バレイショと根菜類の輪作体系における緑肥ソルガムの鋤込み効果
要約 春バレイショとニンジンまたはダイコンの輪作におけるソルガムの作付・生鋤込みは、ニンジン、ダイコン良品収量を向上させる。また、バレイショのそうか病は、厩肥施用に比較して増加しない。ソルガムの播種...
要約 イネとソルガムゲノム間の構造類似性(シンテニー)をイネDNAマーカーを用いて調べた結果、ソルガムゲノム全体の約70%がイネゲノムと共通であり、特にイネ第1染色体とソルガムG染色体には、広範囲にわたっ...
小型ロールベーラを利用する子実兼用型ソルガムの栽培およびサイレージ調製技術 徳島畜試
要約 小型ロールベールに適した子実兼用型ソルガムは、播種量を6kg/10aとして茎の細化・軟化を図り、草丈200cm以下で刈り取る。サイレージ調製は原料草を中水分に予乾することにより、良質なサイレージを調整でき...
播種期幅が広く、早播きで多収なサイレージ用ソルガム新品種「東山交20号」
要約 ソルガムF1品種「東山交20号」は、初期生育に優れ、早播~標準栽培で多収を示す極早生品種である。晩播に伴って出穂期まで日数が短縮する特性を持つため、播種期幅が広い。寒冷地等のソルガム栽培の限界...
要約 湛水耐性の強い草種は、表層根や根中空隙を発達させる能力や、低酸素下で好気的呼吸を維持する能力にすぐれる。この特性は、湛水下でのエタノール生成の抑制や根の活力維持に貢献している。 背景・ねらい 飼...
要約 ウド栽培予定の夏期休閑地に、ヒエを緑肥作物として導入すると、雑草抑制効果が高いうえに、後作ウドの生育も優れる。また、ウドの連作障害の主要因であるウド萎凋病の病原菌密度低減にも有効である。 背景...
小型ロールベーラを利用するスーダン型ソルガムの栽培およびサイレージ調製技術 愛媛畜試
要約 スーダン型ソルガムは、播種量を8kg/10aとし、草丈150~200cmで刈り取ることにより、小型ロールベールに適した草姿となる。サイレージ原料は、中水分で調製することにより良質サイレージを調製できる。高水...
高消化性遺伝子"bmr-18"および"bm"によるソルガム茎葉部の消化性改良効果
要約 近赤外分光分析法を用い、高消化性遺伝子"bmr-18"および"bm"のソルガム茎葉部の消化性改良効果について、異なる素材で導入効果を検討した結果、bmr-18遺伝子はいずれの素材でも、主に構造性物質の消化性の向...
要約 ソルガム類において、茎が乾性の遺伝形質を持つ子実型及び兼用型の品種群は硝酸態窒素濃度が低くなる特性を備えている。これら品種群の窒素多施用条件下における出穂後35日目の硝酸態窒素濃度は平均で0.2%程...
要約 「天高」の乾物生産性と「風立」の耐倒伏性を利用した安定多収栽培技術として、両品種を"10:90"の割合で混播栽培すると、「風立」対比で乾物収量が16%増加し、優れた耐倒伏性を示す。 背景・ねらい 温暖地...
寒天を使用した「サンドイッチ法」による植物の葉から出る他感物質の検定
要約 植物の葉からリーチングする物質による他感作用を特異的に検定する手法として,葉を0.5%の寒天に包埋してその上に検定植物を播種する方法を開発し,「サンドイッチ法」と名付けた。本法を用いて他感作用の...
ソルガム−ライコムギ作付体系における液状きゅう肥の土中還元容量
要約 高収量とされるソルガム-ライコムギ体系において液状きゅう肥を土中施用し,作物への影響並びに環境への影響を調べ、施用基準策定のための基礎資料を得た。液状きゅう肥の土中還元容量は1作当たり窒素とし...
要約 高消化性遺伝子&bmr-18&を保有する「JN43」(ジェイエヌヨンジュウサン)は、育成地では&中生の早&で、茎葉の消化性、初期生育および採種性に優れた自殖系統である。サイレージ用ソルガムのF1品種の花粉...
サツマイモネコブセンチュウのトマト抵抗性品種打破系統の出現と新対抗植物
要約 サツマイモネコブセンチュウのトマト抵抗性品種打破系統が道内2か所の加温栽培ハウスで確認された。これらのハウスでは抵抗性品種の栽培頻度が高かった。新対抗植物として、ソルガム「SS701」及びギニアグ...
要約 高消化性遺伝子&bmr&を導入したソルガムF1品種「葉月」(旧系統名「東山交21号」)を育成した。本品種は、茎葉部の消化性、耐倒伏性に優れ、密植栽培によるロールベールサイレージ利用も可能である。寒冷...
舎飼い環境下のニホンジカの飼料消化性と維持・増体に要するTDN量の推定
要約 ニホンジカを舎飼い環境下で飼養した結果、冬期間は成長期であっても増体は期待できず、また増体する春~秋においても飼料中の繊維消化率はメン羊より低かった。一方、この増体時期において増体量に応じたTD...
舎飼い環境下のニホンジカの飼料消化性と維持・増体に要するTDN量の推定
要約 ニホンジカを舎飼い環境下で飼養した場合,冬期間は成長期であっても増体は期待できず,また増体する春~秋においても飼料中の繊維消化率はメン羊より低い。一方,この増体時期において増体量に応じたTDN...
要約 暖地型マメ科作物数種の特性を比較した結果、ファーゼイビーン、ラブラブビーン、グリーンリーフは収量性、品質に優れ、機械刈りでの収穫ロスの小さい有望種である。また、ラブラブビーンとセスバニアは、ソ...
要約 作成したソルガム類のサンプルセットを用いた近赤外分析のキャリブレーション(校正)である。粗蛋白質、繊維成分、乾物消失率などについて実用的な推定精度がある。 背景・ねらい 飼料成分を簡易・迅速に調...
ナイロンバッグ法による飼料用ソルガム茎葉部の乾物消失率の変異
要約 子実型~兼用型ソルガムおよびスーダングラスの茎葉部のナイロンバッグ法による乾物消失率は60.8~87.4%の変異を示した。乾物消失率を構成する水溶性物質は21.5~60.0%、同じく構造性物質の消失量は19.2~57...