる有機栽培体系でダイコン、サツマイモともに慣行栽培とほぼ同等の生産性を複数年得る...