要約 牛舎と鹿舎においてはシナハマダラカが最も多く捕獲され,アカイエカ,ヤマトヤブカが続いた。これらのカはウシとシカ両方から吸血した。シナハマダラカにアカバネウイルスを接種したところ20日以上,虫体内...
要約 Leuconostoc mesenteroides 中に新規に見いだしたデキストランスクラーゼ様遺伝子を修復して得られた遺伝子産物は、1,6 結合約 50%、1,3 結合約 40%のグルカンを合成する酵素であった。
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要約 ニホンジカの糞に含まれるプロジェステロン濃度は、血中濃度と相関性が認められ、これを測定することによって、シカの黄体機能の簡便なモニタリングが可能である。 背景・ねらい ニホンジカは食肉、皮革、生...
要約 パラポックスウイルス(PPV)感染症のウイルス学的迅速診断に有用なPCR法を開発した。この方法で,PPV属に属する4種類すべてのウイルスが検出可能であった。また,4種の制限酵素によるPCR-RFLPにより,4...
要約 インドネシアの熱帯降雨林にある約1,000haの調査地では、わずか2年間の調査で日本全土の種数に匹敵する700種以上のカミキリムシが記録され、生物多様性の豊穣を裏付けた。また大規模な森林火災がカミキリム...
アグロバクテリウム法によるヨシへのGUS遺伝子の導入と形質転換体の作出
要約 ヨシのカルス培養系を用いて、アグロバクテリウム法によりGUS遺伝子を導入し、形質転換体を作出した。 背景・ねらい ヨシは湖沼等の自然生態系の保全に有益な植物であることが知られており、近年、これら...
カメムシタマゴトビコバチの2種カメムシ卵に対する産卵行動の差
要約 卵寄生蜂 カメムシタマゴトビコバチが寄主卵の認知・受容に要する時間は、ホソヘリカメムシよりもイチモンジカメムシで長く、卵表面の化学物質の差が2種カメムシ卵での産卵率と産卵行動の差をもたらしている...
要約 ももの鱗翅目害虫4種に対する性フェロモン剤(もも用複合交信撹乱剤)の実用性が確認された。本剤の利用により殺虫剤の散布回数は、慣行の6~8回から4回程度に削減でき、散布時期は4月中旬、5月上中旬、6月...
新潟県におけるクリタマバチの導入天敵の実態とこれを利用する園地管理技術
要約 クリタマバチの導入天敵「チュウゴクオナガコバチ」は新潟県下全域に分布・定着が確認された。チュウゴクオナガコバチの増殖をうながすため、剪定枝は5月5日ころまで園地内においてから処分し、5月20日こ...
要約 沖積砂壌土における、5月上旬植コシヒカリ稚苗栽培の育苗箱全量施肥の適量は、慣行施肥窒素量の70%である。本施肥量で慣行施肥並みの収量が得られ、食味値も向上する。 背景・ねらい 米の産地間競争の激...
要約 夏播きニンジンの年明けどり栽培において、品質劣化が少なく多収でかつM級商品収量の多い品種としては、「紅楽5寸」が最も適しており、株間の間隔は、M級商品収量、上物収量ともに最も多い4cmが適している。...
要約 生産技術体系をデータベース化し、個別農家の経営指導や営農計画策定に活用できる農業経営設計システム「クーボー博士」を開発した。試算計画法と線形計画法による計画策定や営農類型の費用内訳の詳細を参照...
トマト栽培におけるマルハナバチによるタバコモザイクウイルスの伝搬
要約 トマト(品種桃太郎)栽培において、花粉媒介昆虫として利用されているマルハナバチ(Bumbus terrestris L.)により、タバコモザイクウイルス(TMV)が伝搬される。 背景・ねらい 近年、トマト栽培にお...
要約 イチジクの雌品種であるサンペドロ型及び普通型品種には、夏果に雄ずいを着生するものがあり、その花粉は稔性があって、雌品種間の交配が可能である。 背景・ねらい イチジクは雌性雌雄異株で単性花しか着生...
要約 果樹園、茶園ともに第1層の浅層化と可給態リン酸含量の増加が著しい。特に、ブドウ園や茶園では可給態リン酸含量が全調査ほ場で改善目標値(50mg/100g)の上限を越えている。一方、茶園ではpHが改善目標値(...
要約 淘汰前の産卵鶏を4日間絶食し、その後肥育用飼料を8日間給与することにより、もも肉を主体に肉量を増加できる。 背景・ねらい 産卵鶏の廃鶏肉はテーブルミートとしてはほとんど利用されていない。しかし、...
要約 伐採跡地へ草食家畜を放牧することにより先駆樹種等の木本類が衰退する。糞中種子によるシバ草地構成種の侵入後6年でシバが最も優占する。樹葉中タンニンに対する畜種の採食反応の違いにより、山羊を放牧す...
要約 搾乳牛に乳頭炎が発生し,膿疱からパラポックスウイルスが分離された。分離ウイルスを抗原に用いた寒天ゲル内沈降試験により関東地方の牛について疫学調査を行った結果,50%以上が抗体陽性で,年齢ととも...
二次寄生蜂との羽化時期の違いを利用したチュウゴクオナガコバチの繁殖方法
要約 九州では、チュウゴクオナガコバチは3月下旬~4月中旬に、本種の二次寄生蜂(随意的高次寄生者)は4月下旬~6月上旬に羽化する。羽化時期の違いを利用してチュウゴクオナガコバチの繁殖を助けるためには、ゴ...
要約 イセエビの初期生態解明に取り組んだ結果、ようやく幼生中期から底生生活初期における様々な生態学的知見が得られてきた。途上ながら、幼生の移送過程から考えられる資源管理法、着底から底生生活初期におけ...