リアルタイムPCRによるヒメアカカツオブシムシおよびカツオブシムシ類の同定法
要約 カツオブシムシのミトコンドリアDNAの塩基配列から設計されたプライマー/プローブセットを用いて、リアルタイムPCR法によりヒメアカカツオブシムシおよびカツオブシムシ類を同定する。本手法は、迅速かつ正...
要約 農業排水路から水田へと淡水魚類を遡上させ、水田内での繁殖を促すために設置される水田魚道。全国的に普及しつつあるが、長期間、水田魚道を観察し続けることは現実的に不可能であるため、その効果を定量的...
搾乳ロボットと飼料生産等の外部化による酪農収益性向上の可能性と条件
要約 ロボット等による搾乳および飼養管理の省力化と飼料生産等の外部化等により、夫婦1世代で経産牛約120頭の飼養と収益性の高い酪農が可能となる。ただし、高泌乳牛飼養となるため収益確保にはICT等を活用した...
果樹害虫チャバネアオカメムシの増殖地からの離脱と飛来を予察する簡易手法
要約 果樹害虫チャバネアオカメムシの増殖地であるヒノキ植林地などに、合成集合フェロモンと粘着シートから作るトラップを設置し、誘引・捕獲される幼虫数をモニタリングすると、本種新成虫の果樹園への飛来時期...
要約 農家用の小規模なバイオガス発生装置(BD)からのガスの発生量は、原料となる家畜の排せつ物の供給量の影響を受けるが、ホテイアオイなどの未利用バイオマスを補助的な原料として活用することで、BDの安定的な...
要約 遺伝子組換えカイコの養蚕農家での飼育を可能とするため、遺伝子組換え動物として国内初の第一種使用等となる遺伝子組換えカイコの飼育試験を開始し、管理手法の検討やモニタリングを実施した。 キーワード ...
要約 生物資源モニタリングの活用により放牧地・放牧牛を適切に評価・判断することを通して、広域地域間の連携による繁殖和牛の周年放牧ができ、環境負荷軽減、更なる低コスト飼養、耕作放棄地の積極的活用を図る...
要約 マツモトコナカイガラムシのフェロモンは、他のコナカイガラムシ類のフェロモン(モノテルペン)とは全く異なるヘミテルペン系化合物であることを明らかにしました。この物質は簡単に合成できるため、本種の...
無病苗定植と圃場内および地域一斉防除によるグリーニング病の発生抑制
要約 カンキツグリーニング病常発地域において、無病苗の定植後に媒介虫ミカンキジラミの地域一斉防除と圃場内の慣行防除を継続すると、定植後5年経過してもシークワーシャーにおける同病の発生は低頻度にとどま...
要約 ルアンプラバン県におけるテナガエビMacrobrachium yuiの生活史に関する野外調査の結果、雌は洞窟河川へ遡上し、その内部で主に7月から8月にかけて繁殖するとみられる。その生態的特性に基づき現地...
要約 鳥の多様性は日本全体の森林の変化だけでなく、東南アジアにおける変化の影響も受けていることがわかりました。 背景・ねらい 人類はこれまで地球上の陸地の50%を利用してきたと言われます。農地化や宅地化...
要約 噴火湾ホタテガイ養殖においては、生殖巣発達期の2月のクロロフィルa濃度が低い年と母貝の成長不良年に採苗不良が起きている。エルニーニョ年は2月のクロロフィルa濃度が低く、ラニーニャ年には母貝の成長不...
チャバネアオカメムシ集合フェロモンには餌を求めて移動中のクサギカメムシ成虫が誘引される
要約 チャバネアオカメムシ集合フェロモントラップには、栄養蓄積と卵巣発育が劣り、餌を求めて移動中のクサギカメムシ成虫が誘引される。 キーワード チャバネアオカメムシ集合フェロモン、クサギカメムシ、栄養...
要約 果樹の最重要害虫であるカメムシ類をモニタリングするために開発した乾式トラップは、水盤式トラップと比較して平均捕獲数はやや少ないもののほぼ同等の感度で発生動向を検出できる。さらに水の補充などの...
SPF豚農場におけるMycoplasma hyopneumoniaeの清浄度回復技術
要約 Mhp侵入によりSPF認定が停止したSPF豚農場で豚舎内の消毒(ほぼ毎日)、全頭のワクチン接種、豚舎間の人の移動制限や飼養管理の見直しからなる対策を実行することで、肺廃棄率が改善することで再認定が可能...
シバ優占草地における肉用繁殖牛の放牧密度・放牧期別TDN過不足量の指針
要約 シバ優占草地放牧時の補給や退牧を判断するために、放牧条件別に肉用繁殖雌牛の可消化養分総量(TDN)過不足量の指針を示す。TDN量は、高密度または放牧経過に伴い、また授乳期>妊娠末期>維持期、の...
要約 外来哺乳類タイワンリスの分布拡大予測に基づき、対策の優先地域を選定し、分布拡大の足場となる緑地管理の重要性を提案しました。また、外来マングースによる希少種への捕食影響や、希少種生息地での侵入状...
要約 乳牛の繁殖成績は、周産期の健康、栄養充足ならびに発情発見技術によって大きく影響 キーワード 乳牛、繁殖、周産期、乳成分、初乳性状、発情発見、健康、モニタリング 背景・ねらい 乳牛の繁殖性向上のため...
要約 東北地方では、ブナの実のりが大豊作から大凶作へと変化するとき、人里域に出没して有害駆除されるツキノワグマの数が急増する。この関係を人身被害防止のための警報システムづくりに生かすことができるだろ...
果菜類の害虫ミナミキイロアザミウマに対するヒメハナカメムシ3種の必要放飼比率
要約 ヒメハナカメムシ3種の温度別繁殖パラメータおよび最大捕食量のデータを用い,ミナミキイロアザミウマに対する抑制能力(害虫/天敵比)を算出した。この値により,天敵3種を大量放飼する際の理論的必要放飼...