イネの耐塩性遺伝子OsSOS2の変異は放射性セシウム吸収を抑制する
要約 イネの耐塩性遺伝子OsSOS2が変異することで、コメの放射性セシウム濃度は低下する。その原因は根のナトリウム濃度上昇に伴うカリウムトランスポーター遺伝子OsHAK1の発現が低下し、根の放...
要約 小麦「せときらら」は、製パン性に優れ、多収である。日本めん用小麦品種「ふくほのか」に製パン性が向上する高分子量グルテニン遺伝子Glu-D1d、低分子量グルテニン遺伝子Glu-B3h、硬質性...
要約 イネの根を深い方向に伸ばす遺伝子を発見した。根の張り方が浅いイネに本遺伝子を導入すると、根が深くまで伸び、干ばつに強くなることが実証された。 キーワード 干ばつ耐性、深根性、量的形質遺伝子座、重...
要約 [ポイント]
イネの開花しない突然変異の交雑抑制能力と既存品種へ導入した場合の影響
要約 イネの突然変異superwoman1-cleistogamyによる開花しない性質は、自然交雑を効果的に抑制できる。また、DNAマーカーと連続戻し交配によってこの性質を既存のイネ品種に効率よく導入でき、その農業...
要約 日本国内に生息するドジョウの遺伝的クレードを解明し、全国における集団の分布図を作成する。ミトコンドリアDNAの塩基配列による系統樹から、日本のドジョウは3つの遺伝的クレードによって構成され、それぞ...
圃場におけるイネいもち病菌の病原性突然変異頻度は10-5のオーダーである
要約 いもち病菌の病原性突然変異頻度は、水田圃場では4.7~8.8×10-5、畑晩播圃場では1.6×10-5である。圃場における突然変異頻度は、10-5のオーダーと推定される。 キーワード イネいもち病菌、真性抵抗性、病原...
要約 水稲「うしゆたか」は、青森県で熟期が“中生の早”の粳種である。耐倒伏性が強く直播適性があり、黄熟期の全重収量が高く稲発酵粗飼料としての特性も優れていることから、青森県の飼料作物奨励品種に指定され...
水稲第6染色体長腕末端領域に座乗する新規の低アミロース性QTL
要約 由来の異なる4つの低アミロース品種・系統、「はなえまき」「柔小町」「zt14」「EM15」では、第6染色体長腕末端の共通した領域にそれぞれの低アミロース性QTLが座乗し、SSRマーカーを用いた選抜が可能であ...