おとり植物を用いた土壌中のジャガイモモップトップウイルスの定量評価法
要約 土壌懸濁液の10倍段階希釈液中でおとり植物のミニトマトを3週間栽培後、各希釈段階におけるミニトマト根部からのジャガイモモップトップウイルス(PMTV)の検出数から、最確値法により土壌中のPMTV汚染程度を...
土壌くん蒸効果を向上させ現場ニーズに応えるガスバリアー性フィルム
要約 土壌くん蒸消毒時用いられる作物栽培用の農ポリと同等の性状で、かつ生産現場のニーズに応じたガスバリアー機能を付与した新規フィルムを用いること...
食感・形状の定量的評価法を用いた多様なキュウリの果実品質の特徴付け
要約 キュウリ果実の食感をクリスプネスインデックスやフラクタル次元解析、形状を楕円フーリエ法・主成分分析によって定量的に評価することで、世界の多...
畑土壌中リン酸の不振とう水抽出法に基づく施設キュウリのリン酸減肥
要約 不振とう水抽出法によって土壌から1.00 mg P2O5 / 100g風乾細土を超える水溶性リン酸が抽出される施設キュウリ栽培圃場においては、基肥無リン酸栽培が可能である。 キーワード 施設...
ハイパースペクトルリモートセンシングによる作物特性評価法とその水稲生育診断・収穫管理への応用
要約 ハイパースペクトルリモートセンシングによって植物の生理生態・生育情報を広域かつ迅速に評価するための汎用的解析法を確立し、水稲の施肥診断に重要な群落窒素含有量および収穫管理に重要な玄米タンパク含...
要約 トマト切断シュートを、Tomato yellow leaf curl virus(TYLCV)の感染性クローンを保持したアグロバクテリウムの菌懸濁液中に浸漬・減圧処理することで、簡易かつ確実にTYLCVを接種できる。接種漏れ...
トマト台木品種LS-89の青枯病抵抗性関連遺伝子の網羅的探索
要約 トマト台木品種LS-89の茎部では青枯病菌の感染に伴い140以上の抵抗性関連遺伝子が発現する。高発現したグルカナーゼ、リグニン合成等の遺伝子は他の抵抗性品種でも同様に発現する。本解析データは台木品種の...
要約 ガラス室内で主茎を生育させた穂ばらみ期のイネ葉鞘に、液体培養で得たイネ稲こうじ病菌の分生子懸濁液を注射接種し、発病した病粒数を調査し、基準品種と比較することで、品種の抵抗性程度を評価できる。 ...
要約 好熱嫌気性細菌由来のセルロソームとβグルコシダーゼの組み合わせで、セルロース分解能を飛躍的に向上できる。本酵素の組み合わせによりアンモニア処理稲わらを91%の高効率で分解でき、世界のバイオマス分解...
要約 ニラの収穫後に起きる遺伝子発現の変化を明らかにして、貯蔵に伴って発現が特徴的に変動する遺伝子を特定し、RT-PCRで半定量的に検出することにより、ニラの収穫後の鮮度評価を行うことができる。 キーワー...
紫サツマイモのORAC値は高く、DPPHラジカル消去活性と高い正の相関を示す
要約 紫サツマイモ「アヤムラサキ」「ムラサキマサリ」「アケムラサキ」は他の肉色(白、黄、橙)のサツマイモ品種と比較して、ORAC値が約10倍高い。紫サツマイモのORAC値はDPPHラジカル消去活性と高い正の相関を示...
応力曲線の解析に基づくキュウリ果実の客観的かつ定量的な食感評価法
要約 応力曲線のフラクタル解析やパワースペクトル解析などに基づくキュウリ果実の新たな食感評価法により、キュウリ果実の食感(歯触り)を客観的かつ定量的に評価できる。 キーワード キュウリ、食感、フラクタル...
要約 アーバスキュラー菌根菌のリン供給活性の指標物質となるポリリン酸の定量法について、ポリリン酸キナーゼを用いる方法は測定感度に優れ、ポリリン酸エキソポリフォスファターゼを用いる方法は短鎖ポリリン酸...
要約 キャベツの葉の葉脈に対し平行及び垂直方向への引っ張り破壊試験結果を主成分分析することにより、カットキャベツの力学的特徴を示すことができる。カット用キャベツの新しい適性評価法として活用する。 ...
要約 プラントボックス法を用いた堆肥品質判定は、堆肥の水抽出液を満たした部分からレタス根の伸長阻害が見られなくなるまでの距離を指標として判定可能である。 キーワード 堆肥、品質評価、プラントボックス ...
要約 家畜ふん堆肥の窒素肥効の遅速を含む迅速な評価手法を開発し、簡易化・マニュアル化するとともに、分析結果に基づき施肥量を試算する施肥設計システムを構築した。これにより家畜ふん堆肥の施用当作の窒素肥...
北海道農耕地における硝酸性窒素による地下水の汚染リスクと軽減対策
要約 地下水の潜在的汚染リスクは地下水面の深さや不飽和層の性質等から評価可能で、汚染源の特定にはヘキサダイアグラムと窒素安定同位体比の併用が有効である。農耕地での汚染軽減策としては耕盤層破砕による根...
要約 新たに導入が予想される外来植物やワイルドフラワー約600種の雑草性リスクを、FAO雑草リスク評価式を改良し、寄与の低い寄生性など3項目を除外し、寄与の高い他感作用を加えた10因子で計算した結果、ツノア...
要約 市販のフラットベッドスキャナを利用し、小麦種子横断面の胚乳色相を測定するシステムを新規開発した。これにより製粉による小麦粉色相の劣化要因を除外し胚乳自体の色相を効率的に測定できるとともに、小麦...
アスパラガス伏せ込み促成栽培における株周測定を利用した養成畑生育の評価法
要約 アスパラガス伏せ込み促成栽培で、養成畑における地上部の生育量は、株周の長さを測定することにより簡便に把握できる。多収で太茎割合が高くなりやすい根株を得るためには、養成畑における10月下旬の株周が...