近赤外分光分析法によるヒマワリ子実の脂肪酸組成の簡易、迅速測定
要約 近赤外分光分析法によって、ヒマワリ子実の抽出油脂、剥皮した複数粒子実及び剥皮した単粒子実の脂肪酸組成を簡易、迅速に測定できる。 背景・ねらい 育種あるいは搾油の現場においては、脂肪酸組成の速やか...
要約 トリフルラリン溶液を開花前のとうもろこしの雄穂に噴霧することにより高頻度に受精能力のある2核性花粉を得ることが可能となった。この花粉を授粉すると発育不全粒を生じるが、染色体の倍数性操作に利用で...
要約 黒毛和種の子牛の体重について相加的母性遺伝効果など複数の変量効果を考慮したアニマルモデルによって遺伝率を推定した。その結果、子牛体重に対する母性遺伝効果の遺伝率は、生時の0.09から6ヵ月齢の0.38...
要約 豆乳のゲル化過程を動的粘弾性法により連続測定し、豆腐加工特性を一粒大豆中のタンパク質量で評価した。大豆7S及び11Sグロブリンのゲル化と生成ゲルの物性の差異を明らかにした。 背景・ねらい 豆腐は...
要約 しゅんようは収量性が高い中生種である。シラネコムギと比較して、粉色、麺色は明るい黄色でゆでうどんの官能評価が高く、穂発芽性難で品質は安定する。蛋白質含量がやや低いため止葉抽出期の追肥が必要。 ...
病原菌の混合接種によるイタリアンライグラスの複合抵抗性検定法
要約 イタリアンライグラス冠さび病、斑点病、網斑病に対する品種の抵抗性について、それぞれの病原菌を混合接種し幼苗で検定する複合抵抗性検定法を確立した。本法は育種母材の病害複合抵抗性検定に活用できる。...
要約 電気泳動法に替わる、大豆リポキシゲナーゼアイソザイムの簡便な検出法を開発した。検体(大豆粉末試料)に反応助長液と各アイソザイム検出溶液を加えると退色の有無によって、L-1、L-2、L-3の存否が3~5分...
登熟中期の小麦種子を用いたグルテニンサブユニット組成の早期検定
要約 製パン性やめんの粘弾性に関与するとされている小麦種子のグルテニンサブユニット組成は、開花後20日以降、あるいは種子の含水率55%以下の登熟中期の早期検定が可能である。 背景・ねらい 小麦胚乳のグ...
要約 「東山162号」は白目大粒の良質で、ダイズモザイクウイルス病抵抗性品種である。成熟期は、「ナカセンナリ」並の中晩生種に属する。耐倒伏性に優れ、子実収量は「ナカセンナリ」及び「タマホマレ」を上回...
要約 北パキスタンで収集したイネ在来品種の多様性を明らかにした。北パキスタンにおけるイネの栽培品種は標高によって粒型やアイソザイムのパターンに地理的傾斜があり、山岳地域の生態的特性を反映した変異を...
要約 国内のコムギ品種「中相州」の未熟胚由来カルスを用いて懸濁細胞培養系を確立した後、プロトプラストの単離・培養を行い、コロニー形成、カルス形成、シュート形成、発根を経て、稔性のある完全な植物体を...
アズキ亜属4倍体重Vigna glabrescensの遺伝的背景
要約 リョクトウの主要病害虫に抵抗性を示すアズキ亜属4倍体栽培種のVigna glabrescensは、4倍体野生種V.reflexo-pilosaの栽培型であり、2倍体野生種のV.trinervia(雌親)とV.minima(花粉親)がこれら4倍体種の両...
要約 インド型品種・密陽23号と日本型品種・アキヒカリとの遠縁雑種(F2)において、イネ染色体全域にわたるRFLP(制限酵素断片長多型)マーカーを用いた解析から、第2,3,6,7,8,9,12染色体上に遺伝子の伝達率(分離頻...
要約 黒毛和種の子牛の体重について相加的母性遺伝効果など複数の変量効果を考慮したアニマルモデルによって遺伝率を推定した。その結果、子牛体重に対する母性遺伝効果の遺伝率は、生時の0.09から6カ月齢の0.38...
要約 スイカの子葉展開期に3~6mMのSTS(チオ硫酸銀)を散布すると多雌花性系統ほど第1雌花着生節位が低くなる。この性質を利用すると定植期(5~6葉期)までに実生集団から多雌花性系統を効率よく選抜することが...
放射線緩照射による茶樹の自家和合性突然変異品種‘茶中間母本農2号’の育成
要約 農業生物資源研究所放射線育種場のガンマ-フィ-ルド内の‘やぶきた’から自家和合性の高い枝変わり系統‘IRB89-15’を選抜し,‘茶中間母本農2号’として登録した。本品種の持つ高い自家和合性は後代...
イチゴ炭そ病菌及びシクラメン炭そ病菌の病原力及び宿主感受性の簡易検定法
要約 切断葉裏にイチゴ炭そ病菌及びシクラメン炭そ病菌株の胞子懸濁液を滴下し病原力と宿主感受性を病斑形成と病斑面積で検定する方法を確立した。 成果の内容・特徴
要約 小麦「しゅんよう」は「ナンブコムギ」並の早生種であり、収量性・外観品質に優れ、耐雪性は「キタカミコムギ」にやや優る。また、めんの色が良好なことから、山形県産小麦の品質安定及び向上に寄与する。 ...
トールフェスクの季節生産性にみられる遺伝変異と生育環境との交互作用
要約 トールフェスクの栄養系及び品種・系統の季節生産性関連形質において、育種の場(熊本県西合志町)と利用の場(熊本県阿蘇町)で遺伝変異と生育環境との交互作用が認められた。また、交互作用が発現しやすい栄養...
要約 四国裸96号はイチバンボシよりやや遅い中生の早で、二条・並性のモチ性裸麦である。やや短稈で穂長が長く、穂数型で多収である。強稈で中折れ耐性に優れ、縞萎縮病とうどんこ病に複合抵抗性である。播性程...