要約 豚肉品質を評価するための標準的な湿熱調理モデルを提示する。本モデルを用いることで、豚肉を、より一般的な調理に近い条件で、実験室レベルで再現性良く「煮る」加熱処理を行い、品質を解析することができ...
肥育中期のTDN給与量を調節することで枝肉の皮下脂肪および筋間脂肪割合を抑制できる
要約 黒毛和種去勢牛の肥育において肥育中期のTDN給与量を日本飼養標準におけるDG0.7kgに必要な要求量に調節すると飽食給与した区と比べ、枝肉の「とも」部分において筋間脂肪割合が少なくなる。また、「もも」部...
要約 モモの落蕾症は、カキ殻粉末資材の過剰施用に由来する高pHとマンガン欠乏およびホウ素過剰により発生する。硫酸第一鉄を主成分とするpH降下資材を地表面散布して土壌pHを矯正すると、マンガンの吸収を促...
要約 モモ新品種「夢しずく」は、「ちよひめ」に「八幡白鳳」を交雑し育成した早生品種で、成熟期が「日川白鳳」と「白鳳」の中間である。大玉で糖度が高く、着色も良い。 キーワード モモ、新品種、夢しずく、早...
要約 日本の栽培モモにおける重要な形質である果肉色(白色/黄色)、果実pH(高/低)及び核の粘離性(離核性/粘核性)について遺伝子地図上の位置を同定した。さらに連鎖するDNAマーカーにより各形質を選抜す...
オウトウ、セイヨウナシ果実から抽出したDNAを用いた品種識別
要約 オウトウ、セイヨウナシ果実からDNAを抽出することができる。この果実から単離したDNAと葉から単離したDNAのSSR多型は一致する。従って、流通段階の果実を用いても、品種識別、親子鑑定が可能である。 キー...
要約 モモ果実のペクチンは、カルシウムなどのイオン結合による架橋を構成している可能性は少なく、キシラン、アラビナンなどと複合糖鎖を形成することにより、他の多糖と架橋している。 キーワード モモ、細胞壁...
要約 青森県の「りんご病害虫防除暦」では、夏期(7~8月)、約10日間隔で6回の薬剤散布を行っているが、薬剤の効果的な使用により散布間隔を15日とし、防除回数を1回削減できる。 キーワード リンゴ、病害虫、防...
要約 中晩生モモの果肉褐変症は、適正着果(樹冠占有面積1m2当たり15~17果)、適期収穫(果肉硬度2.0kg前後)を行うことで軽減できる。また、果実袋との関係では、白色の一重袋が遮光袋よりやや着色は劣るものの...
要約 不織布容器(側面透水性遮根型不織布、底面貫根型不織布、口径35cm、深さ30cm:培土量17リットル)に台木を植え、数日後に切接ぎし、pF2.6の自動かん水(水量約20mm/回)管理を行えば、20本以上の結果枝を...
果樹等せん定枝堆肥のイチジク株枯病及びナシ等白紋羽病に対する安全性
要約 せん定枝の堆肥化の過程で保菌せん定枝中の株枯病菌は死滅する。また、果樹・街路樹せん定枝堆肥化物は、生せん定枝チップと比較して、園地に施用した場合の白紋羽病発生助長の可能性は低いと考えられる。 ...
減圧染色法によるイグサの染色に適する食用色素および草木染め色素
要約 減圧染色法を用いて食用色素の青1号、黄色4号および赤色106号でイグサを染めると反応染料より鮮やかに染まる。耐光性と乾燥摩擦堅ろう度は塩基性染料より強い。草木染め色素であるシブキは暗茶色、茜は暗褐...
要約 不織布ポットでモモ1年生苗を2年間育苗した場合、掘り上げ作業が短縮、簡便となり、細根が多く、定植後2年目には結実させることが可能な大苗を育成することができる。 キーワード 改植、根域制限、早期成園...
アザレアの鉢物用新品種、「ダンシングスノー」、「ももか」、「ほほえみ」
要約 鉢物用のアザレア3品種を育成した。「ダンシングスノー」は大輪一重咲きの 白色花で赤紫の絞りが入る。「ももか」はやや大輪一重咲きの濃桃色花。「ほほえみ」は大輪一重咲きの明桃色花。いずれも促成栽培...
モモの連鎖地図統合による新しいセンチュウ抵抗性遺伝子等の情報の獲得
要約 開発した SSR 等のマーカーによってモモの連鎖地図を作成し、欧州の標準地図と統合し比較すると、新しい2つのネコブセンチュウ抵抗性遺伝子の存在と染色体の転座の可能性が認められる。 キーワード モモ、S...
要約 食品から摂取できる主要カロテノイド6種(α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、ルテイン、ゼアキサンチン、リコピン)を中心に、51 品目( 145 点)の果実における含有量の品目間差・品種間...
要約 新しく開発された複合交信攪乱剤(コンフューザーR)は、ハマキムシ類に対する効果が従来の製剤よりも改善され、シンクイムシ類に対しては従来の製剤と同等である。また、キンモンホソガ対応成分が取り除か...
要約 モモのせん定枝をチップにし、樹冠下に表面施用したところ、10aあたりのせん定枝発生量に相当する127kgの施用では、樹体の生育や果実品質に影響はなく、生育障害はみられない。10aあたり1,270kgの施用では...
要約 ウメの結実に大きな影響を及ぼす雄性不稔性はモモやアンズの核型雄性不稔性とは異なり、核遺伝子と細胞質遺伝子の相互の作用によって支配されている核・細胞質型雄性不稔性である。 キーワード ウメ、雄性不...
日本産のモモ、アンズ及びウメ黒星病菌はスモモ果実に病斑を形成しない
要約 日本産のモモ、アンズ及びウメの黒星病菌は同一種であり、モモ、アンズ及びウメ果実には感染するが、スモモ果実には病斑を形成しない。 キーワード 黒星病、核果類、耐病性 背景・ねらい 核果類の黒星病は、...