要約 生物的防除手段として有用視されているヤドリバエ類の簡易大量累代飼育法の確率を目的として、ブランコヤドリバエを用い、卵期から幼虫期まで人工飼料による飼育法の開発を行った。 背景・ねらい 害虫に対す...
要約 セジロウンカの翅型は,長翅,短翅という不連続な表現型を示すにもかかわらず,ポリジーン支配による量的遺伝形質である。幼虫密度のような環境刺激に対する量的形質の閾値反応によって,雌成虫が長翅型ま...
要約 ナミハダニ(黄緑型)の3系統とナミハダニ(赤色型)の1系統を交配した結果、F1雌は中間的体色で出現したが、F2ではどの組合せでも雌に発育する個体はなく、以後の個体群は存続できないので、これら...
要約 ミダレカクモンハマキの密度を性フェロモン剤を利用した交信攪乱法により低減させることができる。交信攪乱剤ハマキコンを10a当たり150~200本を成虫の活動期前に設置する。 背景・ねらい ミダレカクモンハ...
野菜用ロータリーカルチおよびアズールスプレーヤの桑園での利用法の確立
要約 トラクターに連結する野菜など他作物用管理作業機を桑園用管理作業機に改良した。ロータリーカルチは中耕および雑草防除作業、アズールスプレーヤは除草剤および害虫防除薬剤散布作業に対応することがわかっ...
要約 害虫類が圃場で大麦・小麦を食害することにより、どの程度の減収・品質低下を引きおこすかを6年間調査した。防除区と比較して、無防除区では平均大麦5%、小麦8%減収したが品質(等級)低下は認められなか...
アズキ亜属4倍体重Vigna glabrescensの遺伝的背景
要約 リョクトウの主要病害虫に抵抗性を示すアズキ亜属4倍体栽培種のVigna glabrescensは、4倍体野生種V.reflexo-pilosaの栽培型であり、2倍体野生種のV.trinervia(雌親)とV.minima(花粉親)がこれら4倍体種の両...
トビイロウンカの抵抗性品種加害性の遺伝率およびバイオタイプの変化
要約 トビイロウンカの抵抗性品種加害性の遺伝率は、西海190号(Bph1保有)に対して0.41、ASD7(bph2保有)に対して0.55であった。抵抗性品種上で加害性バイオタイプの割合は、4~5世代目に50%を越えると予測された。...
スジコナマダラメイガ卵を用いたナミヒメハナカメムシの簡易増殖法
要約 ナミヒメハナカメムシは重要害虫ミナミキイロアザミウマの有力な土着捕食性天敵である。インゲンマメの葉と貯穀害虫スジコナマダラメイガ卵を利用した本種の簡易増殖法を確立した。 キーワード ナミヒメハナ...
ハスモンヨトウの卵塊に付着する鱗毛が卵寄生蜂メアカタマゴバチの産卵行動に与える影響
要約 卵寄生蜂メアカタマゴバチは、鱗毛を除去したハスモンヨトウの卵塊に産卵するが、鱗毛が付着したままの卵塊には産卵しない。それゆえ産付した卵もしくは卵塊を鱗毛で覆い隠す鱗翅目害虫の生物的防除にメア...
鱗翅目害虫の卵塊に付着する鱗毛が卵寄生蜂メアカタマゴバチの産卵行動に与える影響
要約 卵寄生蜂メアカタマゴバチTrichogramma chilonisは、鱗毛を除去したハスモンヨトウの卵塊に産卵するが、鱗毛が付着したままの卵塊には産卵しない。それゆえ産付した卵もしくは卵塊を鱗毛で覆い隠す鱗翅目害...
イネミズゾウムシ・イネクビボソハムシ同時防除の適期判定システム
要約 水稲初期害虫であるイネミズゾウムシとイネクビボソハムシの本田発生時期を、リアルタイムメッシュ気象情報システムの気温データを用いた有効積算温度推移から予測し、防除適期を同時判定できるシステムを構...
要約 桑種茎直播法による新桑園造成法と従来の苗木植付法の経済性を比較したところ造成時間は6分の1、造成費用は3分の1であった。また、本法は完全機械化桑園を造成するのに対応する。 背景・ねらい 養蚕経営上の...
マレーアオスジカミキリ(Xystrocera festiva)の生態と防除
要約 アカシア等マメ科ミモザ亜科樹木害虫、マレーアオスジカミキリの拡散は緩やかで一世代には半年~8カ月を要し、幼虫は樹幹の傷口から侵入しやすいこと等、生態的特性を明らかにした。これらの特性を配慮した...
要約 食葉性害虫であるウリハムシモドキの被害が有毛だいず品種上で抑制されること。また本虫の摂食量と葉面上との間に負の相関関係があり、毛密度の高い品種ほど被害が少ないことを確認した。 背景・ねらい 食葉...
要約 大豆の全葉身切除による子実収量を無処理区に対比すると、開花期前 31日の切除で 57%、開花期後 11~30日で 9~23%、開花期後 50日では 73%であり、開花期後 59日以降の切除では収量に影響を与えない。 背景...
背景・ねらい 本課題では主として、竹林に生息する昆虫類に関する生態的研究及び竹材害虫の防除法の検討を行った。ここでは後者の一例として、幼虫が竹材に穿孔するベニカミキリ(写真)、Purpuricenus temmi...
アクレモニウム・エンドファイトの人工接種によるシバツトガ耐虫性のぺレニアルライグラスとトールフェスクの作出
要約 アクレモニウム・エンドファイトの培養菌糸を人為的に感染させることにより、シバツトガ耐中性のペレミアルライグラスとトールフェスクを作出することができた。 背景・ねらい エンドファイトに感染した植物...
アメリカシロヒトリの周年飼育による核多角体病ウイルスの大量増殖
要約 アメリカシロヒトリを非休眠化して、人工飼育による周年飼育を行い、4齢幼虫に低濃度の核多角体病ウイルスを投与することで、生物農薬の原料となるウイルスの大量増殖が図られる。 背景・ねらい 養蚕の多回...
要約 本評価手法は、地理情報システムを用い、自然立地条件から推定した収量より計算される収量性と収量安定性の2つを評価基準として大豆の土地生産力を評価できる。またその評価図を出力できる。 キーワード 地...