VA菌根菌の共生率を高める培土の条件と共生がキュウリの収量に及ぼす影響
要約 キュウリ台木‘スーパー雲竜’に対するVA菌根菌の共生率は、リン酸施肥量を減じて有効態リン酸を少なくするか、培土にパーライトやイソライトを混入すると高まる。また、VA菌根菌を共生させてもキュウリの...
カンキツ新品種「天草」苗木における自根の発生状況と樹勢及び果実品質
要約 カンキツ新品種「天草」の苗木においては自根の発生が多く見られる。自根発生樹は樹勢が旺盛で、樹冠容積も大きくなるが、果実の糖度、酸度は低くなる。佐賀県果樹試験場・常緑果樹研究室、宮崎県総合農業試...
要約 完熟収穫に適して食味が優れ、ホルモン処理やマルハナバチによる着果作業が不要で省力栽培が可能な単為結果性トマト新品種「試交99-2」を育成した。 背景・ねらい トマトの輸入が急増し、国際競争が激化する...
要約 ヒラナスプロトプラストの細胞選抜再生系統は、青枯病の発病を遅延する抵抗性を示す。青枯病菌の培養ろ液を選抜物質に用いた場合に得られる系統の自殖第一代の中から、罹病性品種(筑陽)を接ぎ木しても青枯...
要約 「アカナス」と「カレヘン」の体細胞雑種の中から、低温伸長性、草勢、根張りに優れた系統を選抜した。選抜系統の自殖第1代「羽曳野育成1号」は、水なす用台木として特性に優れ、収量性が向上する。 背景...
高知方式湛液型ロックウールシステムにおけるキュウリの培養液処方
要約 高知方式湛液型ロックウールシステムによるキュウリ栽培において、培養液組成を山崎キュウリ処方1.0単位に準拠して、リン濃度を5.8me/リットル、マンガン濃度を0.2ppm、亜鉛濃度を0.4ppmにすることにより、...
りんごM.9ナガノ台木の発根量評価基準の作成と台木の品質評価
要約 取り木によって繁殖したM.9ナガノ台木は、発根量評価指標により発根指数2.0(秋根が多く、春根も2~3本発出)以上で、かつ台木直径が9mm以上であれば、揚げ接ぎして良質な苗木育成に利用できる。 背景・ねらい...
要約 砂丘地土壌に適したウイルスフリーぶどう「デラウェア」の台木として、樹の生育が旺盛で収量も多い5BB台が有望である。 背景・ねらい ウイルスフリーぶどう「デラウェア」は着色が良く、熟期も既存の「デラ...
カラタチ台早生温州の樹体に対するカンキツエクソコーティスウイロイド(CEVd)の影響
要約 カンキツエクソコーティスウイロイド(CEVd)は、カラタチ台の根の呼吸量や早生温州の生育を抑制する。しかし、着果負担が適正な条件下においては、1果実重、糖度および酸度に対する影響は無い。 背景・ねら...
要約 なすの割り接ぎ作業において、なす、トマト用に開発した穂木、台木形成器具を使用すると、手作業の6割程度に作業時間を短縮でき、かつ、手作業より作業精度が向上する。 背景・ねらい 当所で開発した個別...
要約 転写後にmRNAが分解されるジーンサイレンシング(PTGS)を示す系統に接木した非PTGS系統にはPTGSが誘導され、一度誘導されたPTGSは供試PTGS系統を非形質転換植物に換えても維持された。PTGSは上下両方向に移...
育苗中のナスに発生したPseudomonas viridiflava による立枯症
要約 育苗中のナスに発生した立枯症は、Pseudomonas viridiflava によるものである。 背景・ねらい
2000年3月、育苗中の露地用ナス(台木:トルバムビガー、穂木:筑陽)の接木部から上2~3cm位の茎が褐変...
要約 リンゴの新わい性台木、「JM7」の耐水性は「マルバカイドウ」並に強く「JM1」、は「マルバカイドウ」よりやや弱い。「M.9」の耐水性は最も弱く、その耐水性の強さの順位は「マルバカイドウ」=「JM7」≧「JM...
促成キュウリのセル苗直接定植での基肥量半減が収量におよぼす影響
要約 地域導入予定有望品種を用い ‘ゆうゆう一輝(黒)’台木を使用した場合、セル苗直接定植で基肥量を半減すると‘シャ-プ1’は収量が減少し、 ‘はるか’は収量が増加する。きゅうり品種と台木品種の適切な組み合...
要約 カンキツ台木実生の主幹に別の台木の樹皮を皮接ぎすると、相対的に樹勢の弱い台木の樹皮を接いだ部分が太くなる。この現象を利用し、カンキツ台木の樹勢調節能を実生の段階で早期評価することが可能である。...
ロックウール栽培のバラにおける折り曲げ枝からの光合成産物の転流特性
要約 バラのロックウール栽培によるハイラック整枝法において、穂木の折り曲げた緑枝(同化専用枝)に着生する葉に由来する光合成産物は、48時間後には45%が切り花となるシュートや根に転流している。 背景・ねらい...
トマトの萎凋病及び根腐萎凋病抵抗性品種に病原性を有するトマト萎凋病菌レース3の発生
要約 福岡県内の促成栽培トマトで萎凋病菌レース1、レース2及び根腐萎凋病抵抗性品種を侵す、わが国では未確認であったトマト萎凋病菌レース3の発生を初めて確認した。生産環境研究所・病害虫部・野菜花き病害虫...
メロンつる割病(レース1,2y)抵抗性台木新品種系統「空知台2号」
要約 「空知台2号」はメロンつる割病のレース0、レース2およびレース1,2yに対して抵抗性を有し、台木特性及び接ぎ木作業性の優れるメロン用台木品種である。 キーワード 「空知台2号」、メロンつる割病、レース1,...
要約 石灰質肥料の施用はボタンの根の発達と生長を促進し、良質苗の生産に効果がある。黒ボク土における好適値は概ねpHが6~7、交換性カルシウム含有量が3~4g kg -1 である。 背景・ねらい 島根県の八束町は...
要約 ユスラウメ台木による「川中島白桃」の栽培において「千曲白鴎」を中間台木として用いると、乾物生産量が向上し、チッソ吸収量も多くなり初期成育がすぐれる。なお、中間台木の長さは40㎝程度必要である。 ...