大規模温暖地水田作経営における長ネギの機械化栽培体系の導入効果
要約 大規模温暖地水田作経営における長ネギ栽培に、機械化による規模拡大および複数品種の栽培による出荷期間の延長を組み合わせた機械化栽培体系を導入することで、長ネギ部門の労働生産性が向上し、労働報酬の...
東北地方北部におけるセット球を用いたタマネギ初冬どり新作型に適した栽培条件
要約 東北地方北部において、タマネギ極早生品種のセット球を8月12日頃に定植することにより、暖地のセット球を利用した慣行作型に比べて1ヶ月程度早い11月に生食用タマネギを収穫することができる。被覆マルチの...
要約 有機農業に取り組む生産者等が活用できる、麦作適期除草技術を導入した暖地水田二毛作体系、生物的土壌消毒を導入したホウレンソウ施設栽培体系、不織布浮きがけ法を導入した高冷地露地レタス栽培体系等をわ...
要約 水田畦畔では年2~3回、隣接する刈払いを伴う斜面草地では年2回の刈払い管理が植物の種多様性を高める。それ以下でも以上でも種多様性は低下する。この結果は日本型直接支払の根拠や二次的自然の適正管理に...
要約 東北および北陸地域におけるタマネギの春まき夏どり作型の開発により、これら地域での生産性が慣行の秋まき作型より向上し、端境期出荷も可能となる。公表した栽培マニュアルから、適品種選定等栽培技術情報...
テラス承水路等の導入による大規模傾斜畑圃場における土壌流出抑制
要約 水田作業用の畦塗り機、溝掘り機、バーチカルハローなどの営農機械を利用したテラス承水路や集水路などの設置は、大規模傾斜畑圃場からの土壌流出を抑制し、畑地保全や環境保全に寄与する キーワード 大規模...
ダイコン‐サツマイモ畦連続使用有機栽培体系の収益性及び環境負荷の評価
要約 南九州畑作経営において収益性と環境負荷を評価できる営農計画モデルを構築し、ダイコン‐サツマイモ畦連続使用有機栽培体系の導入効果を評価すると、農業所得は向上し、経営レベルでの農薬使用量、エネルギ...
衛星データと水田区画データを用いた荒廃農地調査の踏査対象田の選別手法
要約 多時期の衛星データと水田区画データを用いて荒廃している可能性のある水田を抽出し、それを荒廃農地調査における踏査対象田とする手法である。本手法により踏査対象田を事前に選別すれば、すべての水田を踏...
要約 雇用確保を図る集落営農では、機械化を通じた省力化・生産性向上が可能な野菜作導入による収益性向上と併せて、省力化により組織関与が低下した構成員の組織参加が可能となる分業体制の採用が重要である。 ...
重粘土FOEAS圃場でのネギ・ブロッコリー栽培における水位制御の効果
要約 重粘土FOEAS圃場では、地下水位を定常的に畝面下-30cm程度に設定する制御によるネギ・ブロッコリーの生育促進効果は小さいが、夏季の土壌乾燥時の定植直後など、一時的に地表付近まで給水することによる生育...
畑土壌中リン酸の不振とう水抽出法に基づく施設キュウリのリン酸減肥
要約 不振とう水抽出法によって土壌から1.00 mg P2O5 / 100g風乾細土を超える水溶性リン酸が抽出される施設キュウリ栽培圃場においては、基肥無リン酸栽培が可能である。 キーワード 施設...
アーバスキュラー菌根菌宿主跡のダイズ栽培ではリン酸施肥を3割削減できる
要約 北海道でダイズを栽培する場合、アーバスキュラー菌根菌の宿主植物栽培跡地ではリン酸施肥を現行基準から3割削減可能である。この技術はダイズ収量水準が標準レベルの場合に適用できる。 キーワード アーバ...
要約 ハクサンハタザオを用いた植物浄化により、Cdを含有する畑地土壌では4作で5~7割のCdが除去される。また、実験的に得られる土壌Cd含有量と植物体Cd濃度の関係式に基づく算定手法により、栽培回数による土壌C...
アスパラガス連作圃場の継続的高土壌水分状態と株の生育不良が相関する
要約 アスパラガスの連作露地圃場において、降雨後に土壌が乾きにくく、テンシオメーターによるモニタリングで圃場容水量以上に湿潤状態が継続するところでは、アスパラガスの生育が悪く立枯れ症状などの被害が生...
淡色黒ボク土における地下水位制御がタマネギの生育に及ぼす影響
要約 淡色黒ボク土における秋まきタマネギ栽培で地下水位を-30cmまたは-40cmで制御すると、平年降水量25%相当の地表灌水条件下であっても、地下水位を制御せず平年降水量相当を地表灌水する場合と同等の球重が確...
レタスビッグベイン病抵抗性の年末年始どりレタス新品種「ウインターパワー」
要約 レタスの新品種「ウインターパワー」は既存品種「ロジック」と比べてレタスビッグベイン病抵抗性が強く、収量、品質ともに優れる。10月上旬から中旬に定植する年末年始どりに適している。 キーワード レタス...
耕うん同時畝立て局所施肥マルチ作業機による秋どりブロッコリーの減肥栽培
要約 秋どりブロッコリー作において、耕うん同時畝立て局所施肥マルチ作業機で速効性肥料と緩効性肥料を施用し白黒ダブルマルチすることにより、無マルチ全層施肥の慣行に比べて除草剤散布および追肥作業を省力し...
TMRセンターを核とする飼料イネ、焼酎粕濃縮液等の調製・利用システム
要約 飼料イネ、焼酎粕濃縮液等をTMRセンターで発酵TMRに調製し、乳用牛や肉用牛に給与して飼料自給率を向上するシステムである。TDN自給率は泌乳牛で26ポイント、肥育牛(仕上げ期)で40ポイント以上向上できる。 ...
香川県の河川河口部の全窒素濃度を流域の土地利用から推定するモデルの開発
要約 香川県の河川河口部の全窒素濃度を、流域内の水田・畑・森林・都市の4つの土地利用の面積割合のみを用いて予測する、簡易モデルを開発した。このモデルを用いた予測値は実測値をよく再現した。 キーワード ...
日射制御型拍動自動灌水装置の利用による露地夏秋ピーマンの減化学肥料栽培
要約 露地夏秋ピーマン栽培に日射制御型拍動自動灌水装置による点滴灌水同時施肥法を適用すると、畝間灌水・追肥による慣行栽培と比較して、窒素施肥量を30%削減して収量を11~24%増加できる。秀品率が増加し、肥...