要約 カンキツ樹脂病菌はカンキツ黒点病菌と対峙培養すると有性世代を形成する。また、両菌のrDNA ITS領域のRFLPパターンが一致する。このことから、カンキツ樹脂病の病原菌はカンキツ黒点病の病原と同一のDiapor...
要約 「不知火」は1月下旬から5月下旬まで加温栽培を行うと、11月下旬には糖度13以上、クエン酸1g/100ml以下の果実が収穫でき、常温庫内で約2週間予措すると果実品質が向上する。 キーワード 不知火、11月下旬、...
要約 早春に収穫される「カラ」を、パイプハウスを利用して保温性のある寒冷紗で10月から収穫期まで被覆することによって、果実品質に影響することなく、す上がり果の発生を軽減し、冬期の落葉も軽減できる。 背...
要約 ブドウの倍数性は、フローサイトメーターで相対DNA 量を測定することによって簡易に判定できる。 背景・ねらい
大粒ブドウの新品種育成に対する要望は非常に大きいが、交雑親の主流となる四倍体品種は巨...
タイ国でのカンキツトリステザウイルス (CTV)弱毒系統の収集
要約 タイ国ではカンキツトリステザウイルス( CTV)の検定植物であるライムが経済栽培され、自然の高温により弱毒化されていると推測されたので、各地のカンキツ園のライムの新葉の病徴がvein clearing 及び軽微...
要約 カンキツトリステザウイルス(CTV)に対する弱毒ウイルスを2株選抜した。この2株は、CTVに感受性の高いユズや2種の栽培品種において、生育阻害や病徴発現が認められず、幼苗割り接ぎ法による強制接種試験で...
ユズに発生したLachnum abnormeによる幹腐病 徳島果試
要約 徳島県の山間部でユズの枝幹部がすり鉢状にくぼみ、木質部まで腐り込む凹陥性幹腐症が発生した。病原菌はLachnum abnorme (Mot.)Haines&Dumontである。病名を「ユズ幹腐病(みきぐされびょう)」と命名...
11. カンキツ成分の前駆脂肪細胞分化促進作用及び糖尿病マウスにおける血糖低下作用
要約 カンキツ特有の配糖体成分であるヘスペリジン、ナリンジンや、そのアグリコンは前駆脂肪細胞の脂肪細胞への分化促進作用を示す。糖尿病マウスにナリンゲニンを投与すると血糖の低下など症状の改善が見られ...
要約 「不知火」の加温ハウス栽培では、着果量を樹冠容積1立方メートル当たり14果内外とすることで、果実の大きさが3L~4L果主体となり、細根活性が高く樹勢が維持でき、翌年の着花(果)も良好で安定生産できる...
イチジクのクワカミキリの加害様相とペルメトリン・エアゾ−ル剤による防除
要約 イチジクのクワカミキリは結果枝に産卵し、結果枝から主枝部へ食入孔を造りながら移動する。9月下旬に、ペルメトリン・エアゾール剤を幼虫生息部の食入孔へ噴射注入は、高い防除効果が得られ、処理時間も短...
カンキツのリモニンの苦味をなくするグルコース転移酵素遺伝子の単離
要約 カンキツのリモニンの苦味消失に関与するリモニン:UDP-グルコース転移酵素遺伝子cDNA クローンを、成熟期の「宮川早生」から単離した。この遺伝子を利用することで、カンキツのリモノイドグルコシド含量を...
要約 夏秋季のエチクロゼート3回散布、冬季のジベレリン生合成阻害剤2回散布は、ともにウンシュウミカン及びポンカンの花芽形成を促進し、翌春の着花数を増加する。エチクロゼートとジベレリン生合成阻害剤の重...
加温ハウス栽培されたカンキツ「不知火」における酸含量の減少の要因
要約 加温ハウス栽培「不知火」において、酸含量の減少が遅い園はハウス栽培の温州ミカンに高接ぎされた園で、有効土層は比較的浅く、細根重は小さく、ビニル被覆期間中のかん水量が少ない。鹿児島県果樹試験場・...
カンキツ成分の前駆脂肪細胞分化促進作用及び糖尿病マウスにおける血糖低下作用
要約 カンキツ特有の配糖体成分であるヘスペリジン、ナリンジンや、そのアグリコンは前駆脂肪細胞の脂肪細胞への分化促進作用を示す。糖尿病マウスにナリンゲニンを投与すると血糖の低下など症状の改善が見られる...
要約 ケルセチンやカテキン、シアニジン等二つ以上の隣り合った水酸基を持つフラボノイドはラジカル消去能に優れている。この隣り合った水酸基に糖が結合した配糖体では、ラジカル消去が著しく低下する。 背景...
傾斜地カンキツ園の歩行型防除機とクローラ型運搬車利用による防除、運搬作業の省力化
要約 傾斜地カンキツ園で作業道を整備して、歩行型防除機やクローラ型運搬車を活用すると、防除、運搬作業時間は大幅に短縮され、散布薬液量は手散布に比べ少なくなり、防除効果も問題はない。長崎県果樹試験場・...
要約 温州萎縮ウイルスの全ゲノムの塩基配列を決定し、遺伝子構造を解明した。遺伝子構造はコモウイルス属やネポウイルス属と共通する部分もあったが、5'末端の類似タンパク質や3'末端側の非翻訳領域などの構造が...
要約 Chromomycin A3(CMA)と4'-6-diamidino-2-phenylindole (DAPI)を用いた蛍光分染により、カンキツ属、カラタチ属、キンカン属において、相互に識別可能となるマ-カ-バンドが得られた。これにより、染色体地...
要約 代表的なカンキツ10品種についてRLGS解析を行い,枝変りや珠心胚実生の過程で変異したと思われる品種間差を示すスポットを見出した。また,体細胞変異の発生メカニズムを解明する糸口になると考えられる,品...
写真地図利用による園内作業道整備に伴うかんきつ園地及び樹体の把握手法
要約 本手法は傾斜地カンキツ園の園内道や樹体などの分布状況を,写真地図から園地利用分類図を作成し,表示・計測する方法である。園地傾斜が7゜~29゜の傾斜地園では,作業道の面積は約20%,樹冠は37%~52%を占める...