要約 大区画圃場において、播種時に田面の用排水溝を同時施工して畦上に播種をする作溝同時播種機を開発し、迅速な水管理と安定した苗立ち及び耐倒伏性強化に効果があるM字型潤土直播播種技術を開発した。 背景...
拮抗細菌をコーティングしたペレット種子によるテンサイ苗立枯病の抑制効果
要約 Xanthomonas属の拮抗細菌の種子コーティングは、PythiumとRhizoctonia菌によるテンサイ苗立枯病を慣行農薬並に抑制でき、播種後は根圏に定着する。菌数はペレット種子の造粒工程で減少するが、造粒後は2カ月...
要約 酵素発生資材被覆の水稲催芽種子は、0.5~2時間の陰干し後、5~10度で密封貯蔵することにより、土中出芽力が高く維持される。この場合、出芽率に品種間差異が認められるが、25日間程度の貯蔵でも出芽率の低...
関東南部における水稲乾田直播栽培の定着に関与する要因と最適導入規模
要約 直播栽培を組み込んだ確率的多目的計画モデルを構築し、種々のシミュレーションを行うことにより、不耕起乾田直播栽培の最適導入規模は、単収水準や経営面積以外にも降雨条件、機械施設装備、投入労働力、転...
要約 湛水散播水稲のころび型倒伏に影響を及ぼす播種深度、穂揃い期株生育量、土壌の表面硬度と株支持力との関係を、水稲品種「どまんなか」を用いて解析し、耐ころび型倒伏性の診断技術の開発に有効なモデル式を...
要約 水稲直播技術には規模拡大効果やコストダウン効果のほかに補助労働を省く効果があり、農外恒常勤務の増加や高齢化により補助労働を女子労働力に依存することが困難になった農家では省力化へのニーズが強い。...
水稲「キヌヒカリ」、「あかね空」の大麦あと6月中旬散播湛直の安定栽培法
要約 大麦あと6月中旬播の散播湛直に適応する「キヌヒカリ」、「あかね空」の適正苗立数は100本/㎡程度、施肥は基肥0.4kg/a+出穂20日前穂肥0.3kg/aを基本とし、 苗立不足の場合には3葉期追肥0.2kg/aを行う。水管...
水稲直播適応品種「新潟30号」を用いた代かき湛水散播直播栽培法
要約 直播適応品種「新潟30号」の生育特性を明らかにし、直播栽培における生 産の安定化のための生育・収量及び肥培管理のめやすを示した。目標収量及び収量構 成要素は10a当たり収量500kg、平方メートル当たり...
拮抗細菌をコーティングしたペレット種子によるテンサイ苗立枯病の抑制効果
要約 拮抗細菌の種子コーティングは、PythiumとRhizoctonia菌いずれのテンサイ苗立枯病も慣行農薬並に抑制できる。この拮抗細菌はXanthomonas属で、播種後には根圏に定着する。菌数は既存のペレット種子の造粒...
早期栽培地帯の乾田直播栽培における「コシヒカリ」の安定生産のための生育指標
要約 早期栽培における乾田直播の「コシヒカリ」で500~540kg/10aの収量を得るには、稈長を90㎝以下とし倒伏を避け、苗立ち数100~150本/平方メートル、幼穂形成期の茎数450~500本/平方メートル、穂数330~360本...
要約 水稲直播栽培において2種類の被覆尿素の溶出を比較すると、放物線タイプでは、乾田直播が湛水直播より土壌水分や地温の影響で遅れ、溶出割合に最大20%の差が生じる。シグモイドタイプでは両播種様式とも同...
要約 砂質乾田の水稲湛水表面散播法において、代掻き後すみやかに播種し、播種直後および2葉期に落水処理を行うことにより、根の支持力が高まり、転び苗、浮き苗の発生を抑え、苗立率を高めることが可能になる。...
要約 湛水散播水稲のころび型倒伏に影響を及ぼす播種深度、穂揃い期株生育量、土壌の表面硬度と株支持力との関係を、水稲品種「どまんなか」を用いて解析し、耐ころび型倒伏性の診断技術の開発に有効なモデル式を...
要約 水稲直播技術には規模拡大効果やコストダウン効果のほかに補助労働を省く効果があり、農外恒常勤務の増加や高齢化により補助労働を女子労働力に依存することが困難になった農家では省力化へのニーズが強い。...
要約 直播栽培は、水稲作業省力化をねらいとして基幹男子農業専従者のいない労働力の少ない経営に導入されるケースも多いが、基幹男子農業専従者のいる経営(特に複合経営)においては規模拡大としてのねらいが強い...
東北南部における湛水土中条播栽培の苗立ちに対する出芽時落水管理の効果
要約 湛水土中条播栽培における播種から出芽期間の水管理は、苗立ちの向上と安定化をはかるため、土壌還元の進行を抑制する一時的な落水処理を行うことが、効果的である。また、播種後20日間の積算気温と1葉以上...
要約 「ひたち10号」は、中生、短稈、中間型品種で、耐倒伏性が高く、多収、良質・良食味、穂発芽性難で、直播栽培にも好適な品種である。 背景・ねらい 茨城県ではキヌヒカリを直播栽培向け適品種の一つとして推...
早期栽培地帯の乾田直播栽培における「ひとめぼれ」の安定生産のための生育指標
要約 早期栽培における乾田直播の「ひとめぼれ」で530~560kg/10aの収量を得るには、苗立ち数150~200本/平方メートル、幼穂形成期の茎数470~600本/平方メートル、穂数400~500本/平方メートル、籾数28,000~30,...
要約 再生紙マルチに不織布とホットメルト接着剤を用いて水稲種子を固定し、代かき直後の水田に敷設することにより、点播直播が可能となる。 背景・ねらい 国際競争力の強化のため稲作の低コスト化、省力化、高...
要約 移植栽培による規模拡大の限界にある大規模稲作経営は、水稲直播栽培を導入することによって、その限界を打破し、新たな規模拡大による農業所得の向上を図ることができる。 背景・ねらい 水稲直播栽培は、省...