年明けどりに向く根こぶ病抵抗性ハクサイF1品種「CR寒次郎」
要約 マーカー選抜により2つの根こぶ病抵抗性遺伝子を付与された両親をもつF1品種「CR寒次郎」は、根こぶ病菌病原型グループ1、2、4に抵抗性を有する。「CR寒次郎」は年明けどりの作型に適し、栽培適...
要約 「あきめき」は3つの根こぶ病抵抗性遺伝子を集積したハクサイF1品種で、根こぶ病菌の4つの病原型に抵抗性を有する。播種後約75日で収穫可能な中早生品種であり、草姿は立性で外葉は濃緑色、球内部は鮮やかな...
「つけな中間母本農2号」由来の晩抽性を選抜できるDNAマーカー
要約 「つけな中間母本農2号」の極晩抽性は、花成抑制遺伝子BrFLCの変異に起因すると考えられ、低温にさらされてもBrFLCの発現量は減少せず花成が誘導されない。BrFLC内の多型をマー...
ハクサイ根こぶ病抵抗性遺伝子座CRbの詳細遺伝地図および選抜マーカー
要約 根こぶ病病原型グループ3に抵抗性を付与するCRbは、2つのDNAマーカーKB59N07とB1005との間の約140kbのゲノム領域に座乗する。CRb周辺のDNAマーカーを活用することにより、根こぶ病抵抗性...
要約 ハクサイ根こぶ病抵抗性遺伝子Crr1aは、TIR-NB-LRRモチーフを有するタンパク質をコードし、根の中心柱および皮層周辺において発現する。Crr1aを導入することで、根こぶ病の病原型グループ...
「はくさい中間母本農6号」の晩抽性を選抜できるDNAマーカー
要約 花成の低温要求性が高い「はくさい中間母本農6号」由来の晩抽性は主に4つの量的形質遺伝子座(QTL)で支配される。これらのQTLに連鎖するDNAマーカーにより、同中間母本と同等の晩抽性を有する個体を交雑後代...
要約 ハクサイの主要カロテノイドはβ-カロテン、ルテインであるのに対し、オレンジハクサイの主要カロテノイドはプロリコペン、β-カロテン、フィトエンである。総カロテノイド量、ポリフェノール量は通...
Brassica rapaの高レベル自家不和合性を制御する遺伝子座
要約 純度の高いF1種子の生産を可能にする高レベル自家不和合性に関与する主要なQTLは、Brassica rapa連鎖地図の2つの連鎖群に検出され、最も作用力の大きなQTLは連鎖群R07に位置する。 キーワ...
要約 「あきめき」はマーカー選抜と戻し交雑により3つの根こぶ病抵抗性遺伝子を集積したF1品種で、4つのグループの根こぶ病菌すべてに抵抗性を有する。播種後約75日で収穫可能な中早生品種であり、外...
根こぶ病強度抵抗性のマーカー選抜が可能な「はくさい中間母本農9号」
要約 DNAマーカーにより二つの根こぶ病抵抗性遺伝子(Crr1、Crr2)を選抜した「はくさい中間母本農9号」は、根こぶ病菌系「No.5」に対して安定した抵抗性を示す。選抜マーカーは市販F1品種との識別性...
野菜用中高平高畦はサツマイモ「コガネセンガン」の栽培に共用できる
要約 サツマイモ「コガネセンガン」の収量およびいも形状は畦幅120cmの野菜用中高平高畦と畦幅90cmのサツマイモ用高畦で変わらない。中高平高畦は野菜作とコガネセンガン作で汎用できる上、コガネセンガン作におい...
要約 ハクサイの慣行施肥体系(基肥-追肥2回)において、結球開始期に施用する追肥窒素の10日以上の遅れは、結球重を減少させるだけでなく、結球中の硝酸イオン濃度の上昇をもたらす。特に、硝酸系肥料の使用は硝...
窒素肥料成分の有機物代替による夏秋ハクサイ栽培における収量および品質20
要約 ハクサイ夏秋作型の減化学肥料栽培において、窒素成分を有機物により代替した場合、なたね油かすでは収量は慣行と同等で、100%代替でポリフェノール含量が高まる。コーンコブ堆肥では収量は70%程度であるが...
要約 DNAマーカーデータベース「VegMarks」は、野菜茶業研究所で開発された各種野菜のDNAマーカーの情報をまとめたものである。野菜の育種・遺伝研究の情報基盤として、インターネットを介して広く利用できる。 ...
小胞子培養によるハクサイと在来カブ交雑系統からの多様な固定系統作出
要約 ハクサイ系統と在来カブの交雑系統を用いて小胞子培養を行うと在来カブの形質が導入された多様な固定系統が作出できる。 キーワード 在来カブ、ハクサイ、小胞子培養、育種、F1 背景・ねらい 三...
キャベツバーティシリウム萎凋病のキタネグサレセンチュウによる発病助長
要約 キャベツバーティシリウム萎凋病の発病は、キタネグサレセンチュウによって助長される。キャベツ定植時の本線虫密度が高いほど発病程度が高まる。本線虫防除は、本病の発病抑制対策として有効である。 キー...
要約 5種の露地野菜を対象として、産地の作型事例と気象データに基づき、北海道から九州までの1kmメッシュ単位で、作型成立の可能性を判定し、適作物・適品種や栽培適地・適作期の選定を支援する情報を、インター...
要約 地域特産品直売所の顧客を対象にコンジョイント分析を用いて紫色を持つハクサイ型生食新野菜の色等の評価を明らかにした。紫色程度の重要度は25.90で他の比較要素である価格30.32に次ぐもので、外観形状、産...
要約 ハクサイとシロイヌナズナのシンテニー情報を利用して、ハクサイ根こぶ病抵抗性遺伝子座の詳細連鎖地図を効率的に作成することができる。開発したマーカーBSA7と抵抗性遺伝子座Crr1 背景・ねらい
アブラ...
要約 ハクサイとシロイヌナズナのシンテニー情報を利用して、ハクサイ根こぶ病抵抗性遺伝子座の詳細連鎖地図を効率的に作成することができる。開発したマーカーBSA7と抵抗性遺伝子座Crr1 は極めて強い連鎖関係に...