要約 リンゴ由来プロシアニジンの「体脂肪を低減する」機能が研究レビューで示され、機能性成分含量のばらつきや安定性を明らかにすることにより、リンゴの機能表示食品の届出が可能になる。 キーワード リンゴ、...
リンゴ果皮の赤色の濃さおよび着色面積の識別に有効なDNAマーカー
要約 リンゴ果皮の赤色を担う色素であるアントシアニンの生合成を制御する遺伝子MdMYB1の近傍から設計したDNAマーカーMdo.chr9.4を用いることにより、リンゴ果皮の赤色の濃さおよび着色面積についての早...
カラムナータイプのリンゴでは根特異的ジオキシゲナーゼ遺伝子が地上部でも発現している
要約 普通樹形のリンゴでは主に根で発現しているジオキシゲナーゼ遺伝子が、カラムナータイプのリンゴでは根に加え、茎頂や葉などの地上部でも発現している。 キーワード リンゴ、樹形、カラムナー、根、突然変異...
要約 ISO 13495に基づき、試験室内妥当性試験により安定性と再現性が確認されたブドウの品種識別技術マニュアルである。12種類のSSRマーカーによる解析により「シャインマスカット」を含む主要なブドウ24品種の識...
リンゴ「ふじ」の果実の大きさに影響を与える樹体及び着果管理要因
要約 リンゴ「ふじ」の果実の大きさは、摘果時期や着果負担に加え、前年および当年の花芽率や新しょう長も影響する。 キーワード 果実肥大、着果負担、摘果時期、摘果程度、花芽率 背景・ねらい 日本では、リンゴ...
着脱容易で耐久性のある果実被覆資材によるリンゴ日焼け軽減技術
要約 果実への着脱が容易で繰り返し使用可能な果実被覆資材を、強い直射日光にさらされる部位に着果している日焼け発生リスクの高い果実に被覆することで、簡便に日焼けの発生を軽減させることができる。 キーワ...
要約 リンゴ用の選果機で取得した可視-近赤外分光スペクトルに基づき、スペクトル取得1ヶ月後に当該個体に内部褐変が発生するか否かを予測する技術である。同選果機は全国の選果場に導入されているため、アルゴリ...
アセトシリンゴン処理によるトルコギキョウの形質転換効率の向上
要約 アセトシリンゴンの存在下でトルコギキョウの葉切片とアグロバクテリウムの共存培養を行うことで、カルスの形成数とともに再分化したシュートの数が増加する。導入遺伝子を持つカルスの形成数も増加すること...
ゲノム編集技術CRISPR/Cas9法により作成したブドウのアルビノ変異体
要約 ゲノム編集技術CRISPR/Cas9法によりブドウでフィトエンデサチュラーゼ遺伝子の機能破壊により、アルビノ変異型の個体が効率的に獲得できることから、ブドウの有用形質に関わる様々な遺伝子の機能解明に役立...
果皮が着色しやすく日持ちが良い早生のリンゴ新品種「紅みのり」(べにみのり)
要約 「紅みのり」は果皮が着色しやすく食味良好な早生のリンゴ新品種である。安定して結実良好であり、果実の日持ちが良い。 キーワード リンゴ新品種、着色良好、良食味、早生、結実良好 背景・ねらい 地球温暖...
要約 GmERA1遺伝子の発現を抑制したダイズでは、乾燥ストレスに対する生理応答が促進され、干ばつ耐性が向上する。 キーワード ダイズ, 干ばつ耐性, ウイルスベクター 背景・ねらい 世界各地で頻発して...
要約 リンゴ果実は成熟にともなって果肉組織の細胞間隙溶液量が増加し、果汁を多く感じるようになる。樹上の果実の細胞間隙溶液量を近赤外分光分析装置でモニターすることで、果汁が多く食味のよい果実を収穫する...
要約 細胞壁構成成分の分解に関わる酵素の一種をコードする遺伝子MdPG1の近傍に座乗するDNAマーカーMd-PG1SSR10kdを交雑親の選定および実生個体の選抜に用いることで、粉質化しにくく貯蔵性に優れたリン...
要約 リンゴ果実では、果肉組織の含水率が高く、かつ果肉が硬く、さらに果肉組織の細胞間隙に水分が多く含まれる場合に果汁を多く感じる。果肉の含水率、硬度、細胞間隙溶液量を測定することで、品種や果実による...
甘く多汁で食味が良く着色しやすい中生のリンゴ新品種「錦秋」(きんしゅう)
要約 「錦秋」は甘味が多く食味の優れる中生のリンゴ新品種である。果皮は濃赤色で着色しやすく、多汁で肉質が良い。 キーワード リンゴ新品種、高品質、中生、着色良好 背景・ねらい 中生リンゴの主要品種である...
リンゴ「ふじ」のハプロタイプ家系解析で蜜入りなどの原因染色体領域を解明
要約 リンゴ「ふじ」の染色体上に散在する大量のSNP遺伝子型から、家系品種(脚注1)への「ふじ」染色体の伝播が追跡できる。「ふじ」が保有する「蜜入り」...
要約 ISO 13495に基づき、試験室内妥当性試験により安定性と再現性が確認されたリンゴの品種識別技術マニュアルでは、リンゴで開発された12種類のSSRマーカーを用いて主要なリンゴ47品種・系統の識別が可能である...
要約 圃場内外への天敵温存植物の植栽と天敵に悪影響の少ない殺虫剤の選択によって土着天敵の定着や増殖を促すことにより、薬剤抵抗性を発達させて難防除害虫となっているアザミウマ類やハダニ類等を安定的に管理...
ゲノム編集技術CRISPR/Cas9法により標的遺伝子に変異導入したリンゴを効率的に作成できる
要約 リンゴ品種「JM2」にCas9とgRNA を形質転換することによって、ゲノム編集個体が得られる。ゲノム編集個体が得られる割合はgRNA配列により異なり、gRNA配列を最適化することにより標的配列への変異導入効率の...
要約 リンゴ台木の育種において、挿し木発根性に対して主働的に寄与するQTLに連鎖するDNAマーカーMdo.chr17.5の遺伝子型を指標として、休眠枝挿しによる発...