要約 削耕方式の不耕起直播栽培では、「冬期の削耕処理→播種前または播種後のグリホサート剤散布→乾田期の茎葉処理剤散布→入水後の土壌処理剤散布」の除草体系が有効である。積算有効気温からイヌビエの葉齢とイ...
産業用無人ヘリコプターによる水稲用1キロ粒状除草剤の湛水直播での散布法
要約 産業用無人ヘリコプターを利用した水稲用1キロ粒状除草剤の散布は、実散布時間でha当たり7~9分程度と省力的で、ほ場外飛散や水稲に対する薬害がなく、除草効果が地上散布並に高い。 背景・ねらい 平成9年現...
要約 乾田不耕起直播栽培ではすじ葉枯病と葉鞘腐敗病の発生が特異的に多い。すじ葉枯病にはチオファネートメチル水和剤、イミノクタジンアルベシル酸塩水和剤、同フロアブルがイミノクタジン酢酸塩・フサライド粉...
要約 北陸地方の平坦部水稲栽培における葉いもち発病盛期は、6月下旬から7月 下旬までである。このような地域の大規模潤土直播栽培における省力的葉いもち防除 法として、カルプロパミド水和剤を粉衣した催芽種...
背景・ねらい 削耕方式の水稲不耕起直播栽培では、ほ場均平、再生稲株処理及び除草のため、晩秋と早春に田面の削耕処理を行う。このため、表土(0~3cm)については攪乱状態にあり、3cm以下の作土については未攪...
要約 水稲「滋賀60号」は、湛水直播栽培において、「キヌヒカリ」、「日本晴」同様に苗立が安定しており、収量が高く良質である。また、短強稈で、倒伏抵抗性も大きく直播栽培適性が優れる。 背景・ねらい ...
水稲土中播種において土壌溶液アンモニア態窒素は苗立ちを悪化させる
要約 土壌溶液中のアンモニア態窒素濃度の上昇は、表土播種した水稲種子の苗立ちに悪影響を与えないが、土中播種した水稲種子の苗立ち率を低下させ、生き残った幼植物の生育を悪化させる。 背景・ねらい 水稲直播...
要約 てんさいを移植栽培体系から移植直播併用栽培体系、直播栽培体系に移行することにより、小規模階層では省力化、大規模階層、畑野菜作経営においては、所得向上と省力化の可能性が高い。 背景・ねらい てんさ...
要約 水稲栽培における労働時間の短縮と機械費の節減を可能とする不耕起直播栽培技術を確立するため、削耕機構を用いた水稲不耕起播種機を開発した。本機は、麦播種にも使用できる。また、播種直前の削耕時に播種...
水稲湛水土中点播直播栽培におけるシグモイド型被覆尿素肥料の施肥位置
要約 水稲の湛水土中点播直播栽培に100日タイプのシグモイド型被覆尿素肥料を用いると,全面全層施用,すじ状施用,点状施用のいずれも施肥窒素の利用率に差異がなく,同等の収量が得られる。 背景・ねらい 水稲の湛...
要約 全国205の直播実施経営を対象としたアンケート調査によると,直播栽培の定着には,単水準,省力化及びコスト削減効果の発現の程度,直播栽培に適した圃場の有無,労力不足の程度が影響している。 背景・ねらい 水...
秋田農試改良型播種機を用いた乾田土中条播早期湛水直播の栽培マニュアル
要約 代かきをしないことから、湛水直播より省力的で田畑輪換に適した乾田土中条播湛水直播(折衷直播)栽培について、その導入・普及に役立つ栽培マニュアルを作成した。 背景・ねらい 乾田土中条播早期湛水直播(...
土壌物理性の不均一度のスケール依存性評価のための間隙構造モデル
要約 土壌の間隙を粗間隙と土壌マトリクスの2領域に区分し、土壌物理性をこれらの領域で定義された確率変数の関数として表すことより、土壌物理性の統計的な分布とサンプルの大きさとの関係を理論的に検討しうる...
要約 大区画散播直播の苗立ち数は、播種精度と圃場環境に支配され、苗立ち数が不足すれば収量の低下を、過剰では倒伏を誘発して同じく収量低下を招く。苗立ち数50~160本/平方メートル(品種「どまんなか」)では、...
要約 水稲直播栽培を試験的に導入している農家において、直播栽培と移植栽培を比較すると、労働は省力化され、生産費は削除されるが、減収により所得は低減する。問題となるのは収量の年次変動が大きいことであり...
要約 「大規模水田作経営」、「複合経営」、「地域資源管理型の地域営農組織」の3つの類型別に直播栽培技術導入のねらいと留意点を整理し、大面積の作業と稠密な管理との両立や、播種機等の共同・汎用利用による...
要約 「コシヒカリ」の湛水土中直播栽培に節水栽培を導入することにより、倒伏を軽減し栽培を安定化することが可能である。節水栽培は4月下旬に播種した場合、6月上旬の分げつ始期から間断灌漑を行い、6月中旬に...
要約 乾田直播栽培における播種後~幼苗期の雀害回避対策として、種籾のチウラム水和剤処理が有効であり、顕著な効果が期待できる。 背景・ねらい 乾田直播栽培では、標準的な播種期よりも早播きあるいは晩播き...
要約 早生品種「ほほほの穂」を用いた湛水散播直播で、播種後60日目までに茎数を約630本/平方メートル以上とすることで、10a当たり500kg以上の収量を確保することができる。 背景・ねらい 低コスト・省力化をね...
中山間地帯における水稲湛水直播栽培の産業用無人ヘリコプタを用いた栽培体系
要約 中山間地の大規模農家、営農集団の稲作経営規模拡大を支援するため、播種から病害虫防除までを産業用無人ヘリコプタで実施する直播栽培体系を組み立てた。 背景・ねらい 中山間地帯では水田の区画やまとまり...