ビトリフィケイション法を用いたキク等の植物の培養茎頂の液体窒素保存
要約 キク、オウトウ等の培養シュートの茎頂あるいは側芽をビトリフィケイション法で処理することにより、コンパクトで安全な液体窒素保存が可能である。 背景・ねらい 栄養繁殖性遺伝資源は、現在圃場で保存され...
トマト葉かび病菌[Fulvia fulva(Cooke)Ciferri]レースの地理的分布
要約 〔要約〕1997~1998年に全国各地から採集したトマト葉かび病菌は、レース0、2、,2.4、および2.4.11に判別された。これらのレースのうち、レース2は全国に普遍的に分布している。しかし、レース0、2.4お...
要約 胎児由来の線維芽細胞核を、ピエゾ式マイクロマニピュレーターを用いて除核卵子内に注入することにより、体細胞クローン豚が得られる。 背景・ねらい 体細胞クローン豚作出の技術は、優良種豚の増産をはじめ...
カンショ塊根のアントシアニン生合成変異体における色素生合成遺伝子の発現異常
要約 カンショ品種サニーレッドの塊根皮色変異体SRM97はアントシアニン生合成系のdihydroflavonol 4-reductase(DFR)遺伝子に変異を持ち、品種アヤムラサキの塊根肉色変異体AYM96は、アントシアニン生合成系の発現...
高11Sグロブリン・低アレルゲンダイズ新品種候補系統「東北124号」
要約 だいず「東北124号」は、放射線育種法により蛋白質組成を改変し、世界で初めて大豆の主要アレルゲンを低減させた低アレルゲン系統であり、11Sグロブリン含有率と含硫アミノ酸含有率が高い。ダイズモザイク病...
豚凍結精液における炭酸ガスを通気しpHを修正した前処理液による活力向上
要約 炭酸ガスが精子の代謝を可逆的に抑制することを利用し、豚凍結精液作製時の前処理液へ炭酸ガスを通気しpHを修正したところ、融解後の精子の活力が向上した。熊本県農業研究センター畜産研究所・中小家畜部 ...
マイクロサテライトマーカーによるニワトリ遺伝資源の遺伝的特性評価
要約 ニワトリ 遺伝資源の遺伝的特性を明らかにするためのマイクロサテライトマーカーを開発した。同マーカーは日本鶏10品種の類縁関係を明らかにでき、ニワトリ遺伝資源の遺伝的特性評価に有効である。 背景・ね...
要約 遺伝資源として、菜豆からは百粒重が大きく矮性の金時類、早生で百粒重が大きく蔓性の虎豆類、花豆からは早生で百粒重が大きい白花豆と紫花豆を選定した。特性調査の結果は遺伝資源情報としてデータベース化...
大麦の加熱褐変に関係する穀粒中のポリフェノール含量の品種間差異
要約 大麦の加熱褐変に関係する穀粒中のポリフェノール含量は、0.19~0.75mg/gの品種間差異があり、日本や朝鮮半島の裸麦品種のポリフェノール含量が低い。低ポリフェノール遺伝資源には、プロアントシアニジンフ...
要約 いぐさ茎の挫折荷重をレオメーターを利用して測定する方法を開発した。開発した方法は挫折荷重を迅速簡便に測定できるので、育種選抜や遺伝資源などの物理特性調査で利用できる。熊本県農業研究センター・い...
小麦判別品種を用いたコムギ縞萎縮ウイルス(WYMV)の系統の類別
要約 日本国内の小麦育成場所の圃場から採集されたコムギ縞萎縮ウイルス(WYMV)分離株は、ナンブコムギ・フクホコムギ・早熟赤毛・北海240号の各判別品種に対する病原性により3系統に類別できる。 背景・ねらい コ...
要約 オオムギ斑葉病菌(Pyrenophora graminea)に対して、二条大麦の品種間で抵抗性に大きな差が認められ、「きぬゆたか」は抵抗性が高く、「にらさき二条」は低い。福岡県農業総合試験場・病害虫部・普通作病害...
たまねぎ細胞質雄性不稔系統「S7946-10-05A」およびその維持系統「S7946-10-05B」
要約 たまねぎ細胞質雄性不稔系統「S7946-10-05A」を種子親として、オランダの花粉親系統を交配すると、収量性が高く、球品質(球のしまり、皮張り)に優れ、欧州中南部地域に適するF1品種を育成できる。 背景・...
要約 アロザイム分析を行った結果、北海道のコナラ集団では、隔離集団においても大集団と同等以上に遺伝的多様性が高いことが示された。また、葉形質の分析から、コナラの隔離集団にはミズナラ・カシワとの交雑に...
要約 クワ属植物の類縁関係を調べるため、AFLP(増幅断片長多型)マーカーによる解析を行った。得られた多型をもとに行ったクラスター分析により、供試した21種45品種・系統は4つのグループに分けられ、さらにグ...
塊根貯蔵中の低温耐性が異なるカンショ2品種はミトコンドリアの低温反応性が異なる
要約 塊根貯蔵中の低温耐性が異なるカンショ品種「高系14号」と「九州112号」は、呼吸温度反応が異なり、さらにこの違いはミトコンドリアの脂質の差異が影響している可能性がある。九州農業試験場・畑地利用部・...
要約 ビーズガラス化法により、ばれいしょ、いちご、ゆり、やまのいもの培養茎頂の超低温保存法を確立した。超低温保存後の植物の外観や生育量とそのばらつき及びRAPD分析の結果は液体窒素処理していない植物体と...
要約 山口県阿武郡旭村由来のエコタイプから栄養系選抜によって育成した「方便山4」は、芝密度が高く雑草が侵入しにくいことが特長である。この特性は芝地の早期造成に有効である。 背景・ねらい シバは放牧用の...
要約 紫外線照射済みのふ化しない鱗翅目卵をカード上に貼り付け,おとりトラップをつくる。それを作物に両面テープで貼る。数日後におとりトラップを回収し室内で飼育する。この操作により,非常に簡易で迅速に大...
要約 〔要約〕フェニルアラニンアンモニアリアーゼ(PAL)をDNAマーカーに用いた解析により、日本在来種が、中国在来種に較べ遺伝的な多様性に乏しく、均一な集団であるとともに、日本の緑茶品種群が在来種からの...