要約 軽労化視点を加えた新技術の経済効果の評価法として,労働強度別賃金を用いた労働費の変化で評価する方法を開発した。この方法を傾斜地カンキツ園用に開発された新技術に適用すると,省力化のみの評価方法より...
要約 〔要約〕傾斜地みかん園に対し,夏季から収穫期まで樹冠下のみに多孔質シートをマルチすることにより,土壌温度の上昇を抑制し,潅水後の土壌水分の維持が図られ,ひいては光合成能の増加となり,収量を低下...
カンキツ「不知火」の幼果に発生する果頂部の炭疸病菌による褐変・腐敗
要約 生理落果以降の「不知火」幼果に発生する果頂部の褐変・腐敗さらに落果する症状の原因は炭疸病菌 Colletotrichum gloeosporioides寄生によることが明らかとなった。 背景・ねらい
カンキツ「不知火」...
要約 ミカンキイロアザミウマは園内外の雑草・樹木で世代を経過し、夏季のエノコログサ、メヒシバから移動した個体が着色期のカキ果実に被害を与えていると推定される。防除薬剤としてアセタミプリド水溶剤2000倍...
傾斜地カンキツ作における園内作業道・小型機械導入の経営経済的効果
要約 平均傾斜度25度のカンキツ園地における園内作業道・小型機械の導入は、慣行体系に比較し46.7時間/10a、35%の省力化を可能にする。また、機械償却費、園内作業道償却費、燃料費などが増加するが、大幅な省...
要約 平均傾斜度25度のカンキツ園地における園内作業道・小型機械の導入は,慣行体系に比較し46.7時間/10a,35%の省力化を可能にする。また,機械償却費,園内作業道償却費,燃料費などが増加するが,大幅な省力化によ...
要約 〔要約〕3列植え密植園(2×3m植え)に対し,中1列の樹を縮伐すると1年目は減収するものの,2年目はかえって増収する。間伐した場合も同様で,1年目の減収は3割と大きいが,2年目には樹冠拡大が優...
要約 ニチニチソウのカンキツグリーニング病罹病葉中肋の篩部組織から得た病原菌の部分純化標品を家兎に5回注射して抗血清を得た。これに、病徴発現したカンキツ葉からおよそ同様に調製した試料 (中肋重量の40倍...
要約 カンキツ潮風被害樹における改植基準は、被災直後の落葉率で90%以上である。被災直後の摘果は、樹体の早期回復に有効である。 背景・ねらい 潮風による被害の程度が著しく、回復が望めない樹では改植を...
ウンシュウミカンからのβ−クリプトキサンチンを生成する酵素遺伝子の単離
要約 β-カロテン以上の健康増進効果が期待されるβ-クリプトキサンチンの合成酵素(β-カロテンヒドロキシラ-ゼ)遺伝子を世界で初めて単離した。この遺伝子を用いて農作物のカロテノイド組成を改変できる可能...
要約 歩行形汎用作業車は,荷台が昇降するクローラ式の運搬台車に風筒式防除装置,肥料散布装置,あおりをそれぞれ装着し,傾斜地カンキツ園における防除・施肥・運搬・高所作業の軽労・省力化を図ることができる...
温州みかんの棚仕立て隔年片側交互結実法による管理作業時間の短縮
要約 〔要約〕1列植えで樹形を柵仕立てにしている温州みかん(杉山温州)に対し隔年に樹冠の片側だけ結実させ,残り反対側は強剪定・全摘果剤散布という栽培法を取り入れることにより,果実品質は大差なく,収量...
要約 温州萎縮ウイルスの全ゲノムの塩基配列を決定し、遺伝子構造を解明した。遺伝子構造はコモウイルス属やネポウイルス属と共通する部分もあったが、5'末端の類似タンパク質や3'末端側の非翻訳領域などの構造が...
要約 Chromomycin A3(CMA)と4'-6-diamidino-2-phenylindole (DAPI)を用いた蛍光分染により、カンキツ属、カラタチ属、キンカン属において、相互に識別可能となるマ-カ-バンドが得られた。これにより、染色体地...
要約 代表的なカンキツ10品種についてRLGS解析を行い,枝変りや珠心胚実生の過程で変異したと思われる品種間差を示すスポットを見出した。また,体細胞変異の発生メカニズムを解明する糸口になると考えられる,品...
写真地図利用による園内作業道整備に伴うかんきつ園地及び樹体の把握手法
要約 本手法は傾斜地カンキツ園の園内道や樹体などの分布状況を,写真地図から園地利用分類図を作成し,表示・計測する方法である。園地傾斜が7゜~29゜の傾斜地園では,作業道の面積は約20%,樹冠は37%~52%を占める...
要約 〔要約〕青島温州の台木として,トロイヤシトレンジは品質並びに収量の面から優れている。トロイヤシトレンジと比べてUSDA,クライダー,ポメロイ台ではより高収量となるが,果汁の糖度は低下する。大葉...
食味良好でオレンジ香のあるカンキツ新品種候補「カンキツ口之津20号」
要約 カンキツ新品種候補「カンキツ口之津20号」は、「清見」に「トロビタ」オレンジを交雑し、育成したタンゴールである。肉質が柔軟・多汁でオレンジ香があり、減酸しやすい食味良好な少核品種である。成熟期は...
要約 自在型スプリンクラーによる防除効果を上げるためには、開心自然形を縦開窓樹形に改造するのが有効である。また、この樹形改造によって果実の均質化と摘果、収穫作業の効率化が図られる。 背景・ねらい 2...
要約 開発した堆肥散布装置は、歩行型運搬車に搭載して、傾斜地果樹園に設置した幅1m程度の園内作業道を走行しながら堆肥を側方散布できる。本装置は、完熟堆肥だけではなく未熟堆肥も、粉砕しながら機体側方に1....