要約 コムギの種子茎頂組織にパーティクルガンを使ってCRISPR/Cas9遺伝子を導入すると、生殖系列細胞にゲノム編集が起こり、後代に遺伝する変異個体が得られる。この手法は、培養不要のため、幅広い作物品種に適...
要約 イネのBSR2遺伝子を高発現することにより、イネ及びシロイヌナズナで紋枯病を含む複数の病害に対し抵抗性を示し、生育はやや遅れるものの花や種子のサイズは増大する。 キーワード イネ、病害抵抗...
要約 アフリカで大発生するサバクトビバッタの幼虫および成虫は、夜間は大型の植物上に...
自給粗飼料による肉用牛生産システム導入で環境影響を低減できる
要約 放牧を含む自給粗飼料による肉用牛生産で生じる環境への影響は、気候変動、酸性化、富栄養化およびエネルギー消費の各評価項目で、輸入濃厚飼料に依存する慣行生産システムでの値を概ね下回る。草地への化学...
穂ばらみ期の地上分光計測データから収穫前にコメの収量が予測できる
要約 穂ばらみ期の水稲群落上で分光計測を行うことで、収穫1カ月前に収量を予測すること...
閉花受粉性イネ突然変異体spw1-cls1の低温条件下における開花
要約 イネの突然変異spw1-cls1による開花しない性質は自然交雑を効果的に抑制でき、種子の純度を確保するために有効である。特に、出穂前2~3週目の低温は開花を著しく促進するが、日中の高温により開花...
新規アルカリ好熱嫌気性菌Herbivorax saccincola A7はバイオマス分解能に優れる
要約 リグノセルロース系バイオマスを原料とする堆肥から分離した新種の好熱嫌気性細菌<...
要約 アワノメイガやコナガの匂い物質結合タンパク質遺伝子クラスターの構造を解明し、チョウ目昆虫のゲノムデータと比較することにより、ある特定の種で重複・欠失していること遺伝子を同定でき、種特異的な機能...
キノボリウオの水田養魚は種苗の低密度放流により無給餌でも成立する
要約 ラオス山村域では、農民の動物タンパク質摂取不足を改善するために養魚振興が求め...
要約 ツマグロヨコバイ唾腺遺伝子NcSP75の抑制によりツマグロヨコバイの生存率低下、成長遅滞、産卵数低下が起きる。NcSP75はイネ篩管吸汁に必須のエフェクターであり、その抑制でツマグロヨコ...
養魚ため池の貯留水を雨季水稲と乾季畑作に利用することで収益増が期待される
要約 ラオス中部の中山間農村では、養魚用ため池の貯留水の活用により、雨季初期に水が...
要約 クワの乳液から発見されたMLX56様タンパク質は、昆虫の消化管内の囲食膜という薄膜を異常に肥厚させて消化を抑制するという、これまでに報告がない全く新たなしくみで昆虫の成長を阻害するタンパク質である...
サトウキビの新しい育種素材となるサトウキビとエリアンサスの属間雑種の作出
要約 サトウキビ普及品種とその近縁遺伝資源エリアンサスを交配して作出した属間雑種は...
イネの複合病害抵抗性におけるタンパク質チロシンリン酸化の役割
要約 イネのBSR1遺伝子は、いもち病や白葉枯病等の複数のイネの病害に対する抵抗性に重要である。BSR1タンパク質は、タンパク質チロシンリン酸化活性を持ち、イネがいもち病や白葉枯病抵抗性を発揮する...
要約 アカマンボウ Lampris guttatus は遠洋延縄漁業で混獲されるが、主漁獲対象魚のマグロ類に較べ価格は安く知名度が低い。バレニンはイミダゾールジペプチドの一種で抗疲労性があることが知られ...
ハウス内を局所冷却するトマト2次育苗装置「作物育成システム」による果実増収効果
要約 「作物育成システム」は、農POフィルムによって仕切られた枠内を簡易設置型パッドアンドファン装置(簡易PF)で冷却するシステムである。本システムはハウス内で使用し、このシステム内で約2週間2次育苗したト...
要約 北海道周辺で採集されたトドの胃内容物を分析し、年代・海域間で比較検討した。1990年代の主要な餌生物はスケトウダラ、マダラ、コマイ等であったが、羅臼、積丹、礼文島周辺では2000年代後半からホッケやホ...
要約 水稲各部位におけるセシウム濃度は登熟期に大きく変動する。葉身では他の部位へ転流され濃度が低下するが、最上位節間(穂首)では大きく増加する。カリ施肥量の減少はセシウム吸収量を増加させるだけでなく、...
要約 植食性魚類ノトイスズミは藻場衰退の原因種の一つとされており、その密度調整技術の開発が強く望まれている。本研究では、長崎県及び宮崎県で潜水調査し、本種が冬から春にかけて漁港の消波ブロック周辺に蝟...