要約 ニホングリ「ぽろたん」における自発休眠覚醒効果は0~6℃が最も有効であり、それより高温の9℃での有効性は0~6℃の約85%、12℃では約65%となり、15℃は無効である。 キーワード ニホングリ、自発休眠、低温要求...
モモ「川中島白桃」の秋季せん定は新梢切除率3割程度を上限とする。
要約 モモ「川中島白桃」において収穫後(9月上中旬)の秋季せん定は、樹勢抑制効果が期待できる。但し、新梢切除率が高いと樹体の耐凍性低下が懸念されるため、秋季せん定の強度は新梢切除率で3割程度を上限と...
要約 1990年代以降、気候温暖化による高温が原因と思われる果樹の生育障害の発生が多い。過去の気象推移から算出した気温上昇値をもとに、30年後の温度環境をシミュレーションすると、施設果樹での加温時期の遅れ...
モモ幼木の凍害による主幹部障害と枯死樹発生に及ぼす台木品種と台木長の影響
要約 モモ幼木の主幹部障害と枯死樹の発生は、台木品種により差がある。岐阜県飛騨地域在来ハナモモ「国府HM-1」を台木とすると、慣行台木「おはつもも」に比べ障害程度が軽微で枯死率が低い。なお、台木長を80cm...
モモ若木の凍害発生に及ぼす品種の影響とモモ胴枯病発病軽減対策
要約 モモ若木の凍害発生は、穂木品種と台木品種の組み合わせにより程度が異なり、特に、「川中島白鳳」と「おはつもも」の組み合わせで発生が増加する。また、モモ胴枯病は、初冬から春にかけて主幹部への白塗剤...
要約 もも樹の凍害は、樹体内の糖含量が少ない幼木期に発生が多く、主幹部の地上60cm以下の南側日射面に発生しやすい。また、早期落葉によって糖含量が減少した樹や主幹部に傷害を受けた樹では凍害発生が助長され...