要約 ウシ未受精卵子をマイクロドロップレット法により凍結保存することによって,実用可能な融解後の高い生存率と体外受精後の高い発生率が得られる。凍結保存した卵子は体外受精後,受胚牛に移植すると正常な産...
ミトコンドリアDNAで識別される高度耐凍性の雪腐黒色小粒菌核病菌
要約 雪腐黒色小粒菌核病菌は寒冷積雪地帯に広く分布する雪腐病菌の一種で,変異に富む。ミトコンドリアDNA断片のシークエンス結果から,耐凍性に特に優れる菌群がユーラシア原産の他の菌群のなかで独立した存...
要約 種属間交雑により導入された小麦赤さび病抵抗性遺伝子Lr9、Lr19、Lr24、Lr25、Lr28、Lr29は、日本国内から採取される小麦赤さび病菌レースすべてに抵抗性である。 背景・ねらい 小麦赤さび病抵抗性遺伝子は...
要約 いぐさ茎の挫折荷重をレオメーターを利用して測定する方法を開発した。開発した方法は挫折荷重を迅速簡便に測定できるので、育種選抜や遺伝資源などの物理特性調査で利用できる。熊本県農業研究センター・い...
小麦判別品種を用いたコムギ縞萎縮ウイルス(WYMV)の系統の類別
要約 日本国内の小麦育成場所の圃場から採集されたコムギ縞萎縮ウイルス(WYMV)分離株は、ナンブコムギ・フクホコムギ・早熟赤毛・北海240号の各判別品種に対する病原性により3系統に類別できる。 背景・ねらい コ...
要約 パーティクルガン法を用いてユリ類へ遺伝子を導入する際、無菌培養したリン片の切り口を上にして同心円状に列べて固定し、近距離・高圧で処理することで、子球発生部位である2~3層目の細胞への遺伝子導入が...
要約 ニワトリの胚盤葉細胞の凍結・融解方法を改良した。この方法で保存した胚盤葉細胞の移植で、体細胞、生殖細胞ともにキメラとなることが確認され、胚盤葉細胞の凍結保存による種の長期保存の可能性が示唆され...
要約 大豆のRAPD分析の結果、ダイズわい化病の発病度に関するQTLが連鎖群Gに存在することが認められた。RFLP解析により連鎖地図を作成し、インターバルマッピングを行ったところ、発病度に関する2つのQTLの存在が...
要約 全国から収集したシバ(Zoysia japonica Steud.)エコタイプの中から、高知県南国市由来の系統がほふく茎の伸長に優れることを見出し、栄養系選抜による新品種候補「南国9」として出願を行う。この特...
40. ヒラタケのフェノール酸化酵素遺伝子の酵母への導入と発現
要約
リグニンのような難分解性多糖類の資源循環に寄与するフェノール酸化酵素(POase)の遺伝子をヒラタケからクローニングし、POase無活性の酵母に導入して、当該酵素蛋白質生合成と、ヒラタケと同等の活性の...
要約 農林水産ジーンバンクの遺伝資源及び遺伝資源情報の利活用を促進するため、来歴情報、特性情報、画像情報のデータベース検索システムを開発し、遺伝資源の配布申請手続きなどとともにWWWに公開した。 背景・...
要約 紫カンショ品種「アヤムラサキ」の塊根のアントシアニン色素の色価は内部組織より表皮も含めた約5 mmの部分の外部組織で高く、色素成分として抗変異原活性の強いシアニジンを多く含んでいる。九州農業試験場...
要約 シルクの新規用途として、繭から直接引き出した繭糸で作製した立体形状及び平面形状の製品は黄繭等蚕由来の天然色素を生かすことができ、ランプシェード、襖紙、障子紙、タペストリー等のインテリア製品に利...
要約 ユリ属の系統解析を、リボソームDNAのITS領域の塩基配列を用いて行い、属、節、ほとんどの亜節について系統関係を明らかにした。特に、テッポウユリの分類群がリーガルリリーの分類群やヤマユリの分類群より...
要約 秋季に定植したエレムルスを、2月上旬から換気温度を20℃に設定した無加温ハウスで栽培することにより、切り花品質が低下することなく露地より約1か月早い収穫が可能である。 背景・ねらい エレムルス(Eremur...
要約 シロクローバの小葉に画像解析を適用することによって、エコタイプ(生態型)を分類することができる。画像解析から得られた4つの葉形特徴量が、新しい分類指標として使用可能であり、それらの主成分分析の...
要約 チャ秋芽の生育停止期は、10月下旬~12月中旬で品種差異があるが、一番茶萌芽期との相関は低い。生育停止期の遅い品種は、裂傷型凍害抵抗性が弱く、チャノホソガ越冬世代の発生量が多い傾向がある。宮崎県総...
イチゴ果実中のビタミンC含量とその収穫期間を通じた安定性の品種間差異
要約 イチゴ果実中のビタミンC含量の収穫期間を通じた平均値は、品種により22.1~114.4mg/100gの範囲に分布し、収穫期間を通じた安定性には幅広い品種間差がみられる。ビタミンC含量と全糖含量及び全糖中のスクロ...
要約 桑品種「カタネオ」にコルヒチン処理を行って育成した桑系統「FRM-01」は、2倍体と4倍体の安定した周縁キメラの混数体で、果実は大型化しており、豊産性であることから、果実採取用に適する。 背景・ねらい ...
地域特産物をめざす新しいトウガラシ品種、`黄坡羊角椒'、`細羊角'
背景・ねらい 愛知県では、都市近郊あるいは中山間地域での直売店が多く、販売量も多い。こうした直売施設では、一般の小売店と差別化を図るために、従来からの野菜に加えて、斬新で、魅力的な新商品の開発が望ま...