日本産のモモ、アンズ及びウメ黒星病菌はスモモ果実に病斑を形成しない
要約 日本産のモモ、アンズ及びウメの黒星病菌は同一種であり、モモ、アンズ及びウメ果実には感染するが、スモモ果実には病斑を形成しない。 キーワード 黒星病、核果類、耐病性 背景・ねらい 核果類の黒星病は、...
樹勢が強く、一次加工特性の高い中玉のウメ早生新品種「2M3−41」
要約 「新平太夫」と「織姫」を交配し、中玉のウメの新品種「福太夫」を育成した。樹勢が強く側枝の維持が容易で、成熟期は6月中旬で「紅サシ」より10日、「新平太夫」より約2週間早い。果肉歩合が高く、樹脂障害...
要約 ウメの結実に大きな影響を及ぼす雄性不稔性はモモやアンズの核型雄性不稔性とは異なり、核遺伝子と細胞質遺伝子の相互の作用によって支配されている核・細胞質型雄性不稔性である。 キーワード ウメ、雄性不...
要約 SSR マーカーを用いて交雑育種、偶発実生及び枝変わり由来のモモ品種の親子鑑定を行い、一部の品種で親子関係に誤りがあることが明らかになった。さらに、「上海水蜜桃」が現在の日本の生食用モモの起源品種...
ウメのDNAマーカーによるSf-RNase遺伝子型個体の早期選抜
要約 ウメの自家上和合性にはS-RNase遺伝子が関係し、この遺伝子の保存領域から設計したプライマーにより、自家和合性品種の判別が可能である。このプライマーをDNAマーカーとして、自家和合性と関係するSf-RNase...
要約 水田転換園や有効土層の浅い園に植栽されているうめの弱樹勢樹では、圧縮空気の注入により、土壌の物理性が改善されて、樹勢が高まり、さらに潅注施肥との併用は、収穫後の干ばつ時の樹勢の回復にとくに有効...
要約 カンデラブル整枝でウメを栽培すると低樹高化が可能になる。また、開心自然形に比べ早期多収が図られる。 背景・ねらい 本県のウメ栽培は、栽培者の高齢化や高樹高のため管理作業に苦慮するケースが多くなっ...
要約 ウメ自家不和合性品種及び実生の自家不和合性遺伝子型を PCR 法で判定し、受粉試験 により確認した。「南高」はS1S7、「白加賀」はS2S6、「鴬宿」はS1S5 などと判定され、同じ自家不和合性遺伝...
要約 樹勢が旺盛になり過ぎて着果が不安定なうめ「新平太夫」では、夏季せん定を行い、樹冠内の発育枝をすべてせん除し、骨格枝上に約40cmの厚さに結果層を配置することにより、樹勢が安定し、収量の年次変動も少...
要約 ユスラウメ台木による「川中島白桃」の栽培において「千曲白鴎」を中間台木として用いると、乾物生産量が向上し、チッソ吸収量も多くなり初期成育がすぐれる。なお、中間台木の長さは40㎝程度必要である。 ...
要約 モモの加温栽培における電気マット埋設及びビニルマルチは、地温上昇効果が高い。とくに、電気マット埋設は、発根、発芽、開花、新梢伸長などの項目で生育促進効果が高い。大分県農業技術センター・果樹部 ...
要約 うめの茎頂はゼアチン3.0mg/l、ショ糖30g/lを含むWPM培地で初代培養すると活着が良好である。BAPを含むWPM培地で継代培養すると、多芽状集塊となって増殖する。多芽状集塊を分割し、発生したシュー...
要約 ユスラウメ台を用いたもも栽培においてジベレリン(GA)を開花期前後に散布すると、新梢伸長が促進され、葉芽の着生が多くなるなど樹勢強化につながる。 背景・ねらい
ユスラウメ台を用いたもも栽培で...
要約 うめの平棚栽培法は従来の開心自然形に比べて収量が増加し、果実が大きくなる。また、収穫作業効率が2~3倍向上し、うめの低樹高化に適した栽培法である。 背景・ねらい うめの収穫作業時間は全体の50%程度...
要約 高品質の白干梅を生産するには、収穫時期が重要である。うめ「紅サシ」では収穫時の開花盛期からの日平均気温の積算が収穫当日漬け込みで1,600~1,850℃、翌日漬け込みで1,550~1,800℃で収穫加工すると高品質...
要約 「花香実」の遅咲き系統は「白加賀」と開花期間が合致する日数が多く、「白加賀」の受粉樹として従来の品種よりも優れている。 背景・ねらい 1.暖冬の場合は開花期が早く、長期にわたり、「白加賀」と受粉樹...
要約 「赤芽」×「寿星桃」の F2 集団を用いて、モモの遺伝子地図を作成した。本地図は、同じ連鎖群に属する3種類の形態形質(赤葉、わい性、細葉)、及び83 種類の DNA マーカーから構成される。 背景・ねらい <...
要約 うめの茎頂培養由来の多芽状集塊を1芽ずつに分割し、ゼアチンを加えたWPM培地で培養すると、発根可能なシュートが得られる。このシュートに発根促進剤を粉衣し、ショ糖を添加した修正MS培地に置床する...
要約 ウメの樹体管理において、弱せん定や減肥栽培は、幼木期の収量は増加するが、葉は小型化し、徒長枝の発生量や根量が減少し、根域も狭くなる等、樹勢低下の症状が現れる。樹勢強化のためには切り返し主体の強...
要約 うめの黒星病防除にスプリンクラーを用いた場合、薬剤散布量を10a当たり600㍑とすることで、慣行の手散布と同様の防除効果が得られ、高い能率で防除作業が可能となる。 背景・ねらい うめの高品質安定生...