山間地向きの極良食味低アミロース米水稲新品種候補系統「東北181号」
要約 水稲「東北181号」は寒冷地中部では早生の晩に属する耐冷・耐病・低アミロース・極良食味系統である。宮城県で奨励品種に採用される予定で、山間地における低アミロース極良食味米として、地域特産品や加工米...
品種適用性の高いジャガイモシストセンチュウ抵抗性判別用新プライマー
要約 新しいプライマー(H1SP-S4/H1SP-A6)は、従来のプライマー(H1SP-S1/H1SP-A1)よりバレイショ品種への適用性が高く、単純なPCR反応温度条件でジャガイモシストセンチュウ抵抗性の判別ができる。 キーワード...
イネいもち病真性抵抗性遺伝子型を効率的に識別するDNAマーカーセット
要約 2組のマルチプレックスマーカーにより、8種類の判別品種由来のイネいもち病真性抵抗性遺伝子(Pita-Pita-2、Pik-m、Piz-t、Pik-p、Pit、Piz、Pib 、Pik)が導入された品種や同質遺伝子系統の持つ真性抵...
茨城県内で発生するメロンつる割病菌のレースと判別品種を用いたレース検定法
要約 茨城県で発生するメロンつる割病菌のレースは、「レース1」、「レース1,2y」及び「レース1,2w」が主体である。これらレースは、メロン4品種「アムス」、「大井新一号」、「Charentais Fom2」、「CM17187...
北海道地域での栽培に適する巨大胚水稲新品種「ゆきのめぐみ(旧系統名 北海299号)」
要約 「北海299号」は、北海道での出穂期および成熟期は中生の早で、一般品種に比べて2倍弱胚芽が大きい北海道向きの巨大胚粳系統である。γ-アミノ酪酸(GABA)含量が高く、発芽玄米や胚芽精米としての利用...
カラタチのカンキツトリステザウイルス抵抗性と連鎖するDNAマーカー
要約 カラタチのカンキツトリステザウイルス(CTV)抵抗性遺伝子近傍のゲノム配列から設計したDNAマーカーを用いて葉のDNA分析を行うことにより、カラタチのCTV抵抗性遺伝子を有する個体を早期に識別することが...
新型トウガラシマイルドモットルウイルス系統のトバモウイルス抵抗性遺伝子L4を打破する因子
要約 新型トウガラシマイルドモットルウイルス(PMMoV)系統の外被タンパク質に認められる2残基の変異アミノ酸は、Capsicum 属植物が保有する既知のトバモウイルス抵抗性遺伝子L1~L4の機能を打破する因子であ...
要約 本県の中山間地帯では「ヒメノモチ」が作付けされているが、熟期が早く雀の食害、また、穂発芽被害が多い。そこで、「越南糯196号」を採用することにより、生産の安定を図る。 キーワード 水稲糯、「越南糯1...
ALS阻害型除草剤抵抗性を付与した組換え芝草用トールフェスク
要約 イネ由来変異型アセト乳酸合成酵素(ALS)遺伝子を導入した組換え芝草用トールフェスクは、高濃度のALS阻害型除草剤に対して抵抗性を示す。 キーワード トールフェスク、遺伝子組換え、除草剤抵抗性、アセト...
要約 「越南糯196号」は寒冷地南部では早生に属し、「恵糯」、「カグラモチ」より多収である。搗き餅としての餅質は優れる。 キーワード イネ、糯、多収、搗き餅 背景・ねらい 現在、寒冷地南部で作付けされてい...
要約 陸稲農林12号のいもち病抵抗性には、少なくとも2個のQTLが関与する。2個のQTLうち、qBFR 11の座乗位置は、既知の抵抗性遺伝子Pi34とほぼ同じである。 キーワード いもち病圃場抵抗性、陸稲農林12号、QTL...
早生で耐冷性が強く良質良食味の水稲新品種候補系統「東北177号」の育成
要約 水稲「東北177号」は寒冷地中部では早生の晩に属し、耐冷性、食味が「こころまち」に優るいもち病抵抗性、良質良食味系統である。宮城県で奨励品種に採用される予定で、山間地における良質良食味米の安定生産...
中山間地向き多収、良質な紫黒糯の新品種候補系統「中部糯114号」
要約 「中部糯114号」は温暖地東部では早生の晩に属し、「朝紫」より多収の紫黒糯系統である。中山間部においてアントシアニン含量が高く、品質も良好となるため、中山間部の特産米として、また、新開発の赤色み...
もち硬化性が高く耐冷性の強い水稲新品種候補「上育糯451号」
要約 「上育糯451号」は出穂期が“早生の早”と早く、穂ばらみ期耐冷性は“極強”で強い。また、硬化性が高くつきもちでの食味が「はくちょうもち」にやや優る。 キーワード イネ、糯、高硬...
要約 ニホンナシ在来品種「巾着」の第1連鎖群中央部に位置する8種類のDNAマーカーは、黒星病抵抗性に強く連鎖し、黒星病抵抗性を持つ個体の選抜に利用できる。 キーワード 黒星病抵抗性、DNAマーカー、マーカ...
トウガラシマイルドモットルウイルスワクチン接種ピーマンの圃場での干渉能と収量
要約 トウガラシマイルドモットルウイルスから開発した植物ウイルスワクチン(弱毒ウイルス)は強毒ウイルスの感染に対して高い干渉効果を示し、また、本ワクチンを接種したピーマンの一作を通した果実収量は無...
SNP判別PCRを利用したツマグロヨコバイ抵抗性イネの効率的選抜技術
要約 ツマグロヨコバイ抵抗性遺伝子をもつイネのDNAマーカーによる選抜には、SNP判別PCRを用いる方法が、CAPS法を用いる従来の方法より、簡便かつ低コストである。 キーワード 育種選抜、DNAマーカー、ツマグロヨ...
東北地域向けの早生稲発酵粗飼料専用新品種「べこごのみ」(奥羽飼395号)
要約 水稲「奥羽飼395号」は、熟期が東北地域において早生に属する粳種である。基幹食用品種の収穫前に黄熟期収穫が可能で、耐倒伏性が強く直播適性があり、乾物収量が高いことから東北地域中北部向け稲発酵粗飼...
水稲「コシヒカリ」の中生同質遺伝子系統新品種「関東HD2号」
要約 水稲品種「関東HD2号」は、「コシヒカリ」の遺伝的背景にインド型品種「Kasalath」由来の出穂性QTL「qDTH8」(Hd5)を有する中生熟期の同質遺伝子系統である。出穂期は、育成地では「コシヒカリ」より1...
要約 イネいもち病圃場抵抗性遺伝子pi21およびPb1の集積により、葉いもち、穂いもちとも圃場抵抗性がさらに向上する。 キーワード イネ、いもち病、圃場抵抗性、pi21、Pb1、集積、抵抗性向上 背景・ねらい 東北の...