ウイロイド類の無毒化によるカンキツ「不知火」の樹勢強化と品質向上
要約 カンキツ「不知火」は、ウイロイド・ウイルス類を無毒化した樹、または無毒化後トリステザウイルス(CTV)弱毒系統M16A接種した樹を用いることにより、樹勢が強化され、減酸良好な、高品質果実が生産できる。 ...
要約 播種後約3週間のカラタチ幼実生へ、播種後約4週間のヒリュウ実生から採取した新梢を割り接ぎすると、ヒリュウ中間台用の実生が従来法より1年早く育成できる。穂木としてシトレンジなどカンキツ台木を用いれ...
新梢の摘心位置が欧州系ぶどう「マリオ」の果粒肥大に及ぼす影響
要約 根域制限し短梢せん定で栽培している欧州系ぶどう「マリオ」に対し摘心を行う際、摘心位置を房に近づけることにより樹勢を抑制することができ、果粒の肥大が促される。 キーワード 欧州系ぶどう、短梢せん定...
ウイロイド保毒のカラタチ台カンキツに見られる台木の剥皮症状と樹勢低下
要約 カンキツエクソコーティスウイロイド(CEVd)以外の数種ウイロイドが複合感染したカラタチ台カンキツにも、CEVdによるのと同様に、台木部の激しい剥皮症状と著しい樹勢低下が見られる。 キーワード ウイロイド...
栽培管理温度・果実条件が流通過程でのキュウリ果肉褐変症に及ぼす影響
要約 冬季(低温期)、流通中のキュウリに見られる果肉褐変症状は、適期の100g前後の果重で収穫した場合、収穫前の天候が晴れでハウス内温度が高く経過した場合に、発生が助長される。また、栽培管理温度を慣行より...
南西諸島における無着果樹カンキツ「南香」、「天草」の台木別地上部、地下部の発生周期
要約 無着果樹「南香」、「天草」は、ヒリュウ、カラタチ、シイクワシャーの各台木とも新梢は春・夏を中心に年間3回程度発生し、12月上旬に停止する。根は春から発生するが、秋に多く発生し、冬期でも発根は続い...
要約 イチジク「桝井ドーフィン」のいや地被害を軽減するには、ネコブセンチュウの寄生に関わらず、樹の衰弱を抑制できればよい。選抜品種「Zidi(ジディー)」はネコブセンチュウ感受性ながら強勢であるため、い...
要約 カキ「西条」の種子内胚軸にアグロバクテリウム法によりAgrobacterium rhizogenes由来のrolB及びrolC遺伝子を導入すると、わい性の組換え体を獲得出来る。 キーワード カキ、rolB
要約 カラタチの系統である「クライダー」、「USDA」台の「青島温州」は「ヒリュウ」、「大葉」台よりも強樹勢となり、10月の個葉の光合成能は高い。同様にシイクワシャー台の「天草」や「せとか」は「ヒリュウ」...
土壌消毒とヤシ殻炭微生物資材施用の併用によるユウガオ台木スイカつる割病の防除
要約 土壌消毒後のヤシ殻炭微生物資材の育苗培土混用施用と定植時植穴施用を組み合わせた処理では、ユウガオ台木スイカつる割病の発病が抑制される。 キーワード 土壌消毒、ヤシ殻炭、微生物資材、ユウガオ台木、...
要約 砂丘地土壌における「安芸クイーン」の有核栽培で、花振るいを防止して、秀品収量が多く、糖度の高い着色良好な果実を生産するには、せん定後の総芽数を接ぎ木上部20cmの主幹断面積1cm2当たり13芽の割合で...
要約 新根を供試した遺伝子診断技術のひとつであるRAPD分析によりカンキツ「天草」の自根と台木根を高い確率で比較的容易に区別することができる。また、ひこばえを発生させる方法でも簡易的に自根発生樹を識別す...
新品種の高接ぎ更新における「宮内伊予柑」の中間台木としての有効性
要約 「宮内伊予柑」を中間台木に用いた「不知火」、「せとか」、「あまか」、「はるみ」、「ありあけ」の高接ぎ4年後の樹勢、結実性、品質は良好で、「宮内伊予柑」を用いた高接ぎ更新は可能である。 キーワード...
要約 茨城県で発生したメロンつる割病菌レース1の菌株は、滋賀県産のレース1菌株よりも宿主範囲が広く、マクワウリ品種にも病原性を示す。メロン品種「FR-2」、「園研台木3号」、「メロンパートナー」および...
要約 秋季の芽接ぎと次春の切り接ぎにより育成したモモ中間台木苗の葉巻き上がり時期を調査することにより、台木品種・系統のモモに対する接ぎ木親和性の判定を1年余り短縮できる。 キーワード モモ台木、接ぎ木...
要約 青枯病菌はトマト木部組織の壁孔膜が崩壊した壁孔を通じて導管から導管、柔細胞へと移行する。抵抗性台木品種では壁孔膜の高電子密度化・肥厚、導管内での高電子密度物質の集積や柔細胞でのapposition layer...
メロンつる割病(レース1,2y)抵抗性台木新品種系統「空知台2号」
要約 「空知台2号」はメロンつる割病のレース0、レース2およびレース1,2yに対して抵抗性を有し、台木特性及び接ぎ木作業性の優れるメロン用台木品種である。 キーワード 「空知台2号」、メロンつる割病、レース1,...
要約 石灰質肥料の施用はボタンの根の発達と生長を促進し、良質苗の生産に効果がある。黒ボク土における好適値は概ねpHが6~7、交換性カルシウム含有量が3~4g kg -1 である。 背景・ねらい 島根県の八束町は...
要約 カンキツ台木実生の主幹に別の台木の樹皮を皮接ぎすると、相対的に樹勢の弱い台木の樹皮を接いだ部分が太くなる。この現象を利用し、カンキツ台木の樹勢調節能を実生の段階で早期評価することが可能である。...
ロックウール栽培のバラにおける折り曲げ枝からの光合成産物の転流特性
要約 バラのロックウール栽培によるハイラック整枝法において、穂木の折り曲げた緑枝(同化専用枝)に着生する葉に由来する光合成産物は、48時間後には45%が切り花となるシュートや根に転流している。 背景・ねらい...