飼料用トウモロコシにおけるデオキシニバレノールの汚染実態と乳牛に及ぼす影響
要約 道内のトウモロコシサイレージ中デオキシニバレノール(DON)濃度は平均1.18ppm(n=245)であり、飼料安全法による許容基準値(4ppm)を超えるものの割合は4%である。汚染は主に圃場立毛中にFusarium gramine...
消化性に優れる極晩生ソルゴー型ソルガム新品種「東山交29号」
要約 飼料用ソルガム「東山交29号」は、高消化性遺伝子を有するために高消化・高嗜好で、倒伏に強い極晩生ソルゴー型品種である。 キーワード ソルガム、サイレージ、品種、飼料、極晩生、高品質、飼料作物育種 ...
要約 セミソリッドふん尿処理農家の既存施設に後付けで設置可能な固液分離装置として、マニュアスプレッダをふん尿供給機に改造して固液分離機の上部に配置した装置を開発した。装置の利用費用は経産牛80頭および...
自走式細断型ロールベーラにより収穫した稲発酵粗飼料の飼料特性
キーワード 細断型ロールベーラ、稲発酵粗飼料 背景・ねらい 都府県向けに、1台の機械で、青刈りトウモロコシ、牧草、飼料イネの収穫に対応でき、高密度ロールの成形が可能な自走式細断型ロールベーラの開発が進...
飼料用水稲「クサユタカ」「夢あおば」の散播直播栽培での生育診断
要約 湛水散播直播の「クサユタカ」「夢あおば」において穂首分化期頃の葉色は全乾物収量との相関が高く、生育診断指標となりうる。多収のためにはこの時期の葉色(SPAD値)を苗立密度70本/m2水準で42~44以上、125...
要約 草地造成の際は、基肥に発酵鶏ふんペレットをN換算4kg/10a施用し、播種を1番刈以降に行う。雑草草丈が20~30cmの時期に初回掃除刈を行う。維持段階では秋に腐熟堆肥4t/10a及び熔燐30kg/10aを施用する。飼...
要約 黄熟期に収穫、調製した稲発酵粗飼料用イネ中のビタミンEの含量を葉、茎、穂で比較すると、葉でもっとも高い。その含量は、品種や成熟ステージによって変動する。 キーワード 飼料イネ、ビタミンE(α-トコ...
要約 飼料用稲(品種:クサノホシ)の乾田散播直播栽培では、3年間は10aあたり堆肥5tに被覆尿素を 窒素成分で4kg施用すればリン酸、加里は施肥しなくても慣行以上の収量が得られる。乾田散播直播栽培では 堆肥...
要約 家畜ふん尿の肥効に基づいて、地域、土壌、作物ごとに乳牛1頭当たりのふん尿還元必要面積を設定し、ふん尿還元可能な圃場ごとの飼養可能頭数を積算することにより、適正な養分循環に基づく乳牛飼養可能頭数...
フタテンチビヨコバイの加害密度・時間・部位とワラビー萎縮症との関係
要約 ワラビー萎縮症はフタテンチビヨコバイの加害密度、加害時間の増加につれて発症程度が激しくなる。本症状の特徴である葉脈隆起は植物のどの部位の加害によっても、それ以降に展開する新葉でみられる。虫を除...
要約 乳牛のふん尿の堆肥化時にバイオディーゼル燃料(以下BDFとする)製造副生成物を5%程度添加することにより、堆肥化初期温度の立ち上がりが早くかつ高くなり発酵期間が短縮される。また、連続的に添加す...
サイレージ用トウモロコシ市販品種における種子の冠水抵抗性の品種間差異
要約 サイレージ用トウモロコシ市販品種における種子の冠水抵抗性には顕著な品種間差異が存在し、冠水抵抗性が弱~中程度の品種は冠水3日目で発芽率が50%以下に低下する。 キーワード 耐湿性、トウモロコシ、発...
牛糞堆肥を連用する飼料用稲「クサノホシ」の省力的乾田散播直播栽培技術
要約 飼料用稲「クサノホシ」を乾物収量1.2t/10a以上得る省力的な栽培法は、乾田直播で牛糞堆肥を5t/10a、被覆尿素肥料をN8kg/10a施用し、鳩胸状態の催芽籾8kg/10a(乾籾換算)を散播して浅耕し、走り水を行い...
とうもろこしサイレージ多給・配合飼料無給与による授乳期の母子羊の飼養法
要約 チモシー主体乾草不断給与下において、とうもろこしサイレージ+アルファルファ乾草給与により、単子の75%、双子の25%が発育標準の平均離乳時体重を超える。母羊の体重減少も日本飼養標準の基準内であり、...
要約 市販のダイズ用不耕起播種機の播種部および施肥部に改良を加えることで、飼料用トウモロコシの不耕起播種に利用できる。 キーワード 飼料作物、トウモロコシ、不耕起、播種機、収量、省力 背景・ねらい 飼料...
要約 ソルガムにおけるN, P2O5, K2O, CaO, MgOの作物体乾物中濃度および単位面積あたりの吸収量はタイプ・品種によって異なり、スーダン型ソルガムまたはスーダングラスの中にクリーニングクロップとして有望な品...
要約 北関東で越冬可能なサトウキビ近縁遺伝資源を選抜するための圃場試験を行ったところ、サトウキビ近縁遺伝資源リピディウム属のJW 630とサトウキビ近縁野生種スポンタニウムのJW 599だけが越冬し、植付けした...
要約 粘土状の物性を持つでん粉粕に対し、製造時の脱水工程で溶液噴霧すると設定どおりの濃度で資材を添加できる。年次や日間による添加資材濃度の差は小さい。 キーワード でん粉粕、溶液噴霧、濃度 背景・ねら...
細断型ロールベーラを活用した高水分トウモロコシの排汁抑制技術
要約 高水分トウモロコシに配合飼料を混合して細断型ロールベーラでサイレージ調製すると、貯蔵中の排汁損失が大きく抑制され、高水分トウモロコシのみのロールベールサイレージと異なり冬季でも凍結しにくい。発...
イネWCSに含まれる籾から籾殻を効率的に剥離又は籾ごと破砕する方法
要約 互いに逆方向に回転する2本の特殊形状のローラ間を通過させる処理によってイネWCS中の籾から籾殻を剥離又は籾ごと破砕でき、籾殻剥離・破砕率は88%以上と高能率である。 キーワード 飼料利用、調製加工、...