産業用無人ヘリコプター利用によるかんきつのアブラムシ類、ゴマダラカミキリの薬剤防除
要約 産業用無人ヘリコプターによる高濃度少量散布は、かんきつのアブラムシ類とゴマダラカミキリに対して、高い防除効果が期待でき、特に傾斜地園での省力防除手段として有力である。アブラムシ類に対してはイミ...
要約 スダチは収穫後10℃~20℃の温度下及び光の存在で果皮の脱緑が促進され品質が低下する。高温予措(30℃、18時間)と高ガス透過性袋(トリメチルペンテン系 パック)を組み合わせた貯蔵(5℃)により4か月程度の...
要約 ウンシュウミカンの着果過多樹に満開後20日目頃フィガロンにエスレルを加用して散布することにより、全摘果の省力化が図られる。また、翌年は十分に着花・果して果実生産を行うことができる。 背景・ねらい ...
要約 カンキツ台木実生の主幹に別の台木の樹皮を皮接ぎすると、相対的に樹勢の弱い台木の樹皮を接いだ部分が太くなる。この現象を利用し、カンキツ台木の樹勢調節能を実生の段階で早期評価することが可能である。...
要約 早生温州では樹別あるいは園地別に隔年交互結実栽培を実施することにより、収量が安定し、果実品質が向上するとともに主要管理の作業時間が短くなり省力化が図られる。佐賀県果樹試験場・常緑果樹研究室 背...
要約 ユズ栽培園地に緩効性被覆肥料を地中に埋め込んだ場合や敷きワラの下に施すと、地表面施用よりも肥料成分の溶出量は多くなる。なお、4年間連続施用しても、樹体には慣行の肥料との差は見られない。 背景・...
ウンシュウミカンの新栽培システムによる高品質果実生産と省力化
要約 ヒリュウ中間台、主幹形、畝立てマルチ栽培(無底)、マルチ開閉器、シェードタイベック、自在型スプリンクラー、防草シートの技術を総合的に組み合わせたウンシュウミカンの新栽培システムは、高品質果実生産...
温州ミカンのシートマルチ栽培によるチャノキイロアザミウマの効率的防除法
要約 温州ミカンを6月~11月まで光反射シートによりマルチ栽培すると、チャノキイロアザミウマの被害が軽減できる。なお、激発地帯ではマルチ処理と温州ミカンへの飛来源のイヌマキ防除を組み合わせると効果が高...
カンキツの薬剤防除効果の高いスピードスプレーヤの風量及び薬液量
要約 スピードスプレーヤ(SS)による薬剤散布においては,風量は小さくても散布薬液量を多くしたほうが,風量が大きく散布薬液量が少ない場合より薬液の付着はよく,病害虫の発生も少ない。長崎県果樹試験場・常緑...
要約 抑制トマトの直播栽培法は、慣行のポット育苗による移植栽培法に比べて、播種から定植までの作業時間が半分以下に省力化でき、収量も約20%増加する。この栽培法では、テープシーダーを用いて1粒播きし、出芽...
ポンカンの屋根掛け栽培における被覆肥料を利用した施肥回数の低減
要約 ポンカンの屋根掛け栽培において、被覆肥料(70日タイプ)を利用することにより施肥回数を慣行の年3回から2回に低減できる。鹿児島県果樹試験場・化学研究室 背景・ねらい 現在、果樹産地では担い手の不足や...
「ヒリュウ」台木を用いた高糖系温州みかん「青島温州」の低樹高栽培
要約 高糖系温州みかん「青島温州」の台木としてカラタチの変異系統「ヒリュウ」を用いることにより、慣行の台木であるカラタチと比べて樹高が75%に抑制され、果実品質も向上する。 背景・ねらい カンキツ類の台...
要約 根域制限資材を塗布したポリエチレン製ポットと肥効調節型肥料を利用することによりユズの大苗育苗(2~3年生)が可能となる。また、植え傷みが少なく、本圃定植後の生育も良好となる。 背景・ねらい
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水田転換園における大津4号成木の半樹別交互結実による高品質果実連年生産技術
要約 水田転換園における大津4号成木の連年生産には、樹冠を2分割して毎年交互に結実させる半樹別交互結実が有効である。この方法にシートマルチ被覆を組合わせることにより、高品質化と連年結果性は更に高まる...
要約 「天草」の加温栽培において1月下旬から5月下旬まで加温を行い、8月下旬から12月上旬まで節水灌水を行うと、糖度12以上の果実が収穫できる。さらに、完全着色期にジベレリンを散布するとクラッキングの発...
要約 平坦地における温州ミカンの根域制限栽培で、高糖度果実を生産するには玄武岩質土壌が適している。佐賀県果樹試験場・常緑果樹研究室 背景・ねらい ウンシュウミカン生産の省力化を進める場合、作業性のすぐ...
急傾斜かんきつ園におけるレインガンを用いた防除及び灌水技術 愛媛果試
要約 トラックにレインガンを搭載すると、2m幅の園内道を効率的に利用でき、急傾斜地園の防除の省力化や品種区画毎の灌水が可能である。愛媛県立果樹試験場南予分場 背景・ねらい 傾斜16度以上の急傾斜かんきつ...
要約 樹高2.7~3mの温州ミカン成木樹は、盃状形2本主枝及び盃状形3本主枝に樹形改造することにより、摘果、収穫時間が軽減し、果実品質も均一化する。熊本県農業研究センター・果樹研究所・常緑果樹部 背景・ねら...
要約 水田転換園における高畝栽培には防根シートによる根域制限が必要であり、品種としては樹勢の強いものが好ましい。樹形は双幹並列仕立てが、着果方法は半樹別結実が有効である。 背景・ねらい 水田転換園に...
傾斜地カンキツ園の歩行型防除機とクローラ型運搬車利用による防除、運搬作業の省力化
要約 傾斜地カンキツ園で作業道を整備して、歩行型防除機やクローラ型運搬車を活用すると、防除、運搬作業時間は大幅に短縮され、散布薬液量は手散布に比べ少なくなり、防除効果も問題はない。長崎県果樹試験場・...