要約 モモ果実のペクチンは、カルシウムなどのイオン結合による架橋を構成している可能性は少なく、キシラン、アラビナンなどと複合糖鎖を形成することにより、他の多糖と架橋している。 キーワード モモ、細胞壁...
要約 青森県の「りんご病害虫防除暦」では、夏期(7~8月)、約10日間隔で6回の薬剤散布を行っているが、薬剤の効果的な使用により散布間隔を15日とし、防除回数を1回削減できる。 キーワード リンゴ、病害虫、防...
要約 中晩生モモの果肉褐変症は、適正着果(樹冠占有面積1m2当たり15~17果)、適期収穫(果肉硬度2.0kg前後)を行うことで軽減できる。また、果実袋との関係では、白色の一重袋が遮光袋よりやや着色は劣るものの...
要約 不織布容器(側面透水性遮根型不織布、底面貫根型不織布、口径35cm、深さ30cm:培土量17リットル)に台木を植え、数日後に切接ぎし、pF2.6の自動かん水(水量約20mm/回)管理を行えば、20本以上の結果枝を...
果樹等せん定枝堆肥のイチジク株枯病及びナシ等白紋羽病に対する安全性
要約 せん定枝の堆肥化の過程で保菌せん定枝中の株枯病菌は死滅する。また、果樹・街路樹せん定枝堆肥化物は、生せん定枝チップと比較して、園地に施用した場合の白紋羽病発生助長の可能性は低いと考えられる。 ...
要約 粗飼料多給型肥育において、黒毛和種では枝肉重量の増加にともなって赤肉、脂肪量とも同程度の割合で増加するが、日本短角種では脂肪の蓄積が赤肉の増加を上まわっている。また、その程度は部位によって異な...
モモ未熟種子に存在する新規ジベレリンGA122、GA126の同定
要約 モモからジベレリンの新しい生合成経路の存在を示唆する新規なジベレリンの構造を明らかにしGA122, GA126と命名した。 キーワード モモ、ジベレリン 背景・ねらい 草姿は花きの重要な品質要素である。植物の...
要約 硬肉のモモ果実はエチレンに反応して軟化する。またエチレン処理による軟化中は果実自身のエチレン生成が認められず、エチレン処理を中断すると軟化は直ちに停止する。 キーワード モモ、硬肉、日持ち性、エ...
要約 わい化栽培もも台木のゆすらうめは、ひこばえからの節培養によって得られたシュートを二相培養することにより大量増殖ができる。また発根・馴化過程で培地支持体にフロリアライトを用いると発根・馴化率が高...
要約 ウメ根中の物質またはその分解生成物により幼木の養分吸収が妨げられ、生育が阻害されるため、ウメにおいてもこれら物質による生育障害発生の危険性が高い。 背景・ねらい ウメと同じく核果類に属するモモで...
要約 秋季の芽接ぎと次春の切り接ぎにより育成したモモ中間台木苗の葉巻き上がり時期を調査することにより、台木品種・系統のモモに対する接ぎ木親和性の判定を1年余り短縮できる。 キーワード モモ台木、接ぎ木...
モモの管理作業の軽労化と初期収量の増加を図れる一文字形整枝棚栽培
要約 自然な立ち姿による栽培が可能なモモの一文字形整枝棚栽培を考案した。本整枝では開心自然形に比べて管理作業の軽労化が図られるとともに、初期収量が増加する。 キーワード モモ、一文字形、整枝、棚栽培、...
要約 窒素形態によりももの葉面吸収は異なる。尿素態窒素、無機態窒素(アンモニア、硝酸)の吸収は速く、特に尿素態では吸収量が多い。一方、アミノ酸態窒素の吸収は緩やかで、分子量の大きいものほど吸収量は少...
要約 肥大中のモモ果実から単離した細胞壁の合成・代謝に関与する遺伝子のうち、エクスパンシン(pfPpExp2)がモモ果実の肥大盛期に発現する。 キーワード モモ、果実肥大、細胞壁、エクスパンシン、遺伝子 背景・...
要約 収穫時の果皮色が同程度でも果肉硬度は生産者により差があり、樹体内の窒素栄養が富む状態で栽培された果実ほど果肉の軟化が進行している。収穫時、果肉硬度が低い果実は、その後の軟化も早く、日持性が劣る...
要約 近年、静岡県内のもも産地で多発傾向にあるももせん孔細菌病多発園周辺のおうとう、うめ、にわうめに見られるせん孔症状の病原はももせん孔細菌病と同種の菌である。 キーワード おうとう、うめ、にわうめ、...
要約 糖度の高いモモ(清水白桃)園は、土壌の透水係数が高く、土壌硬度が低い。また、土壌の全窒素、可給態窒素含有量が必要以上に多くなると、糖度の低いモモ園の割合が増加する。 背景・ねらい 本県南部地域...
要約 もも樹の凍害は、樹体内の糖含量が少ない幼木期に発生が多く、主幹部の地上60cm以下の南側日射面に発生しやすい。また、早期落葉によって糖含量が減少した樹や主幹部に傷害を受けた樹では凍害発生が助長され...
果実が大きく着色抑制栽培に適するモモ新品種候補「モモ筑波 113 号」
要約 モモ新品種候補「モモ筑波 113 号」は、「う-9」に「C2R19T182」を交雑して育成 した中生系統である。生理落果が少なく、果実は大玉で着色が少なく、食味も比較 的良好なことから着色抑制栽培に適する。 ...
要約 複合交信撹乱剤を使用してリンゴの主要害虫防除を実施する場合、慣行防除体系下でフェロモントラップを用いてモモシンクイガ密度を調査する。年間約100頭以上捕殺される場合を多発園地とし、撹乱剤設置後1~...