要約 安価な家庭用電撃殺虫器内にフェロモンを入れることで特定の害虫のみを誘引・殺虫でき,これをフィールドサーバに接続すると害虫の発生と環境データを同時にモニタリングできる。 キーワード フィールドサ...
警報フェロモンを用いたクモヘリカメムシによる斑点米の抑制効果
要約 クモヘリカメムシの警報フェロモンである (E)-2-Octenalの忌避製剤を試作した。この製剤を野外圃場において処理すると、クモヘリカメムシによる斑点米発生の抑制効果が化学殺虫剤散布並みに高い。 キーワー...
ホソヘリカメムシ雄成虫の同種他個体に対する誘引性には個体間差がある
要約 ホソヘリカメムシ雄成虫のフェロモンの成分量および構成比には個体間差があり、必須成分のtetradecyl isobutyrateを保持せずに協力成分のみを保持する個体がいる。雄成虫の誘引数は、tetradecyl isobutyra...
要約 クモヘリカメムシは刺激を受けると匂いを発する。この物質からクモヘリカメムシ成虫に強い忌避行動を誘発する(E)-2-Octenal、(E)-2-Octenyl acetate、(Z)-3-Octenyl acetateを警報フェロモンと特定した。野...
要約 アズキほ場に複合性フェロモン剤を処理すると、ハスモンヨトウの未交尾率及び雄の誘引阻害率は ともにほぼ100%を示し、高い防除効果が認められる。また、オオタバコガ、タマナヤガ、 シロイチモジヨトウに...
要約 ハーブ類を栽培している大型施設(1,000m2規模)において、複合交信撹乱剤(アルミゲルア・ウワバルア・ダイアモルア・ビートアーミルア・リトルア剤)を200本/10a設置することにより、ハスモンヨトウ及びコ...
合成フェロモン利用自動カウントトラップによるホソヘリカメムシの計測
要約 既存の自動カウントトラップをホソヘリカメムシ用に改造し、誘引源として本種の合成フェロモンを取り付けることで、ホソヘリカメムシ誘殺数が自動計測できる。 キーワード ホソヘリカメムシ、合成フェロモ...
要約 傾斜地茶園でもトートリルア剤(商品名:ハマキコン-N)を、周囲5.4mに250本/10a、その内側は150本/10aの割合で処理するとチャノコカクモンハマキ雄成虫に対して交信かく乱作用を示し、チャノコカクモンハマ...
ホソヘリカメムシの合成フェロモン剤の誘引性を増強する新規2成分
要約 ホソヘリカメムシの集合フェロモン成分として3成分が報告されているが、既知3成分もしくはその主成分tetradecyl isobutyrateに新規成分octadecyl isobutyrateまたは(E)-2-hexenyl hexanoateを混合すると...
性フェロモン剤と防虫ネットの組み合わせによるハウス栽培軟弱野菜の鱗翅
要約 ハウス栽培の軟弱野菜において性フェロモン剤の処理と防虫ネットの開口部展張を組み合わせることで、コナガやハスモンヨトウなど鱗翅目害虫を効率的に防除することができる。 キーワード 性フェロモン剤、防...
ライトトラップによるカンキツ園へのツヤアオカメムシ飛来の早期検出
要約 三重県南部では、近年、果樹カメムシ類におけるツヤアオカメムシの誘殺比率が高まっている。ライトトラップでは、ツヤアオカメムシのカンキツ園地でのたたき落とし調査に先行して誘殺が確認されるため、園地...
要約 マツ材線虫病の総合的防除戦略およびスギ・ヒノキ二大害虫の防除マニュアルを作成するとともに、環境にやさしい生物防除法開発のためカシノナガキクイムシの集合フェロモンの化学構造を明らかにしました。ま...
要約 アスパラガスの半促成長期どり栽培において、ハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウおよびオオタバコガに対する交信攪乱フェロモン剤をハウス圃場および圃場周辺部に幼虫の発生前から設置すると、これら害虫の...
タマナギンウワバ、イラクサギンウワバの誘殺に適した性フェロモントラップ
要約 タマナギンウワバ、イラクサギンウワバの性フェロモンルアーを用いた誘殺には粘着トラップまたはファネルトラップが適している。 キーワード タマナギンウワバ、イラクサギンウワバ、発生消長、性フェロモン...
要約 市販の電撃式自動カウントフェロモントラップの計数方式を電撃電圧降下方式から赤外線方式に変更し、ハスモンヨトウの活動時間や季節に応じてトラップの各種設定時間を調整することにより、計数精度が向上す...
要約 交信攪乱剤のうちモモシンクイガ対象の単剤を利用し、モニタ-トラップと気象要因から防除適期を把握することで、コストを低減したモモシンクイガやキンモンホソガ等のリンゴ害虫の同時防除が可能である。[...
ホソヘリカメムシ集合フェロモンに含まれるイチモンジカメムシ誘引成分
要約 ホソヘリカメムシ集合フェロモンの1成分である(E)-2-hexenyl (E)-2-hexenoateはダイズ圃場においてイチモンジカメムシを誘引する。 キーワード 九州沖縄農研・地域基盤研究部・害虫生態制御研究室 背景・ね...
要約 新規性フェロモン剤(トートリルア剤)はチャハマキ雄成虫に対し、交信かく乱作用を示し、雌成虫との交尾阻害効果により、チャハマキ幼虫の密度を低下させる。その効果は化学合成農薬による慣行防除と同等以...
害虫個体数調査データから世代あたり平均密度を計算するプログラム
要約 本計算プログラムにより、積算温度法則に基づいて害虫個体数推移の調査データから世代区分を行い、各世代の平均密度を簡易に計算できる。 キーワード 害虫個体数推移、個体群動態解析、有効積算温度、世代あ...
チャノコカクモンハマキの交信撹乱剤抵抗性系統の作出と抵抗性の要因
要約 ハマキガ類の防除を目的とした交信攪乱剤(ハマキコンL)処理によりチャノコカクモンハマキに抵抗性が生じた茶園から本種を採集し,交信撹乱剤処理下で採卵,飼育を繰り返し,抵抗性系統を確立した。感受性...